劇場公開日 2016年11月12日

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「衝撃が忘れられなくて」ミュージアム あゆみさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5衝撃が忘れられなくて

2019年2月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

主題歌のワンオクから入り観たのがきっかけです。
現実味ありすぎる描写、グロさ、幸せを壊す残酷さ、ラストが頭から離れずまた観てしまいました。
監督の表現力が出ていて良いと思います。
中でも、若い警察が殺され、悲しまれるというところは心の底から深い悲しみが伝わってきました。
遺体の側に主人公、上司、婚約者という順で面会する事によって、多方面での感情を想像し、流れるように落ちていきました。
やられました。

犯人は心位性から来る病気持ちでその原因が人間から来ているということから、人間に対して復讐しているんだと思います。
そして無意識に、形がどうあれ人間と関わり作品が事件として人間に注目されることから生きていると実感しているのではないでしょうか。

ラストもハッピーエンドとバッドエンドの曖昧さがまた味が出ていました。
主人公の子供が体をかくという小さな動きですがそこから想像が膨らんでくるので面白いなと思います。

似てると言われているセブンと比較すると、説明がある、より心理的、いろいろな愛の形が描かれていたという事でしょうか。

あゆみ