ミュージアムのレビュー・感想・評価
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演技は良い。でもシナリオが…
俳優さんの演技はみんな良いです。
ただシナリオの御都合主義感が…ね。
てか、犯人が何であそこまで個人情報を入手出来たのか
さすがに隠しカメラとか無理でしょ笑
あと、犯人が妻夫木である必要性もあったのかっていう。
それもなんか話題作り優先って意図が見えすぎてしまうかな。
eat
殺し方はいろいろだけど、最後のは、だめ。羊達の沈黙以来のトラウマになりかけました。
マックに暫くいかないでおこう。
しかし
犯人役が妻夫木とは特殊メイクは凄いですね。最後まで目が離せないです。
裁判制度の反省点を風刺しながら特殊な病気から犯人を絞り込んでいくいくあたりは本格的です。
刑事という職業や公共の役職は、家族の協力を得ながら社会を支える貴重な存在であることが改めて感じます。
本作品は、音楽もワンオクだったり、なにかと作りにこだわりを感じました。
原作ファン
演技や雰囲気作りはとてもよかったと思います。
ですが間延びするところがあった割に必要なものを消してたとこは評価出来ませんが(-ω-;)
人物についての掘り下げが浅く感情移入がしづらかったです。
物凄くモヤモヤして終わる原作よりもわかり易く後味悪く終わらせる改変は気に入っています。(終盤のカエル男と奥さんの入れ替わりシーンの改変だけは許さない)
グロが優しいですがそれはしょうがないでしょうね(笑)
素晴らしい!すごい!こわかった!! 日本の映画であのカーアクション...
素晴らしい!すごい!こわかった!!
日本の映画であのカーアクションはスリルがあってよかった!
なんと言ってもキャストの演技が素晴らしい!!
小栗旬さんの演技はどのシーンもすごかった!
1番衝撃を受けたのが妻夫木聡さんの演技!
映画公開ギリギリまでカエル男が誰かわからなくて
妻夫木聡さんと聞いた時どんな演技をするんだろ?と
思っていました!
カエル男の凶悪犯を見事演じた妻夫木聡さんはすごいです!!
怖いオーラめちゃくちゃでてました!
最後の運動会のシーンは感動しました!
家族愛も知れる映画でよかったと思います^_^
映画の主題歌もいい曲でした!
グロいのが苦手な人はちょっと観れないと思います^_^;
ですがもしこの映画に興味があれば是非おすすめする映画です!
1つ注意があることは
この映画を観た日はお肉は食べれないと思います(°_°)笑
漫画に忠実
漫画に忠実で実に面白さが引き立てられていました。
死体のシーンはやっぱり控えめでしたね。
地味なカーチェイスあそこはちょっといらない気がしました。
妻夫木聡の演技のうまさに魅力、小栗旬が藤原竜也並に叫ぶシーンとかもありなかなかわたしは好きでした。
あとは、某バンドのロゴが唐突にでてきて、笑ってしまいました。
音が
原作は未読です。まだ読んでいない方は読まない方がいいです。
この映画は、妻夫木さんがカエル男という連続殺人鬼を演じているということと、小栗さんが主演ということで鑑賞しました。
妻夫木聡さんは、妻夫木聡ではなかった!役作りに対する姿勢は有名ですが、今回もやはりすごかったです!また、人が絶叫しているのをみてとてもすごい喜び方をしていました。
小栗さんの演技もよかった!後半の狂いようはすごかった!ほんとうに目がイっちゃってる感じで、心情が伝わってきました。
小栗さんの高校時代の演技が下手すぎて笑ってしまいました。
グロシーンですが、PG12扱いでもないので、まだいけますね。間接的に見せてくるだけなので。
ちなみに、全体を通して絶叫したりしてるので、うるさいです笑
最後、ネタバレになるのであまりみない方がいいですが、
日光アレルギーというものを初めて知りました。
うまくまとまってたと思う
原作未読。
こういうシリアスな重い話は結構好きなので引き込まれた。
沢村刑事の家庭ってそんなに崩れてたかな。
結構ありそうだったけど笑
でも子供が描く絵の主題がコンビニ行った時は笑った。
妻夫木の演技が凄かった。この映画はそこに尽きる気がする。気持ち悪さ、怖さ、不気味さが滲み出ていた。
