劇場公開日 2016年7月1日

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ブルックリンのレビュー・感想・評価

全143件中、101~120件目を表示

5.0美しく汚れなき物語

2016年7月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

想像していたものとかなり違っていた印象。これほどまでに映像に魅せられるとは─。
ノスタルジックを漂わせつつ色彩豊かで煌びやか。単に郷愁というものの力に頼ることなく、しっかりと今と未来をつむぎ逢わせている確固とした映像に、終始感服の涙を催す。
構図、色彩、脚本とサウンド、あらゆる要素が見事に溶け合い、笑いと感動を誘い出す。
展開されてる話は、確かに汚れなき奇麗事で、現実世界を装ったファンタジーでしかない。それでも、これを単なるアメリカ賛美の映画と捨て去るにはあまりにももったいないくらいに、素晴らしい結晶がそこにある。美しいものをいつまでも眺めていたいという願望と等しく、この映画も繰り返し眺めていたいと思ってしまった。
ストーリーを追ってしまう映画というものは、とかく一度見てしまえばあとは見なくてもいいと思ってしまうものなのだが、映像と音がしっかりした映画であれば、ストーリー関係なく何度でも見たいと思うわけで、この映画においてもその範疇に入っている。
田舎者が都会で生き抜く話であり、男女の恋愛を描いたにすぎないわけで、星の数ほどに描かれてきた題材。しかも、結局は男を選んで他のものを捨てたというツッコミどころもある訳なのだが、それでもこの美しい映像は非常に心にしみこんでくる。
特に音楽がアイリッシュ的調子からいつの間にかアメリカ的に変わっているという演出と、対象と背景との色彩コントラストには恐れ入った。
シンプルにこんな映画をつくりあげてしまうアメリカというのは、恐ろしく、かなわないと思ってしまう。

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SH

2.5ずるい女

2016年7月21日
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忘れていました。
「つぐない」の時も、まだ若かりしシアーシャ・ローナン演じるブライオニーの小悪魔ぶりに翻弄されましたが、今回もか…という感じ。
計算高い女を演じさせたら天下一品。観後感が何とも悪い映画でした。

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CS

4.0共感できました。

2016年7月21日
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鑑賞方法:映画館

1950年代のアイルランドとニューヨークの雰囲気がとても素敵で、全体的に映像の色使いがオシャレで引き込まれました。

優しい姉の愛情に後押しされて、自らの将来のために一大決心してニューヨークの大都会ブルックリンに行くエイリッシュ。

初めはとても頼りない田舎の女の子なのに、都会に揉まれ逞しくなっていく姿に元気をもらいました。
そして、恋をして綺麗になっていくエイリッシュがとても可愛らしかったです。

ラスト、アイルランドの彼が何だかかわいそうで……女ってズルいな〜なんて思いましたが、とても共感出来たし、前向きになれた作品でした。

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Mi-chan

4.0恋愛しても良いと思える

2016年7月19日
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鑑賞方法:映画館
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うさまる

4.0旅立つ

2016年7月19日
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鑑賞方法:映画館

生まれ育った町を出て、新しい出会いをし新しい経験をする中で成長するのは、誰もが経験することだと思う。全うに生きよう。

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なつこ

4.0故郷を離れる気持ちは世界共通

2016年7月19日
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鑑賞方法:映画館

1950年代、アイルランドの小さな町に住むエイリシュ(シアーシャ・ローナン)という一人の女性が初めて親元を離れ、初めて異国の地で働き、初めて恋をする。彼女のラブロマンスが大半を占める本作だが、時代背景に付随したアイルランドの小さな町で暮らしている若者の将来を案じた渡米という冒頭の出来事に関しては、恋愛とはかけ離れた社会的問題が露わになる。
母国を去り異国の地で第二の人生をスタート・・・。現代の日本で将来の選択肢が幾程ある若い世代と重ねるとイメージしにくいかもしれないが、単純に上京してくる時の自分自身と重ねるだけでも本作の魅力を存分に味わえる。
では、一方は国から国の横断、もう一方は国内の上京と根本的なスタートが違う中でどこに魅力を感じてくるのか。それは彼女がブルックリンで生活をスタートさせてからジワジワ感じてくる。友人も知り合いもゼロに等しい右も左も分からない世界で挫折し、這い上がり、自立する力を得ていく。ついには恋人までつくり、いつのまにか異国の地に染まっている彼女が生き生きとスクリーンに映えている。これらは時代背景や世代問わず世界共通で感じることのできる本作最大の魅力であるだろう。
1950年代、アイルランドとアメリカでは少なからず差別的な批判があったであろうと思われるが、その描写はほとんど描かれていない。だが実際にアメリカへ入国する際の厳しい検査等の少ない描写で差別的な要素はあったであろうと予想ができる。これも面白いところであえて見せない描写が彼女の精神的強さを物語っている。自分自身と重ねて見れるところもあれば、見習うべき強さも兼ね備えている才色兼備の女性だ。
彼女の恋愛パートは後半にたっぷり待っているが、ここはラブロマンス王道路線まっしぐらというぐらい陳腐な物語。だが、ブルックリンに染まった彼女が母国へ帰るシーンがあるが、ここで友人達と出会った時の立ち振る舞いや映え方は本作で一番美しい彼女を見れるシーンかもしれない。「アイルランド=緑」という代名詞が陰ながら強調されている本作で、母国の色とブルックリンの流行りの色を取り入れた鮮やかな服に身を包む彼女は自然と突出している存在となっている。

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森泉涼一

4.5素晴らしい

2016年7月17日
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鑑賞方法:映画館

I recommend this movie!

