「よく考えられたセリフ」恋妻家宮本 エンドルフィンさんの映画レビュー(感想・評価)
よく考えられたセリフ
映画『恋妻家宮本』見てきました。お話は、ファミレスのメニューも決められない優柔不断な男、宮本陽平が、妻の書いた離婚届を見つけたことに端を発するドタバタ喜劇です。予想どおりの結末も、甘くなりすぎず、よく考えられたセリフが印象的です。
ただ一番印象に残ったのは、陽平の教え子の厳格すぎる祖母に向かって言う言葉です。
「"正しい"と"正しい"がぶつかり合えば、ときには戦争にもなるが、"優しさ"と"優しさ"が、ぶつかり合ってもより大きな優しさになるだけだ」というセリフです。世界の為政者に聞かせたいですね。
阿部寛も天海祐希も、お馴染みの役どころだけに、うまいものです。吉田拓郎の「私は今日まで生きてきました
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