「なんかノリで感動させられた」君の名は。 Kさんの映画レビュー(感想・評価)
なんかノリで感動させられた
ジブリ以外のアニメ映画はブレイブストーリー以降見ていなかったのですがこれだけ大ヒットしているということでどうしても気になって見に行ってきました。なぜこれだけヒットしているのかということわ考えたのですが、それはおそらくもう一度見たい、と鑑賞後に思う人が多いからではないでしょうか。ただそのもう一度見たいと思う理由はすごく面白いからではなく、ストーリーがやや複雑かつ矛盾していて、あともう一回見れば理解できそうと思わせるからです。からだが入れ替わるという設定や隕石が落ちて街が崩壊する前に街の人たちを救おうという設定はアニメや漫画にありがちな設定で理解できるのですが、入れ替わっていたのは3年前の女の子と現在の男の子だったというのは非常に頭の中がはてなでいっぱいになりました。この映画が面白くなっている核の部分でもあるのですが、この設定により生じているたくさんの矛盾を音楽と話のスピード感で無理やり押し切られている感じがしました。 ただ実写の映画と違ってアニメーション映画ではリアリティーや話の辻褄が多少合わなくてもそれがアニメーションの良さであると思っているので、総合的には楽しめました。話の矛盾がきになってしまった人が多いようですが、それは僕のように普段アニメを見ない人が大ヒットという言葉に惹かれて見に行き、普段見ている実写映画と比較したからでしょう。
いい映画だとは思いますが、アカデミー賞取るのは厳しいかもしれないですね。ディズニーのズートピアと比べてアメリカ人の心に響くかと言われたらそれは微妙だからです。
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