2時間にまとめるのが難しかったかなって点はあったけど、自分は気にならなかった
イライラポイントベスト10~感情移入不可能な雑な脚本~
「作り手の皆さん、何かの片手間に作った映画ですか?」と聞きたくなるくらい雑な映画でした。以下、ストーリー順不同でイライラしたベスト10を発表。壮大なネタバレ含みます。なお原作は読んでおりません。
10位「みんなメリハリ無く終始叫び過ぎでうるさい! 伊吹雅人さんとか最初から何であんな怒ってるのかわからない。あんな短気が出世するわけないでしょ。後半、小野真知子さんも息子の命がかかってる時に犯人にキレる意味がわからない。終始みんな叫んでるせいで、トイレで松重さんが部下を〆る名シーンにしたかったであろうシーンが沈んじゃってる。『また叫んでるよ』としか思えなくて残念だった」
9位「小栗君が事件の当事者になるのが超早すぎ。そこって大事な山場だから、2,3人死んで捜査が行き詰った時とかに出すと良いカードなのに。まだ犯人の狂気も伝わりきってないうちに当事者になってしまうものだからすごくもったいない」
8位「小栗君に『犯人はアレルギー持ちか!』と気づかせてストーリーを動かすために中華料理屋のオヤジが客に怒鳴られるけど、オヤジがかわいそうだと思ったわ!!チャーハンひっくり返して『甲殻類アレルギーの俺によく海老を入れたな!』と怒鳴ってる客の横で『そうか犯人はアレルギー持ちだな!』じゃねえよバカ。正義の刑事ならまずはその客静止してオヤジ助けてやれよ」
7位「あんな事件に巻き込まれたのにラスト家族で元サヤでハッピーエンド❤なワケないだろ!!!トラウマだらけになるんだからふつう離婚するか、家族で離島に逃げてひっそり暮らすわ!!! 息子が顔を掻き出す、とってつけたような意味不明な終わり方よりも実は運動会が小栗君の妄想で、ホームレスになっていた方がリアルだしお父さん頑張った感じ出て感情移入して終われたわ!!」
6位「すべてに置いて種明かしがいちいち早い。そこで妻夫木君がハンバーガー作ってるシーンを挿入したらあからさま過ぎて『ハンバーガー肉は嫁子どもじゃない』ってもうわかっちゃうわ!あのシーンは入れない方が楽しめた。それでも、冷凍庫から嫁子どもの肉が出てきて小栗君が泣き叫んでる時には絶望感感じられたのに、、、『実は生きてました♪』が早いんだよ!!もう少し絶望感味わってたかったわ!!!」
5位「犯人と女医が実は兄妹という設定は何だったの? 効果ゼロでしたよね? カエル男がもう1匹現れた時、一瞬女医かと思ったわ! むしろマイナス…」
4位「そこは確実に落下して死んでる部下を見下ろす無駄な行為をするより、横をすり抜けた犯人捕まえろよ小栗旬!!!」
3位「そこは倒れてる旦那を解放するよりも息子を連れてとにかく逃げろよ小野真知子!!」
2位「何で日光アレルギーの犯人は最後太陽の元にさらされた時、パーカーの後ろに付いてるフードを被らないの? 裏の狙いは妻夫木君の顔を見せたいからあろうけど、じゃあ直前に小栗君と格闘してるんだからそこでフード破っとけよ!ずっと『何で被らないの?何で被らないの?』って気になったわ!てか何でパーカー着せた。演出が超絶雑!!!!」
1位「父親なら嫁が死ぬか息子が死ぬか二者択一の状況で、まずは自分が死んで他が助かる選択肢を犯人と交渉するでしょ…それを交渉して犯人に否定されたら悩んで仕方ないけど、そういう流れがないから主役に全く共感できないわ!!! 脚本&監督に子を持つ父親がいなかったのか?」
以上、見終わった後マクドナルドでハンバーガー食べながら書きました。
残念ながら、つまらないの一言
結論から言えば今年劇場で見た多くの映画でも残念ながら最下位だろう。プロットも良く、予告編で店のウインドウにへばりつくシーンなどは秀逸で、期待していただけにガッカリしてしまった。もっと、もっと良い映画になったはずという気がして残念。カエルの被り物をした犯人の雨の時だけ起こる狂気殺人なんてとても面白い設定だな、と思ってただけに。
何よりツッコミ所が多すぎて観てて興ざめしてしまった。ある程度のツッコミはよくあることだが、この映画は多すぎた。
家族の物語、犯人の物語の描写が雑で希薄で感情移入もできやしない。
