「久しぶりに興奮できる映画」君の名は。 kouhei1813さんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに興奮できる映画
SFでもありファンタジーでもあり恋愛ものでもある本作は、最後は恋愛に力点が置かれ、時空改変・タイムパラドックスの問題は取っ払って、映画「秒速5センチメートル」の結末をやっと見ることが出来た思いだ。映像の出だしはジブリ的なものであったが、終盤は新海監督の特徴であるハイライトが生かされた光の映像が美しかった。映画を観終わってどこかしらから分からないなどの声が聞かれたが、この映画はSFリテラシー及び新海映画の歴史リテラシーもいるかもしれない。いずれにしても映画を観てこう言う種類の興奮を覚えたのは大林監督の「転校生」以来かもしれない。日本のアニメ界も、もう宮崎駿がいなくても大丈夫だ。
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