「清々しくさえある小栗旬感!」ミュージアム yookieさんの映画レビュー(感想・評価)
清々しくさえある小栗旬感!
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犯人の異常なまでの承認欲求と、裁判員裁判に選ばれた裁判員がその判決と顛末に苛まれるというテーマは正直怖かった。とにかく犯人の異常性と見た目!カエルのお面外してからがまた怖ぇ!沢村が、犯人のアジトで冷蔵庫開ける戦慄の瞬間…。ここの小栗旬さんの迫真の演技は素晴らしかったです。
この映画の魅力は、何と言っても小栗旬さんの演技を凌駕する存在感!でしょう。序盤の、警視庁内にて怒りを爆発させるシーンとか、目の前のテーブルを蹴り上げるアノ言動(笑)。あ、この(笑)も含めて、小栗旬さんへの賞賛ですから。ノイズではなくちゃんと味になってる、面白い役者さんだと思う。今後も彼の出る映画は要チェックだな、と。
全体的にかなり面白い作品だったけど、ツッコミどころとしては、警察って動きが遅いし間抜けだよなぁってのは、もはや定番で。それよりも専業主婦の奥さんが、優秀な刑事…つまり家庭を顧みる暇もないほど仕事に命かけてる旦那さんを責めるって設定は本当にクソだな、と思っちゃう人間なので本当に苛々しました。
あと若手の部下が巻き込まれて先に死ぬパターンはホント切ない。西野ぉぉぉ…。クリーピーの野上(東出さんがやってた役)と重なって辛かった。
原作も読まず前情報なしで観に行ったから、エンドロールで犯人役の俳優さんの名前を見て驚愕でした!
いろんな意味で面白かったです!
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