「やっと見れた!そして、最高だった!」君の名は。 TAMSONZさんの映画レビュー(感想・評価)
やっと見れた!そして、最高だった!
2/19の月曜日に有給を取り朝イチの上映を見て、見終わってから、いても立ってもいられずに、次の上映のチケットを買っていました。
今までの新海監督の作品とは少し違い、とても明確なハッピーエンドであったと思います。
帰ってから色々と新海監督のインタビューなどを見たのですが、
『面白く楽しいエンターテイメントにしたい』
『ちょっと分からないと思われない作品にしたい』
この想いが貫かれていたと思います。
ここからはネタバレ注意
この作品の肝の遠い距離、遠い時間、そして生と死を考えると、今までの新海監督作品の集大成なんだなぁと感じます。
一周目を見た後に、時の隔たりを感じるヒントがどこかにないか気になり、2周目を見ていましたが、
お互いの持つおそらくアイフォーンと思われる機種の違いや
カレンダーの日付と曜日にずれがあったり
といろんなところにヒントがありました。出てくる列車や建物も違いがあるのかもしれないですね。
そして、一番気になったのが、2周目で最後に感じたことで、
ラストで『君の名前は……』と二人が声を合わせて言葉をつむいだ後にエンドロールに入るのですが、このあと、二人はお互いの名前を呼びあえたのではないかと…
隕石落下の日のカタワレ時、御神体のところで、二人の時間が通じますが、その後に名前を忘れてしまい
瀧は『名前は!?』
三葉は『君の名前は!?』
と、ここでは明らかに疑問形で叫びます。
でも、ラストの『君の名前は……』はイントネーションが疑問形ではなく、普通に聞こえるのです。
この作品の、英題は
『your name』
「what's your name」
ではないです。
そして邦題は
『君の名は。』
と「。」で終わり言い切っています。
とても気になり、昨日出勤前に本屋により、小説を読んだのですが(角川文庫版が売り切れていて、角川つばさ文庫版でしたが…、)、
文字に起こされたそれは、
前者は『君の、名前は?』で、
後者は『君の、名前は、』
となっていました。「、」で終わっていて、その後に言葉が続くような終わり方でした。
完全に私の希望ですが、そうならとても素敵だなと感じました。
小説では、本編で触れきれていないところが文字になっており、ぜひ読み込みたく、出来れば、アナザーストーリーも読んでみたいと思いました。
お金と時間があったら、また劇場に行きたいですね