ぼくのおじさんのレビュー・感想・評価
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松田龍平だから醸し出すことが出来た絶妙な「おじさん」
山下敦弘のメガホン、松田龍平主演作。北杜夫が自身をモデルに書いたロングセラー小説が原作。
小学生のぼく=春山雪男と、大学で臨時講師として哲学を教えている居候の「おじさん」のコントラストは特別珍しいものではないのだが、これを松田が演じると全く異次元の魅力を放つから不思議だ。
真木よう子扮するエリーに一目ぼれし、会いたい一心でハワイにまで行くわけだが、おじさんのポンコツ具合に失笑を禁じ得ない。松田は演じること以外、特に欲がないようなパブリックイメージが定着しているが、今作の不器用なおじさん役は、まさに適役といえるのではないだろうか。
おじさんは兄や兄嫁(寺島しのぶ)や叔母(キムラ緑子)に しょっちゅう生活態度について叱られている。 個人的には、 映画の中でいちばんおもしろいのはその部分です。
動画配信で映画「ぼくのおじさん」を見た。
2016年製作/110分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2016年11月3日
松田龍平
大西利空
真木よう子
戸次重幸
戸田恵梨香
宮藤官九郎
寺島しのぶ
キムラ緑子
銀粉蝶
原作は北杜夫の小説。
小学5年生の雪男はおじさん(松田龍平)のことを
作文に書いている。
おじさんは兄(宮藤官九郎)の家に居候している。
おじさんは大学で哲学を教えている非常勤講師である。
映画の前半ではおじさんがいかに変な人なのか描かれる。
おじさんは兄や兄嫁(寺島しのぶ)や叔母(キムラ緑子)に
しょっちゅう生活態度について叱られている。
個人的には、
映画の中でいちばんおもしろいのはその部分です。
雪男はおじさんのことを書いた作文がコンテストで入賞し、
副賞のハワイ旅行におじさんと一緒に行くことになった。
おじさんはお見合いをしたエリー(真木よう子)とハワイで再会した。
ハワイにはエリーの元彼(戸次重幸)が現れる。
そこで事件は起こる。
気楽に見られるライトなコメディです。
満足度は3点満点で5点☆☆☆です。
淡々と
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松田は兄夫婦の家に居候し、週1で大学の哲学の非常勤講師をしている。
ぐうたらな駄目男だが、独特なので甥の少年が宿題の作文に書く。
そして追い出すために兄嫁が持ち出した見合い相手の真木に一目ぼれ。
真木はハワイでコーヒー園を経営していて、やがて帰国。
松田はハワイが当たる缶ビールを買いあさり、また空き缶を拾いまくり応募。
しかし外れて落胆したところ、少年の作文が入選してハワイ旅行が当たる。
こうして共にハワイに行くと、近所の菓子屋の若旦那と遭遇。
若旦那は真木の元彼で、ヨリを戻すために来ていたのだった。
最初は自分が結婚したくて敵対していた松田だったが、
若旦那が真木のために密かに力を尽くしていたことを明らかにし、敗北。
少年は叔父を少し見直すが、でも相変わらずダメダメな叔父だった。
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通称「ぼくおじ」。
劇場で見た。劇場は基本アクションと決めてるが、いいのが無かったため。
松田がトボけた感じでハマってたが、ダメダメ過ぎる。
まあ何ということのない映画だったが、割と笑い声は聞こえてた。
ぼくの相棒、ダメおじさんはつらいよ
父、母、長男、長女の4人家族宅に居候している風変りな父の弟(松田龍平)が主人公。哲学者であり、大学の非常勤講師をしている彼の不可思議な日常が、甥である長男・雪男(大西利空)の視点で、雪男のナレーションで、面白可笑しく綴られていく。
雪男と叔父の関係が面白い。ダメ男である叔父を軽蔑しているように見える雪男だが、叔父の事を作文に書いたりして叔父への愛も感じられる。二人の会話にも友人同士のような親近感がある。歳は離れているが相棒みたいな関係が垣間見える。
さらに、本作は、設定、ストーリー展開が私の大好きな喜劇映画“男はつらいよ”を彷彿させるものがある。“おじさんはつらいよ”と名付けたいような趣がある。特に、“男はつらいよ”と同様に、決して笑いを無理強いすることはせず、主人公の真剣さ、真面目さで笑いを取るのは日本喜劇映画の王道であり、真骨頂である。
