「絶望の淵で」ミュージアム しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望の淵で
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Blu-rayで鑑賞。
原作マンガは観賞後読了。
「セブン」の影響を濃厚に感じる王道サイコ・スリラー。追い詰める者が追い詰められる者へと、次第に立場が逆転していく様がめちゃくちゃスリリングで、手に汗握った。
残虐極まりない殺人を繰り返すカエル男。刑のネーミングがユニークなだけに、えげつなさが増幅されるようだった。
狂気の演技で体現した妻夫木聡が素晴らしい。しかし公開前に情報を解禁したのは如何なものか。興醒めの感が否めない。
標的を絶望の淵に立たせて極限状況で本性を露にしようとするカエル男は、「ダークナイト」のジョーカーに通じるものがあった。沢村(小栗旬)が直面する絶体絶命も、心を掻きむしられる焦燥と絶望が凄まじく、思わず顔が引き攣った。
※修正(2024/07/06)
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