素晴らしい俳優たちを起用しているが、個人的にはこの人じゃなかったんではという気もしてならない。
小栗旬、喚き一辺倒で仕事一筋のやり手刑事には到底見えない。鬼気迫る感もイマイチ。アクションもイマイチ。永瀬正敏や大森南朋、香川照之などのほうがよっぽど雰囲気が出たはず。タバコを吸う仕草ひとつでも若者感を感じてしまった。
尾野真千子、これまた喚きの演技がイマイチ。もっとグチャグチャに泣き喚いて子供を庇って欲しかった。そもそも小栗旬の奥さんということに違和感あるのは私だけ?いっそ山田優が奥さん役だったら、グーっと印象は変わったかもと思う。
妻夫木聡、主演の中では一番好演だったように思うが、サイコパスはさすがに無理があったように思う。サイコパスを演じるなら、何を考えてるかわからない狂った目、不気味な笑顔、が必要かと思うが、それらが今一つ足りなかった。セリフの声の出し方も、工夫したのだろうが、笑ってしまった。ああいう喋り方をさせるなら堺雅人などが適役な気がする。不気味な目と笑顔も上手だし。
他のレビューではセブンやハンニバルとよく比較されていてその比較もどうかとは思う一方で、やはりサイコパスの狂気度、得体の知れないそこはかとない気味悪さというものが弱かった。
ただ、ハンバーグを作るシーンと、庭でのラストシーンは良かった❗️
終わらない悪夢
「秘密」に続く、大友監督の今作。
緊張感、迫力、ホラー要素どれも、バランスよく組み込まれていてよかった。
秘密と、ミュージアム、少し似たような内容ではあったけれど、最後のオチであったり、スリルを踏まえた、満足度は断然こちらの方が高いように思えた。
今回、キーとなっていたのは、裁判員制度である。これが、ベースとなって話が進んで行く。裁判員制度で選ばれた人は、人の命を重んじ、責任を背負って生きることのできる人間が、適正に選ばれているのか。この点を訴えている作品だ。そして、恐怖を与えているのは猟奇的殺人である点だ。現代において、いつどこにいるかわからないサイコパス。自分の身の回りに、存在しているのかもしれないという恐怖感をみなが感じれる設定である。
「あなたは、最悪のラストを期待する」
予告にあった通り、主人公•沢村はとことん、カエル男に追い込まれ、同僚を殺され、家族をも命を狙われて行く…
そして、最悪のラスト。一家に幸せな日常が与えられた、と思いきや、子供に紫外線アレルギーの症状が現れたような描写、かつ妻は一生パパラッチに追われ続ける。もし殺害されていたならば、それも最悪だろうけれど、1番のバットエンドはこれから先の人生において、カエル男の作り上げたミュージアムからは抜け出せないということではないだろうか。
一方で、内容において少し無駄な演出であったり、設定があった気がした。前作の「秘密」も、そうであったけれど、作品内のメッセージを際立たせるために、他のシーンがややわかりにくくなっているような気がした。
映画ミュージアム
怖すぎました…。なんだか見終わってから食事する気になれなくて、げっそりしました。。それくらいこわかったです!!(笑)
ただ、小栗さんのお芝居は間違いなく最高で。精神が削られ、どんどん顔つき、目つき、声などなど人間が変わっていく様子人間が変わっていく様子が物凄く気迫迫るものがありました。どんどん瘦せこけていっているように感じたのですが、気のせいでしょうか?それから、小栗さん演じる沢村の幼少期を演じていた健太郎さんのお芝居もとても良かった。小栗さんと同じ目をしていました。感情の表現の仕方も。よく研究されたんだろうなと思います。
特に気に入っているのは、後半戦の、妻夫木さんとの対決のシーンです。勿論、キャラクター同士としても戦っていることに違いないのですが、この映画における役者と役者の戦いのようにも見えて、武者震いしました。良いシーンでした。
裁判員裁判を身近に、自分にも降りかかる問題として考えるきっかけにもなりましたし、議論され続けている死刑制度についても問題提起されていて、「漫画が原作のよくある映画」ではなく、人の心に迫る映画になっていました。
素晴らしいお芝居、素晴らしい作品をありがとうございました。
おもしろい!
