「カエル男大活躍!」ミュージアム ジャンペイさんの映画レビュー(感想・評価)
カエル男大活躍!
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今年に公開された「秘密」があまりにも残念だった大友監督。
こちらはどうか…ということで多少心配はしていたものの、今回は安心の大友印だった。
大友作品はいつも、ロケハンや道具チームがすごいなぁと思わせられる。
原作ものの実写化において、重要なファクターのひとつとしてビジュアル面からのアプローチがあるけれど「龍馬伝」、「るろうに剣心」でも発揮された似せ具合は今回も健在。
脚本も原作が良かっただけあり、うまくまとめている印象。
各役者の熱の入りようも良かった。
中でも妻夫木聡はいい演技だったのではないだろうか。
「怒り」も良かったし、これから主演映画の公開もあるし、2016年は妻夫木聡の年になりそう。
個人的には小栗旬の刑事役ということで、テレ朝ドラマの「BORDER」を思い出すところもあり、当時最終回で猟奇的殺人犯を演じていた大森南朋が今回は小栗旬の父親役というのが少し面白かった。
ただ強いて言うなら、見せ場となるシーンが予告でほとんど出てしまっているのが残念。
後輩刑事がカエル男に落とされるシーンは予告で何回も流れたし、主人公が妻を撃つかもしれないシーンが入っていたせいで、ハンバーガーの件は妻の肉じゃないんだろ?って分かったまま見ることになった。
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