「これは君達の映画だ。」君の名は。 ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
これは君達の映画だ。
クリックして本文を読む
この映画は清々しく素晴らしい。
しかし、それは二人のすれ違う恋愛模様や美しい背景や彗星のかけらが村に墜落するスペクタクルのところではない。
ラストの階段でのあの場面、すべてを忘れたはずの瀧と三葉は互いに尋ねあうあの場面こそが清々しく素晴らしいのだ。
それは「勇気こそがとても大事なこと」なのだと語っているから。
はっきり言えばこれは「映画の嘘」 だ。
しかし「素敵な嘘」だとも言える。
そしてそんな嘘を照れずに真正面から描いたのは「とても良い」事だ。
そうゆう意味では、これは若い人のための映画だとも言える。若い人や自分に若さを感じている人にこそ身に染みるほどの感動が襲われるだろう。
自分にはそれを感じるには年をとり過ぎたのが残念だと思う。これはそうゆう映画でもある。
コメントする