「なんとも言えない温かな気持ちになりました」君の名は。 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
なんとも言えない温かな気持ちになりました
予告を見た時から気になっていて、やっと見ることができました。公開から1か月もたつ田舎のレイトショーなのに、ほぼ満席でびっくりです!おそらくリピーターが多いのでしょう。それも、実際に見てうなづけました。確かにもう一度見てみたいと思える作品でした。
序盤は、よくある入れ替わり設定で、ほほえましい日常がのんびり過ぎていく感じでした。しかし、ある事実が判明したとたん一気に展開し、そこからは綿密に敷かれた伏線が次々と回収され、スクリーンに釘付けでした。ラストではなんとも言えない温かな気持ちになりました。ただ、ちょっと頭の整理が追いつかないところがありましたけど…。
あと、特筆すべきは映像の美しさです。大小のビルが所狭しと並ぶ都会、色鮮やかな山の樹々、丁寧に織り込まれた組紐、空を流れる彗星など、すべてが緻密に描かれています。加えて、その場の空気までも感じさせるような光の描写。リアルというより、ただただ美しいです!これだけでも見る価値があると思います。ぜひ劇場で見ることをおすすめします。
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