原作未読。
あっという間の二時間やったな。
まぁまぁグロかった。
最後の方はSAWに近い感じかなー
妻夫木くんが怪演すぎてずっと見たい。
出てる俳優さんたちが演技上手くてよかったなぁ。
終わりがちょっと、え…ってなるから、最後もやもや怖くなる。
途中にSiMのグッズとかTシャツとか映るからSiM好きの人はそれを見て楽しむのもあり。
グロいの平気な人にはおすすめしたい。
振り切った演技
今まで叫ぶ系の演技も小栗旬くん見た事はあったけど、結構今までのイメージを吹っ切れるような印象をうけました。(よい印象)
妻夫木くんも悪人以降の殺人鬼で、狂った人間の役。ハマってた。
小野さんも緊迫感あってよかった。
ショッキングなシーンが沢山あったけど、ビクビクする必要はありません。
見てられる程度のグロさ。
ストーリーが私的に好きだった。
しかし嘘くさいのはビルの屋上で野村周平くんがネクタイ一本で支えられている。。どんな力なんだよーカエル男!とツッコミ箇所はありました。
生きたまま殺すってゆう、近くの家族にもよくある日常。ここに胸が痛みました。
「生きたまま殺す」辛すぎる言葉で重かった。
「キッツイ。」映画でした。
かなり精神的にキツイ映画でした。
以下キツイと思った理由
・数回まともな人の思考からは考えられないような最悪の結末を鑑賞者に予想させる演出がされる。話の都合上仕方ないのかもしれませんが辛い。一回でいい。
・さらに小栗旬の渾身の演技で精神的に追い詰められる感じがして、途中から主人公は救われないのだと、ラストまで見ていないにもかかわらず確信に近い何かを感じて見るのが辛くなる
・奥さんに同情できない。何も知らないでしょ?とかいうけど、忙しい夫に子供や自分の事を理解してもらえるよう少しは努力したのか?と突っ込みたくなる奥さん側からの素材の少なさ。素材少なくて私の事は私から言わなくても理解して当然みたいな察してちゃんに見える。家族を題材にもしてるのだからもっと奥さんの努力もうつすべきだった。
・悪意ある演出で精神的に追い詰められる感じがして何度か気分が悪くなりそうになりました
・前半と違ってそれらの演出にかなりの時間を使って精神的に疲れてくるし、しんどく感じるもういいよ!まだかよ!!まだ助からないのかよ!!もういいよ!と思ってしまう。
・これでもか!!というぐらい鑑賞者を精神的に追い詰めておいて、バッドエンドを連想させる演出をラストに持ってきて、映画が終わる
ハッピーエンドじゃないんです!
仕事疲れのいい年した大人は覚悟してみにいったほうがいいでしょう。
しかし小栗旬の演技は素晴らしかった。犯人役もなかなかよかった。どの役者もなかなかでした。演技を見に行くならオススメ!
妻夫木の怪演
原作読んでませんでしたが、素直に面白かったです。
まぁ結構グロいのでレーティングはつけた方がいいんじゃない?って感じです笑
もう少しはしょって2時間くらいでまとめられたかなーって思いましたが、キャストの演技は素晴らしかったです。
ハッピーエンドと思いきやバットエンド、、、
妻夫木の演技、最高でした!
邦画もここまで来たかと一瞬思った。
沢村がパズルを解いて部屋を出た後に冷蔵室の扉を開けるシーン。(ま、その前のハンバーガーも含め)
いや~ぁ。邦画もここまでやるかぁ。
あまり殺さない邦画の結末を嫌だと思わない自分なので、どうなるかと思いながら観ていました。
結果、まあよかった。最後に奥さんが殺されないのも含めて。
でも、母と子どもの首がスクリーンに映されるやいなや母親がカエル男に大声をあげるシーンに移ったのは、母子とも生きていると観客に安心感を与える配慮だったのかななんて思いました。
やっぱり日本映画ですね
ストーリー としては割と面白かったと思うけど、なんだかイマイチな印象でした。小栗旬の演技を褒めてるレビューもあるみたいだけど、女房が裁判員として参加していたのと同じ時だとわかった時の驚き方が半端なく大根役者に思えました。もっと深い驚き方を演じて欲しかった。とても軽く感じました。猟奇殺人の描き方もなんだかあっさりしていて例えばSAWシリーズのような描き方をしても良かったのでは。まぁあんまりそういった映画を見たことない人にとってはこの程度でもエグい〜!って感じなんですかね。
犯人との対決シーンも物足りないです。細かいこと言えばもっといっぱいつっこみ所がありました。完全なSF映画なら辻褄合わない箇所があってもそんなに気にしないのですが、この手の映画は本当にありそうな恐怖を描いてこそと思うので辻褄合わない箇所はとても気になります。
俳優陣に関しては妻夫木聡の演技はなかなか良かったし、松重豊も相変わらずいい味出してましたね。
最後の最後で魅せてる
カエル男はターゲットの人となりを詳しく調べていた。
(将太のアレルギーを知っていた?)
