ミュージアムのレビュー・感想・評価
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自分にはダメでした
突飛もない話、しかもリアリティーを全く感じなかったので、もどかしい気持ちのまま終幕。そしてまた、いたずらに裁判員制度を絡めた印象もあり、個人的には嫌な話でしかなかった。
犬が人肉を食べることはあり得るのだろうか、自分の見識不足かもしれないけれど、最初のそこから違和感を感じたし、鮮血に滴る真新しい死体のようなところに夥しい蛆虫が寄ってくるのかどうか…これもまた自分の経験値からいうとあり得ん!と断言できないところではあるけれど、映像の信憑性はどんどん薄れていくように感じてしまった。
嫌、酷、怒、そんな感情の連続だったけれど、なぜか立ち去ることができず、しかも暴力的な表現などには興奮すら覚えてしまった。
それにしても、捜査内容を大衆飲食店においてあれだけ大声で叫べば、容易に録音もされるだろうし、そもそも盗撮とか写真とか雨天とか、つっこみ所が満載で、逆に印象に残ってしまう映画だった。超大画面で見たけれど、そんなデカさで見るほどの絵でもなかったかなとも感じてしまったし──。みんな苦労して作っているんだろうに、と多少の憂いなども感じてみたり…
小栗旬VS妻夫木聡の演技合戦!!
原作コミックは読んでいませんが、内容もストーリー展開も素晴らしくて純分たのしめたし、緊張感が止まらない主人公を追い詰めるハラハラドキドキのクライマックスは久々でした。
雨の日に起こる猟奇的殺人事件、調べていくと意外な共通点にたどり着き、どうしてこんな殺人をするのか?この理由を追及していくと、とんでもないことが起こるストーリー展開はいろいろサスペンスドラマを観てきたなかではズバリ!一番好き(崖の上で犯人を追い込むような2時間サスペンスでよくある展開とは全然違います(笑))
この作品の、もう一つの注目点はやはり、刑事役の小栗旬VSカエル男役の妻夫木聡の対決です!!
妻夫木さんの怪演技は注目でございますぞ!「怒り」などの今までのイメージとは違ってまぁ~~怖い怖い(+o+)
「SCOOP」の時の福山さんや「ヒメアノール」の森田さんに続きぶっ飛んだ演技でございました。
尾野真千子さんや松重豊さんなどなど様々な共演者はいましたが、もうこの2人の演技に注目していただければ充分でございます。(「小栗~後ろ後ろ」って、つっ込みたいシーンもあるのでぜひチェックしてくださいね。)
極限状態まで追い込まれるけど家族愛がテーマの作品!大友啓史監督は「龍馬伝」「るろうに剣心」も大好きですが、この作品も好きになりました。(これからもついていくっすっ(*^_^*))
ラストシーンはメッセージ性ありありでございます。
原作を観ていなくても楽しめるサスペンスでございますよ。まぁ~~怖いですねぇ~~恐ろしいですねぇ~~~
日光嫌いの猟奇殺人鬼
「るろう」「ハゲタカ」大友啓史監督の「プラチナデータ」「秘密」に続く刑事もの第三作。ワーナー・ブラザースとWOWWOW製作。まず地上波放送はない。
見ないでいれば気になる作品だ。「セブン」の衝撃を思い出させるような作品になっている。
かろうじて事件は解決しているが、後味はあまり良くない。サディズムの極致。死体鑑賞という悪趣味。
タイトルにひかれて見てしまった。
大友監督は、取材を重ねて、画面上にハエまで飛ばしたのだから、リアルな部分もあるのだろう。全体的には警察ドラマになっている。
以下、ネタバレです。私には難解すぎる作品ゆえ、書いておきます。詳細なストーリーはすでにいくつものWEBにアップされているようです。
かなりイカレテいる男。
幼少期に両親を惨殺されたという資産家の青年。ボクシングくらいはやっている体つき。こいつは、基本的には世間からずっと身を隠して生きてきた。霧島早苗という。
彼には双子の姉がおり、そちらはちゃんとした医師である。患者数が数百人はいると言われる「日光過敏症」の専門医のようだ。この辺りは最後までじっくり見ないとわからない。
第一の事件。数年前の少女樹脂漬け殺人事件。この裁判が裁判員裁判で裁かれ、冤罪で死刑判決が出た。容疑者は獄中で自殺。冤罪のせいもあるがこの事件の詳細は映画では一切明かされない。
真犯人は、裁判員裁判の死刑判決を出した裁判官や陪審員たちを私刑で裁いてゆく。それも相当酷い殺し方で。
多分、この作品がとても痛いのは、この私刑の残酷さもあるが、それぞれの罪に対応する罰の内容である。死に方は生き方でもあると断定するような。
1.飼っていた犬を捨てた罪=ドッグフードの刑
2.引きこもり青年=母の痛みを知りましょうの刑
3.健全な家庭で不倫をしていた男=均等の愛の刑
4.美魔女=ずっと美しくの刑
5.占い師=針千本飲ますの刑
6.仕事人間とその家族=お仕事見学の刑
美魔女は、私刑の対象なのか?
