SPY TIME スパイ・タイムのレビュー・感想・評価
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始まりと終わりがきれいに繋がる。
加工機(?)に悪党のひとりを突っ込んで、足だけ見えてる状態のときに、息子が空気を読まずに部屋に入ってくるシーンをネットで見かけて、借りてみました。
父親役の人がいい感じに抜けててよい◎笑
あと、息子のヘタレ具合も、最高です。
あんまり金かけてない感がするけど、そんなチープさもコメディ要素にとれる。ホットファズを思い出しました笑 ノリとテンポが少し似ていて、いいです。
最初と最後の繋がり方が爽快です。
伏線の丁寧な回収が、余計に似てると思わせたのかも。
スパイ大作映画をまじめにおちょくった感じ
派手なオープニングテーマ、激しいアクション、人質に取られるヒロイン、次々発覚する裏切り(笑)、時限爆弾等々、スパイ映画にありがちな要素を上手く使っておちょくった感じ。
お父さんかっこいい。ある意味キングスマンに似てるかもしれない。
あとこの監督絶対ファーゴ好きだろ! と思った。
ツッコミは無用。ハチャメチャで痛快なスパイ・アクション!!
【賛否両論チェック】
賛:ぶっ飛んだスパイの父親と、突然事実を知らされて巻き込まれた息子の奮闘が、コミカルな描写が満載で描かれていくのが痛快。何も考えずに楽しめる。
否:設定や展開はかなり荒唐無稽で、ツッコミ始めるとキリがない。
ずっとただのソーセージ農家だと思っていた父親が、実は凄腕のスパイで、密かに息子にも、遊びや体罰の中でその技術を伝授していたという、まさに「ツッコまずに観るべき映画」です(笑)。ただ、凄腕なのにどこかぶっ飛んでいて、助けてくれた一家のジュースに自白剤を入れてみたり、余裕の表情で屋上から飛び降りたら、失敗して車に激突したり、どこまでも憎めない父親でもあります(笑)。
一方、そんな父親に翻弄されながらも、大切な人を守るために奮闘する主人公の姿もまた、コミカルかつ痛快に描かれていきます。
とにかく何も考えずに、スカッとストレス発散したい時に、オススメの作品です。
ちなみに、本作と同じように平凡な主人公がスパイに覚醒する作品としては、最近では「エージェント・ウルトラ」なんかがありますね。
喜活劇・西班牙式親子鷹諜報員の面白さ
ベテラン・スパイのアナクレト(イマノル・アリアス)は、永年の敵バスケス(カルロス・アレセス)を砂漠の刑務所から都市部の刑務所への移送中に逃してしまう。
逃亡したバスケスはアナクレトのみならず、彼の息子アドルフォ(キム・グティエレス)ともども抹殺してやると付け狙うのであった・・・というハナシで、息子が自動車免許もなく、争いごとといえば真っ先に逃げ出す頼りない奴という設定。
そんな頼りなさから、彼女のカティア(アレクサンドラ・ヒメネス)に逃げられそうになってしまう。
でもでも、息子は意外や意外、スパイの子はスパイといわんばかりに超絶力を発揮したりして・・・というアクションコメディ。
テイストとしては『キングスマン』に近い。
年長スパイと駆け出し青二才のコンビ(本作では親子)が活躍するし、少々グロい残虐描写もサラリと笑いに転じるあたりも似ている。
さらに、最近のスパイもののお約束ともいえる組織存続の危機もあるが、こちらは緊縮財政のため規模縮小、本部は郵便局に間借りというのが笑わせる。
少々泥臭い笑いが満載なのだけれど、90分に満たない尺でサーヴィス精神旺盛なのは好感が持てます。
かつてならば「名画座の2本立てでタイトルも知らずに観たら、これが結構面白かった」というような作品といえば、通には通じるかしらん。
なお、主役のイマノル・アリアスは『私の秘密の花』のひと、バスケス役のカルロス・アレセスは『アイム・ソー・エキサイテッド!』のひと、さらにカティアの母親役は『神経衰弱ぎりぎりの女たち』『抱擁のかけら』などのあの顔の長いロッシ・デ・パルマとペドロ・アルモドバル監督作品に出演の役者たちが顔を揃えているのも興味深いです。
ドタバタと下ネタ
スリルもサスペンスも大したストーリーもない下ネタと勢いで笑わせるドタバタコメディ。
笑えないはずれネタがあまりにも多過ぎて纏まりもない。
間とか意外性とかがあればもう少し笑えたんだろうけど。
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