両作に違いがあるのは、主人公のキャラである。“男はつらいよ”が元気な日本を背景にした多弁でパワフルな主人公だったのに対して、本作は、バブル崩壊、リーマンショック後の成熟した日本を背景にした無口でマイペースな主人公である。まさしく、映画は時代を映す鏡である。
本作の前半では、大事件は起きず、漫画、お土産、散歩、などの日常的出来事が、丁寧に描かれている。何事にも哲学を持ち出す主人公の風変わりな真剣さ真面目さが、抱腹絶倒ではないが、素直に可笑しい。松田龍平が、浮世離れして、フワフワとして掴まえ所のないダメ男である主人公を巧みに演じている。
そんな主人公も、気乗りのしなかった見合いで、見合い相手であるエリー(真木よう子)に一目惚れしてしまう。そして、甥のナイスアシストでエリーが住むハワイ行くことになる。ハワイで起きる珍騒動の数々、エリーの為に一生懸命に尽くす姿、恋敵とのやり取り等でも、主人公は至って真面目であり、その姿に自然に笑える。マドンナ役の真木よう子は、美しさばかりではなく、従来にないフレンドリーな感じで、主人公が一目惚れするのも納得の女性を好演。
失恋で終わるラストは予想通りだったが、後味の良い笑いに包まれた作品だった。何やら、本作で終わりそうもないエンドロールだったので、続編に期待したい。
前半は”ぼくのおじさん”、後半の主役はエリー
前半はそれなりに面白かった。
学校で家族についての作文を書く宿題が出たゆきお。ゆきおが題材に選んだのは居候のおじさん。
作文っぽく語られるおじさんの生態は面白い。
後半、ハワイに行ってからはかなり退屈。
“ぼくのおじさん”に興味があるのから観たのであって、エリーにはそんなに興味がない。
それをエリーの元恋人やコーヒー農園まで彼女の人生を掘り下げて、そのせいでおじさんの出番も減って、とにかく退屈。
出番は少ないけれど、辛辣でまとを得た発言をするゆきおの妹が良かった。
それと、コーヒーの収穫の大変さがちょっと分かった。
ほのぼのコメディーの傑作
初鑑賞
2016年の作品
原作未読
原作はどくとるマンボウの北杜夫
原作は1972年発表の作品でおじさんのモデルは北杜夫自身
北が大学で無給助手をしていた頃が元になっている
この映画はそれを現代風にアレンジしている
監督は『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』『マイ・バック・ページ』『苦役列車』『もらとりあむタマ子』『味園ユニバース』『ハード・コア』の山下敦弘
脚本は『探偵はBARにいる』の須藤泰司
松田龍平の当たり役
松田龍平の代表作
タイトルのぼくのおじさんといえば寅さんシリーズを思い出すが直接の関係は多分ない
でもなんかそれを彷彿させなくもない
おじさんは大学の先生らしいが本編を観ると最初のうちは無職にしか見えない
先生と言っても臨時のためか仕事がない
普段は暇なので家でゴロゴロしている
それでも収入はあるはずだがケチなのか読みたい漫画雑誌を買うお金も甥とワリカン(しかも三分の一)
休日に甥と外出する際は義理の姉にお小遣いをもらう
一応インテリの端くれのためか見栄っ張りで屁理屈ばかり捏ねているダメダメなおじさんだが雪男にはわりと慕われているようだ
前半日本
後半はハワイ
春山雪男は人選を迷った挙句おじさんのことを作文に書くわけだがその形で話が進む
春山家では猫(ニャム)を飼っているが語り部は猫でなく甥の雪男
その作文が高く評価されハワイ旅行が当たる
作文の副賞で雪男は保護者のおじさんと一緒に渡米し帰国した稲葉エリーのハワイの自宅にお世話になる
恋敵の春山もエリーを追いかけハワイにやって来た
おじさんの恋の行方は
雪男の妹も利発だ
そういう系統なんだろう
動物園のナマケモノの喩えは秀逸
和菓子店の行列の最後尾にいたおじさんだけが試食のお菓子を食べられないくだりは好き
舞台がハワイになるとまあ当然だが字幕スーパーばかりになる
おじさんは文系のインテリだが英語は少ししか喋られない
こういうエンディングテーマ好き
エンドロールのあとおまけあり
続編まだ?もう無理か
定男の弟で居候している哲学者(大学の臨時講師)のおじさんに松田龍平
小学校四年生のぼく(春山雪男)に大西利空
雪男の妹・春山恵子に小菅汐梨
雪男の母・春山節子に寺島しのぶ
雪男の父・春山定男に宮藤官九郎