あと、巻き添えを食って蛙男に殺された西野刑事がかわいそうだった。
フィクション前提だが、霧島早苗という男の行動は、これだけのことを全部一人でやるには相当な知力と体力と資金力が必要。しかも周囲にバレないように短期間にすすめるのは都会では無理だと思う。田舎であったとしても、小さな罪でパクられないように全部の事件を起こすのは、至難の技だと思う。
腹を空かせたシェパード三匹を用意するだけでも苦労だし(飼っているのか)、沢田からカーチェイスで逃げ切り、トラックを運転して攻撃した攻撃力や身体能力や、監視するノウハウ、数々の造形能力からすると、ちょっとした超人である。
単なる引きこもりオタクではない。
しかし原作を読む気には全くならない。
後半、ジグソーパズルの場面すこしだれたが、狂気の時間だ。妻夫木聡の、ラストの顔が崩れる瞬間までの演技はすごかった。
海老入れないでと言ったのに、八宝菜に海老がはいっていてクレームをつけた中華料理屋の客がなんかリアルだった。八宝菜頼まなきゃいいのにね。
それか、あらかじめ海老を入れないように言わないと。
全体的に緊張感があって楽しめました
原作未読の者です。最初から最後までクライマックスの連続でした!!役者の演技力の高さも相まって、カエル男に追い詰められていく絶望感が凄く伝わってきました!!ただ、カエル男が猟奇殺人を行う動機が少し不明瞭な気がしました。ストーリー全体を通してグロテスクなシーンが散ればめられているのでそういう描写が苦手な方は鑑賞を控えた方がいいかと思います
小栗旬は演技うまい
前半は次から次へと色んなことが畳み込むように起きてきて、観てて飽きないんだよ。「どうなる?どうなる?」ってのめり込んで観る感じ。
小栗旬が捕まってから、なんかウザかったなあ。引っ張り過ぎなんだよね。仲間の刑事もさ、もっと早く来いよ。
途中「奥さんも子供も殺されちゃったのか!」ってなって、なかなか良いシナリオだなと思ったんだけど・・・。やっぱり商業的に難しいよね。
ラストは「新たな怪物の誕生か」「はたまた悪意と向き合い強く生きるのか」ってとこなんだろうけど、どうでも良かったな。
「これは犯罪ではない。芸術である」って犯人は宮部みゆきの《模倣犯》がうまくできてて、他の人がやってもパクリにしか見えないなあ。
市川実日子いいね。「こんな端役?」と思ったら、そんなことなくて良かった。
楽しめはしました。しかし、 映画の中のリアリティが足りなかった。 ...
楽しめはしました。しかし、
映画の中のリアリティが足りなかった。
カエル男がなぜ殺人ミュージアムをやるのか?の丁寧な描写が欲しかった。
カエル男が強過ぎる。
等々気になってしまい半ばから没頭感が薄れた。おしい。
期待が大きかったからかも。
以下、追記。原作読みました。ラスト以外はセリフも含めてかなり忠実な映像化でした。映画で気になったところが漫画では引っかかりませんでした。
映画化は原作に忠実なら良いわけではないことがよくわかる。映画のための脚本になっていないのだ。カエル男が最後まで表に出てこないように、ミステリアスに見直せばもっと面白くできる。
余計な事をしなければ満点
ほとんどマンガと同じストーリー展開なのはいいけど、犯人役が妻夫木聡とか公開前にバラしたり、最後に犯人のアレルギーが子供にうつった様な感じのエンディングはいらない、WOWOWの序章が胸糞悪くなるほど良かったのに残念
楽しめた!
今日観てきました。
迫力あるアクションシーン、カエル男が妻夫木くんなのは分かってたけど、霧島邸で覆面を外した妻夫木くんが別人みたいで 異常な人格を巧く演じてた。
小栗旬は、あたしは文句なしに良かったと思う。
賛否両論ですが、あたしはお薦め。
グロいシーンが苦手な人は注意。
とりあえず、沢村のマンションにいつの間にカメラがセットされたのかが、謎。
ハンバーガーのシーンはヤバイ。
妻夫木くんがかわいそうやった。
心因性で、酷くなったんやな。
とりあえず、あたしは楽しめた作品!
妻夫木の演技が光っていました。小栗旬は演技は上手だが、今回のキャラ...
妻夫木の演技が光っていました。小栗旬は演技は上手だが、今回のキャラに少し合わなかったかなーと感じた。話の構成自体は良く、みて損はないかなーという感じ。妻夫木のカエル男が、武闘派だったことが少し不思議でした。
妻夫木の怪演
スリルとスピード感満点の極上のサスペンスにくぎ付け。自分的にはグロさがもうひとつ物足りなかったが、その分心理描写に長けていて観る側の想像力をかき立てさせる。カエル男役の妻夫木の腹立たしい怪演と松重豊の渋さ小栗旬の焦りがいい!
