「これぞブライアン・シンガークオリティ!」X-MEN:アポカリプス ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞブライアン・シンガークオリティ!
ブライアン・シンガーは本当にダメ。いつまでも『ユージュアル・サスペクツ』『フューチャー&パスト』の二発屋(後者はマシュー・ヴォーンが『ファースト・ジェネレーション』で作った貯金に助けられてもいる)としてテキトーにやってください。まあ二発あれば十分か
文句は色々あるけど一番は「クライマックスが結局ジーン・グレイの覚醒待ち」ということ。最強の潜在能力を持つ者が能力を覚醒させたら最後!…みたいな描写って勝負のロジックが無くて本当に退屈。それだとハリー・ポッターと一緒ですよ。そう考えるとアポカリプスとヴォルデモートは感じが似てるな
映画版X-MENはジーン・グレイという飛び道具的なキャラクターを扱いきれてないと思う。彼女のせいでパワーバランスがめちゃくちゃになるんよな。そうなると本作と『ファイナル・ディシジョン』のように「ジーンが(を)どうする?」をクライマックスに設定する作劇にならざるを得んわな
そもそもX-MENシリーズって『ファースト・ジェネレーション』『フューチャー&パスト』以外は駄作なんよな。成功した2作の共通点は何か?それはジーン・グレイが主要キャラクターとして登場しないこと!結論は「ブライアン・シンガーにはジーン・グレイを扱いきる手腕が無い」ということやな
ブレット・ラトナー然り
もうX-MENはやめたらいいと思う。ブライアン・シンガーが監督する限り駄作しか生まれんよ
結末にも納得いかん。ミュータント達がアポカリプスを倒して社会に受け入れられましたとさめでたしめでたし…とはならんだろ!それをするならアポカリプスが脅威として社会に広く認知されていく様を描クベキ。あれだと単純にミュータント同士の内ゲバ。映画版『ウォッチメン』と同じ誤ちを犯している
冒頭のクーデターもなあ…あの岩はあのピラミッドを壊すためだけの岩なの?とかもう最初から最後まで気持ちよく鑑賞できんのよな。『フューチャー&パスト』で忘れていたがこれぞブライアン・シンガークオリティ!
ヒーロー映画なのに人助けのシーンは皆無やしな(一応あることはあるけどミュータントがミュータントを助けるというもの)。これが本当に一番ダメ。ブライアン・シンガーはミュータントに寄り添い過ぎて「ヒーローとは何か」ということを忘れてしまっているんじゃないの?
『X-MEN:アポカリプス』洋画では今年ワースト
誰に毒されたか知らないけど的外れもいいとこすぎ笑笑
そもそもXーMenを昔のスーパーマンみたいなヒーローと同じと認識してる時点で何もこのシリーズの本質を理解出来ていません
それは過去のXーMen、XーMen2を見ればわかると思いますよ?
あなた様が絶賛してるフューチャー&パストでも同様にね