劇場公開日 2016年11月12日

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「漫画っぽい」ミュージアム クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0漫画っぽい

2018年11月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

漫画みたいだなーと思ってたら、ホントに原作が漫画だった。それに、映画の構成が「るろうに剣心」に似てるなあー(エンディングのONE OK ROCKの所為)と思ってたら、同じ大友監督作品だった。
漫画原作で監督大友は、縫い合わせが良いのか、それしか出来ないのか。ともあれ、映画「るろ剣」が好みな人には受けはいいと思う。

漫画っぽいと思ったのは、序盤の死体の見せ方で、遠目から残酷描写を写すけど細かくは判らない。死体の顔とか写すとかなり戦慄が走るが、顔が写されたのは凍らせた時のみで、それがとても作り物感満載な死体だったので少し笑える。怖くない。
しかし、その流れがあったから、ラスト前のあの2人の死体?のインパクトが増したのかもしれない。ネタバレが少し早かったのは残念。妻夫木と尾野真千子のやり取りは不要に感じた。

残念序でに、妻夫木はかなりぶっ飛んだ猟奇的愉快犯なのに、あまり顔のアップが無い。コレクションに頬ずりする所とか、「作品が完成する!」と咆哮している所とか、もっとアップがあればヒールとしての迫力が増したと思う。

ともあれ、ラストのビデオカメラ越しの息子とか、田畑智子の「あたし、彼氏居ません!」とか、映画らしい良い所も多く、年齢指定作品にしてもいいくらい残酷描写満載ですが、そこが大丈夫なら十分に楽しめる作品。

意外なのは、これがWOWOWの記念作品だという事。
WOWOW作品は割と頭脳サスペンスが多く、この作品もその要素はあるが、寧ろアクションの方が多い。
アクションで思い出したが、パトカーにトラックで激突するシーンは何か意味あったのか?要らないと思う。

クリストフ