「入れ替わりラブコメから過去改編SFへ。」君の名は。 mimiccuさんの映画レビュー(感想・評価)
入れ替わりラブコメから過去改編SFへ。
終わって第一の感想は「面白い!けどあ~‼惜しいなあー」だった。話のテンションと自分の気持ちの盛り上がりが合わなかった。
岐阜の山々に囲まれたでっかい湖がある糸守村の女子高生と東京の男子高生瀧が急に週に2、3度入れ替わる。しかし村は2年前に隕石によって滅んでいた‼これによって同時代から時空がズレ、村の謎を解きつつ隕石衝突を食い止めるミッションに挑む。
さるぼぼ、組糸、方言、口噛み酒の儀式↔バイトのホール、新宿駅、バイトの先輩奥寺
RADWIMPSはオープニングからエンディングまで、まま新海らしくPVになりがちだったがそんなには気にならなかったが、クライマックスの場面だけはずっとバックに流れてて「これあってんのか?」と思った。
入れ替わった二人の交流の仕方がノートに記す、体に書くのは今までだが、スマホのカレンダーアプリにその日の出来事を書くのが2016年現在っぽさが出てた。
山の上で黄昏時にふたりが時空を越えて出会う場面は、ベタだがストレートにロマンチックで感動した。
隕石が墜落するまでのタイムリミットの間に住民を説得して避難できるのかハラハラしてんのに、三葉が途中から瀧の声が聞こえてうろうろしだすので「えっ、衝突は回避できたの?もう大丈夫なのか…いや、そうでもないらしいぞ、…あ落ちた、え、落ちたぞ!」とどっち付かずのまま話が進んでしまい、まあ後になって危機は回避できたのが明かされるのだが、観客としては感情の持っていきようがなかった。
やっぱ劇場で見るときは5列目以前で視界が画面一杯にした方がいいと再認識。
終わったあとヤンキーのカップルの会話、男「実写で泣いたことないけどアニメだからかなぁ、初めて泣いたわー」女「あぁ‥そう?話は良かったけどね」と温度差の感想。