原作未見。予備知識なし。
で、時間があったし、トーホーデイだから鑑賞しました。
脚本でうそ〜ん、みたいなところはありましたが、一応最期まで寝ずにみれました。
ブラピのセブン感みたいの出したければカーチェイスとかアクション系の部分はあまりない方が、映画としてはよかったのかもしれません。
カエル男が必要以上に、強すぎなのがあまり説明されてないし。
原作にほぼほぼ忠実にしようとした心意気
原作大好きで、何度も読み返しての鑑賞。
ミュージアムの予告とか特報とかが出始めた時に、カエル男は誰がするんだーっ!てめっちゃ気になってたのに、公開前に妻夫木さんっていうことが発表されてほんま残念。でも、ブッキーのいつもと違う面が見られるかも…と少し期待しつつ、話は展開していく。正直、カエル男の素顔はもっと隠してほしかったなー。思いの外、早い段階で『もうわかっちゃうじゃん…』
と思ってしまったorz でも、ブッキーの新境地だったのかな〜なんて思った。
小栗旬くんは、絶対ナイスキャスティングだと思ってたので、文句なし。確かに超人すぎたけど、逆に弱すぎても、話が進まないし、フィクションなんだからOKだと思った。
ストーリーは原作忠実なところがほとんどで、漫画のグロいところが映像にされてて、グロ好きにはほどほどによかった。ただ、ラストは原作と変えてきてて、なんで市川さんとブッキーのストーリーがもうちょっとあったら、変えた意味もあったように感じたけど、それ以上すると、本当に長くなっちゃうし、見てて疲れるかも…
オススメは、小栗旬くん好き、グロ耐性あり、サスペンス好きにはぜひ。
グロさは半端ない。ヤバすぎる至極のサスペンス。
【賛否両論チェック】
賛:精神的に追いつめられていく刑事と、アーティストを気取る猟奇殺人鬼との、非常に緊迫感溢れる追跡劇が、観ている者をハラハラさせる。怖いもの観たさには最適か。
否:レーティングこそないが、猟奇殺人鬼による非常にグロテスクな殺害シーンが多いので、苦手な人には絶対向かない。
レーティングこそ付いていませんが、よく付かなかったなと思うくらい、描写はメチャメチャグロいです。苦手な人には絶対に向きません。観る際は覚悟してご覧下さい(笑)。
最悪な猟奇殺人鬼の凶行に振り回されながらも、愛する家族をなんとか守り抜こうと単独で戦う刑事沢村と、そんな彼を嘲笑い、真綿で首を絞めるように徐々に追いつめていくカエル男との、文字通り鬼気迫る戦いが描かれていきます。その辺り不謹慎だとは分かっていても、この戦いがどうエンディングを迎えるのか、いくつものラストを期待して観てしまいますね。
ただ一方で、動機的な話になると、ややスッキリしない感というか、胸くその悪い感じは残りそうです(笑)。イメージとしては、「クリーピー 偽りの隣人」なんかに近いでしょうか。どちらかというと、怖いもの観たさでハラハラドキドキしながら観たい作品です。
予備知識なしで鑑賞。 ハンバーガー含め、最後までハラハラしながら鑑...
予備知識なしで鑑賞。
ハンバーガー含め、最後までハラハラしながら鑑賞出来ました。
難点は漫画原作だから仕方ないのか、カエル男がスーパーマン過ぎるところですね。
単独犯で、あんなに何もかも上手く出来ないでしょう。
セブン、羊たちの沈黙シリーズ
の下位互換って感じかな。
この手の映画は昔見まくったので
ぶっちゃけ展開がほとんどわかって
しまったのが残念。
原作者もたぶんセブンとか大好きなん
だろうけど、あの名作たちと比較して
しまうとスケール感が小さいというか
日本の悪い意味でのオタク文化から
抜け出せていないところがマイナス。
正直それほど期待しないで見たので
とりあえず最後までは見れたが、
全体の作りが安っぽく感じてしまい、
B級の域を越えることはできていない
といった印象だった。
暇つぶしに見るにはいいのでは?
ハラハラドキドキの連続
前半はとてもスピーディに、後半はゆっくりと物語が進んでいく感じが見ていて心地よかった。原作を読んでいる自分でもとてもハラハラドキドキして、後半のこの後どうなるの感が味わえるのが凄かった!グロ耐性のない自分でも見れるぐらいのグロ表現でそこは安心した。全体的に休む暇のない緊張感を味わえる作品で、とても好きな映画の1つになった。やはり演技派ばかりなので作品にとてものめりこめた!
無題
なかなかたのしめました!
原作よりグロくなく少し補足や話が足されていたりしますが、個人的に好きな終わり方でした。
ただグロイものが苦手な方や痛いのが嫌いな人はやめた方がいいかも…?
雰囲気としてはレビューにもあった通り セブン や SAW に似てます。
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