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陸恵

4.5ひたすら泣く。北の国から、か。

2016年7月17日
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鑑賞方法:映画館

序盤から涙。この映画の良さはむ「普遍性」としか言いようがない。
上京物語の普遍性。子供みたいな世間知らずの女の子が海を渡る。ホームシックにかかる。解毒剤はあれしかない。そして花開く。。
帰省中の出来事は、きっとそうなんだろうなという流れだけども、おそらくこれがあることで、共感から離れる幼い観客もいるだろうけども、それが人生、ではないか。このビターさが人生だと思うよ。

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ONI

3.5意外にドキドキ

2016年7月17日
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鑑賞方法:映画館

ほのぼのとした映画と思いきや、主人公がどちらの国を選ぶのかハラハラする映画であった。

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hanataro2

5.0今年ベスト級の面白さ!

2016年7月16日
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鑑賞方法:映画館

ニューヨーク=都会で働く、アイルランド=田舎の少女、エイリッシュ。職場でのぎこちなさとか、孤独に涙する場面は、切なくて胸が痛くなる。
自分の居場所はどこなのか。自分を受け入れてくれる場所は、自分が受け入れられル場所は。
イタリア系男性との出会い。あまりにも痛ましい悲劇。悩み、苦しみながらも下す決断。
女子寮生活の丁寧な描写、苦しい時代を支え合いながら生きている人々の日常、それでいて説明的になりすぎない映像表現。
ああ、なんていい映画なんだろうか。
心からお薦めします。

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とみしゅう

4.0夢を羽ばたいて

2016年7月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

実は私も*十年前に渡米し、あの頃の自分と重なり、あの主人公の気持ちが痛いほどわかり、最後は泣いてしまったほどでした。内心見ていて、あのままアイルランドに残ってしまうのでは?と。しかしエイリッシュは賢い。私には出来なかった事をこの映画の中で彼女が実現した。母国語が英語だったら、もっと違う人生になっていたかも・・と複雑な気持ちです。コニーアイランドとかドジャース、懐かしいばかりです。こんなに自分自身に近い映画は初めてでした。

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yamayuri

4.0終始背中を押してくれた姉の静かな愛

2016年7月14日
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everglaze

3.5気持ち分かる~

2016年7月11日
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幸せ

泣ける

仕事を求め、幸せになることを夢見て小さな田舎町から大都会のしかも異国へ移住した乙女心、分かる~(笑)

お母さんとお姉さんが本当に素晴らしい!

エリッシュ、いい人に出逢えて良かったね。
これからも幸せで居てね。と、願わずにはいられない映画でした。

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rukese

3.5田舎娘の成長物語

2016年7月10日
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泣ける

楽しい

幸せ

家族を思いながらも故郷を離れて人との繋がりを通じて成長して行く物語。
成長し過ぎて嫌な女になりかけるけれど、嫌な人間をみて踏みとどまる。
何がある訳ではないけれど、楽しく切なく暖かく良い作品だった。

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Bacchus

4.5新天地に一人渡る女性の心の機微に共感できる

2016年7月10日
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泣ける

楽しい

日比谷シャンテで、シアーシャ・ローナン主演「ブルックリン」を観た。1950年代初め、故郷アイルランドから新天地アメリカ、ニューヨークに一人渡る若い女性の青春の物語だ。
昔の移民の話のように感じるが、僕の母よりも若い世代の女性の物語だ。
時代も状況も違うだろうけれど、地方から上京した若い女性は、この主人公の生き方、その想いや判断や行動に、特に共感するところが多いと思う。素敵な作品だ。

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mango happy

4.5ふたつの故郷

2016年7月10日
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男の人が背広を着ることで仕事モードに切り替えるとしたら、女の人は紅を引くときに、身が引き締まる思いがするような気がする。あくまでも私のイメージだけれども。アイルランドに住むエイリシュは故郷を離れて、アメリカ ニューヨーク ブルックリンへの移住を決意する。
クラシカルで洗練された衣装と、心地良い音楽が印象的だった。透き通ったブルーの瞳のシアーシャローナン。笑ったり、涙したり、繊細な感情の変化を丁寧に表現していた。仕事、勉強、恋愛。様々な困難に苦しめられ、涙する彼女を見ていたらこちらまで泣いてしまった。
ニューヨーク、アイルランド両方の海のシーンの美しさが印象的だった。
住み慣れた故郷を離れて異国の地で暮らすこと。その苦労と喜びが伝わってきた。

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かな

5.0さわやなで爽快

2016年7月9日
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ストーリーには納得はいかない部分も幾分か感じたけれど、それを帳消しにする素晴らしさが。知的で楽しい人達の描写ときれいな画面で綴られていました。アイルランドの色使いは昔から大好き。親への想いは大きいのだけれど個人の意志を貫いた先に幸せがあることを願います。

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レザーバングル

3.5故郷の母と新天地と

2016年7月8日
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マッターホルン

4.0七夕

2016年7月7日
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に合う作品でした。

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かん

3.0悪い見方になっちゃうかも・・・?

2016年7月7日
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一寸,地味で真面目な子が、姉のお陰で都会に出た所までは当たり障りの無い,何の変哲も無いストーリー展開かと思いきや否や、悪く言っちゃうが,イタリア人と婚約しといて,家族をダシに故郷に戻った所で、別の男に気を持たせた一寸したアバズレ女をシアーシャ・ローナンが演じちゃっていない?という見方もあるように思っちゃったのは俺だけ・・・❓

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サクちゃん