「80年代ネタ探し!」X-MEN:アポカリプス snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
80年代ネタ探し!
まずは時代設定が1983年とゆー事で、80年代に青春を過ごしてきた自分としてはビビビッと反応せずにはいられないポイントがたまらない。
覚えてる限り挙げるならば、83年発売のメタリカのデビューアルバム「キルエムオール」収録の「フォーホースメン」がエンジェルの出演シーンでかっちょよく流れる!
次にクイックシルバーの自宅のテレビからナイトライダーのテーマが流れてる!
そのクイックシルバーが恵まれし子らの学園の登場シーンではユーリズミックスの「スウィートドリームス」にのせてミュータント達を華麗なるパフォーマンスで救出する。
そしてナイトクローラーにいたってはマイケルジャクソンがスリラーのPVで着用していたジャケットを着ており、彼の登場シーンのたびにもうニヤニヤせずにはいられない!
そしてミュータントの数人が観に行った映画がこれまた83年公開のスターウォーズジェダイの復讐だという、もうたまらねーって感じだった。
マカヴォイ&ファスベンダーの前2作はそれぞれの時代のアメリカの政治情勢をうまくストーリーにまぶしてきていたが、今作では80年代の音楽やカルチャーを取り入れていたあたりがよかった。全体的に真面目一直線で行きそうな展開を楽しく和らげるいいエッセンスになっていた。
とまぁ80年代ノスタルジーに浸りまくりだったが、全体的にはこれまでのX-MENの集大成的な盛り上がりを見せ、一応全作品を見てきた自分としては、それまでの想いがつのり、クライマックスでは何度か目頭熱くなってしまうほどだった。
やはりX-MENシリーズの最大の魅力はチームプレイにつきる!今回はこの魅力が十分に出ていたのではなかろーか。
個人的にはそれほどX-MENの熱狂的なファンというわけでは無かったが、そんな自分でもなかなか楽しめたなと。
本シリーズを初見の方はちょっとついていけないかと思う。もはやマーベルもの(しいてはDCものもだが...)は、さすがに予備知識なしではキツい部分が難点だが、自分のよーな過去の作品を見てきた人や80年代に青春を過ごして来た人にはたまらない作品であることは間違いない!