「悪ノリ?」ヘイル、シーザー! U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
悪ノリ?
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のっけからコメディ色満載で、本作は始まる。
なるほど、仕掛けが満載である。
当時を思わすメークも映像の質感もすこぶる良い。
ただ…内容がどうでもいい。
彼等なりの内部告発なのかと思う。
実際どうなのかは知らないが、映画を産業にまで押し上げ維持してきたのは、スタッフだと。
と、そうはブチまけても俳優へのリスペクトは忘れていない。見事なタップダンスを披露するし、ロープアクションはお手の物だし、脚本を熟知してるスタッフまで息を呑む空気と演技を醸し出す。そういう逸材たちなのだと。
本編には、台詞を喋れない主演男優が登場し、それをあの手この手で、違和感なく作品にのっけた名監督が登場したりするエピソードも盛り込んである。
素材とそれを料理する料理人の存在だ。
共産主義者の言い分はもっともではあるし、それすらも飲み込めとぶちまける気概にも共感できる。
まあ、チョコチョコ笑いはしたので、コメディとしては成り立ってるのだと思う。
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