幹絵が病室でカエル男に伝えた事。
(トラウマによりアレルギーが悪化する。)
ラストの将太のポリポリ。
(事件によりアレルギーが悪化?)
…合わせて考えるとカエル男の完全敗北じゃない。
前中盤は慌ただしかった。”監禁”以降は本気で傑作!!
どうも大友監督はモノローグが上手くないなぁ…。『るろ剣』でも本編序盤の斎藤一に言わせてたけど、そこって既に役の表情あるから別に良いんじゃないの?演者は当然プロなわけだし、もっと役者に委ねるべきでは?
前中盤も慌ただしすぎ。”芸術品”や”犯行・発見過程”自体は上手かったけど、他がどうも不慣れなのか、画面に集中できなかった。随所に挿入する回想や全体的な構成がとにかく把握余裕が足りない。客を放った気がしたな…。
それに邦画の”悪い癖”が『シン・ゴジラ』と違って目立つ。沢村父とか橘幹絵、秋山佳代の演者に何故知名度の高い役者を起用してしまったのか?『シン・ゴジラ』は”ゴジラシリーズ”自体が既にやっていたから、全く悪い癖じゃないし、むしろニヤニヤ配慮だった。ところがよくある邦画の場合は、大して登場時間もないのに、そこそこどころかよく知られた役者をここで使った訳、ホントに俺は理解できない。そここそ舞台出身役者かまだ知名度が低い役者にオファーさせるべきじゃないか?新人発掘出来たってのに…。
”裁判員制度”絡みもどうも触り程度に見えて、イマイチ問題提起視点も見つけることが出来なかった。テーマ自体が面白いのはとにかく間違いないんだけど、うーん生かせてなかったなと言うのが正直なとこかな(ハリウッド映画の巧さをもっと学んでおかなきゃな)。
ただね、妻夫木聡登場以降はホントに桁違い。スイートルームに監禁されてからの小栗旬は半端なかった。心身共に憔悴して、ハンバーガーを貪り食って、ようやく解けたジグゾーパズルの”文字”と”中身の肉の出所”、そこに一気に絶叫する、あの芝居は迫ってた。いやほんとこれの為に我慢した甲斐あるよ、マジで。目にも声にも殺意宿って、カエル男に躊躇なしに銃ぶっ放す場面とか、もはや本気で殺しにいってる顔にしか見えんもん(ここでやっと前中盤の回想ジワジワ効いてくる)。
松重豊ら捜査班も後半から良い役回り。沢村がカエル男を殺すか否かの生死を握る、さりげないキーパーソンに様変わりしちゃってたし、ネカフェで”日光アレルギー”の履歴を掴んだ場面なんか、”大友監督、スゲエ!”だった。見せ方がまあ巧かった(松重さんの役もどっか『セブン』のサマセットを思い出させる)。
でもねえやっぱ特筆すべきは、カエル男=妻夫木聡!!どんだけこの人がこの映画を救っているか、動かしてるか!!正直ねえ見る前とかは、”どうだろうな…”と思ったけど、隙がねえ、まあない!!キャリア史上ベストでしょ!!しっかも”そこで!?””ここで!?”な場面にさり気に登場していたし、さらにそれを陳腐にしてない出るタイミング・隅の登場。もう終始興奮したし、”これこれ!これ見たかった!!”状態(笑)笑い声とか声のトーン、全部全部素晴らしかった!!躊躇なく爽やかフェイスを醜くできちゃう気概もだけど、『ウォーターボーイズ』止まりの自分の固定概念ぶっ壊れたわ…。このためだけに映画行っても、100%釣り返ってくるぜ。
何か終盤妻夫木聡絶賛レビューになっちゃったけど、彼と”ラストシーン”の為に我慢する価値あるよ!ホントに!!まさか、”ハッピーエンド”が結果、”バッドエンド”を招くとはね(相当底意地悪いけれど、俺は大好き!!この結末!!)…。
(日本)アカデミー賞取らねえかな?当然妻夫木聡ね。
全123件中、61~80件目を表示