雪男のクラスの担任を務めるみのり先生に戸田恵梨香
雪男の母の姉で画廊を経営しているお節介焼きで口うるさい智子おばさんにキムラ緑子
皇室御用達・老舗の和菓子店社長でエリーの元フィアンセ青木伸介に戸次重幸
キャシーの娘で写真家の稲葉エリーに真木よう子
実家がハワイのコーヒー農園を営む日系アメリカ人の稲葉キャシーに銀粉蝶
身内を作文に書くとたとえ真実でもヘタなことは書けない
あさりちゃんの作文もコンクールで入選したがネタにされた母と姉は激怒し主人公が追いかけ回される定番のオチになっている
映画comの気に食わないレビューなら削除すれば済むことだが公開された作文はそうはいかない
若気の至りで出演したAVみたいなもので無かったことにするのは困難だ
絶妙なイジリはユーモアに繋がるが誹謗中傷という点では際どいので兎角人の世は住みにくい
つまらない
山下敦弘はオフビートの笑いから不意に顔を出すシビアでシニカルな凄みが魅力だと知らぬ製作者が、松田龍平 のタイプキャストそのままに撮らせた両名最下位作。
藤子不二雄的居候に正しく絡む妹の居る家から魅力微妙なヒロインのハワイに転調する愚。
ホントに困った人だけど、みんな、ぼくのおじさんが大好きです。
2020年5月31日
映画 #ぼくのおじさん (2016年)鑑賞
原作は1962年頃に書かれた作品を映画化してあるんだけど、設定を現代にきちんと変えているので違和感はなかったな
コロナ時代にはいい感じ
モデルは作者の #北杜夫 らしい
脇が、#寺島しのぶ、#宮藤官九郎、#キムラ緑子、#戸田恵梨香 と意外と豪華
ゆるゆる
今のギスギスした日本に絶対必要なおじさん!だってコスパや損得や勝ちとか負けとか、イケてるとかイケてないとかそんな事ばかり考えているから、ちょっとした事で落ち込んだり他人を攻撃したりするんじゃないかな?しかも哲学者なんて非生産的で資本主義に逆行してるみたいでいいじゃないですか。だらしない大人だから、子供達もしっかりするし、ちょっとした事でも「おじさんがいるから」と凹まなくなる。ゆるゆるおじさんは、社会の緩衝材になってるのです。
ハワイに行きたくなる
どうしてもハワイに行きたくなったおじさん(松田)は、ハワイ旅行が当たる清涼飲料水の応募券を懸命に集めたが、結局ははずれ。しかし、雪男が書いた作文が全国大会で入選してハワイ旅行を当ててしまったのだ。雪男とおじさんはハワイ旅行に行き、エリーと再会するが、契約がとれず農園経営がピンチになったことを知る。そして、偶然出会った老舗和菓子店の社長と出会い・・・
万年床と積み上げた本。ろくに働きもしないが、週一度非常勤講師として大学で哲学を教えている。金もないのでケチくさい。運動もダメ。哲学っぽい屁理屈ばかりこねている男。エリーにキスされて倒れてしまうし、コーヒー農園の体験労働でも倒れてしまう体力のなさ。それが松田龍平にぴったりの役。
続編があれば、小学校の先生(戸田恵梨香)と進展があるかもしれないw
真木よう子の髪形とキャラが変。家猫登場
ハワイにきてひっつめたらしっくり。
戸田恵梨香細っ!
ハワイロケしたの?
真珠湾攻撃の話になるとは。
ハワイ島にも行く。
日の出が拝める。
コナコーヒーと和菓子
ハワイは三毛猫、日本は白猫
これでいいのだ!
サクッと夕日で終わって気持ちいい
夏に見たかった
Kona Hotel協力
エンドロールの後にも1シーンあり
好みじゃない。
ユキオは可愛かったけれど、他はわたしの好みではない。
飽きてしまって、途中でこれを書いている。
癒し系映画なのかと思いきや、
ここまで人間離れしていると現実味がないというか、
共感できる部分がないというか。
出演者は豪華だし、原作も面白いという噂なのに勿体ない。
そうだ!キムラ緑子さんと戸田恵梨香さんは素晴らしかった\(^^)/
ああいうのが現実味があるということなのでは、、
ありえないセリフの言い回し
それがこの映画の世界観を作っている。子供らしくない子供がなんともかわいい。こんな奴が居候してたら誰もがうざがるだろう。追い出すだろう。でもそうはしない。この人だから。ゆきお、これからもおじさんをよろしくね。
山下
ハワイの農園に行ってからが、やたらかったるい。あと2,30分縮めて、100分におさめらたらよかったのに。
ハッパギャグは良い感じだし、松田、子供達の北杜夫チックなセリフとセリフ回しが違和感なくハマってるのはちょっと新しい。
全65件中、1~20件目を表示