「宮水家の入れ替わりのトリガーについて」君の名は。 タケツナさんの映画レビュー(感想・評価)
宮水家の入れ替わりのトリガーについて
三葉が祭りで口噛み酒を作った日の晩に入れ替わりがスタートしたから多分口噛み酒を作ったら入れ替わりスタートなんじゃないかと。
口噛み酒って作中で結構重要だったし。
でもそれだったら四葉はどうなんだろう?
土神酒を作った17歳以上ってのが条件かな。
あと今までの入れ替わりを使った作品のように簡単なものではなく日本の神話、田舎の慣習、タイムトラベル、など色んな要素が盛り込まれている。
あとネットでは一部の人が入れ替わりは婿探しのためって書いてるけど作中ではそんなこと一言も言われてないし、アナザーサイドでは一葉が二葉の婿探ししてたから。
まあ結局外から来た三葉の父と結婚するんだけどね。
御都合主義やら時間のズレぐらい二人ともわかるでしょとか言ってる人いるけど多分大抵の人は映画で夢を見たいから観るのであって映画で現実を見せられてもあまり面白くないと思う。高校生なんかは今を生きるって感じだったから入れ替わりでウキウキしてる二人が冷静に周りを観察することなんてできないだろう。ただ自分も瀧が三葉の手にすきだって書いたのはすぐ気づくでしょ!って思った。
あとどうしても気になってしまう事が三葉と瀧が片割れ時が終わったあとなぜ急に記憶が消えていったのか。
三葉は数分ぐらい覚えてたっぽいけど瀧なんかすぐ忘れてた。
ネットではお婆ちゃんの言ってた「あの世から戻るには大切な物を神様にあげなきゃいけない」ってことで大切な物=お互いの今までの記憶かも知れないし片割れ時に組紐を返しちゃったから三年前三葉が瀧に会いに行ったのがないことになったとか色んな説があった。でも三葉は瀧のことを少しは覚えてないとなぜ彗星が落ちることをわかっいてなぜ避難指示をできたかってなるからな〜。
でも監督は辻褄を合わせるのが目的で映画を作ったのではないって言ってたからこの作品は分からないところは自分たちで考えてっていう作品なのかもしれない。
できたら公式のスピンオフで二葉の入れ替わりや糸森の過去を書いて欲しいな。
色々モヤモヤするけど最後の三葉と瀧が出会った後どうなるんやろうってモヤモヤさせたのはすごくよかったと思う。