スポットライト 世紀のスクープのレビュー・感想・評価
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調査報道には時間と労力がかかり、想定外の事も多々起きてくる中で、組...
調査報道には時間と労力がかかり、想定外の事も多々起きてくる中で、組織の一貫した姿勢と記者たちの地道で粘り強い行動に敬意を払いたい。特に日本人ではおよそ想像し難い、教会という大きな大きな組織に挑む勇気は並大抵の事ではなかったであろう。アメリカ映画では体制側の悪事を暴く名作品が多いが、なかなか日本では実現出来ない。あらゆる事が狭くて近い事が難しくしているのかなと思う。
自分には難しかったのかな?
作品賞はこれかな?と自分の予想ががっつり外れてスポットライトが受賞。
そんなにすごいのかこの映画は!と期待して見たものの…
前半は微妙だった気が…
大事なとこが少しずつ隠れてはいるが
別になーっと思うところもいくつか、
後半に入りペースが上がり
ビビッと何かが体に走るシーンもあり
演技力で鳥肌が立つシーンもありました。
しかしこれが作品賞なのかーっとちょっと残念なところ。
期待し過ぎたのかもしれないです
価値を理解できなかっただけかもしれないけれど、楽しめなかった。 ス...
価値を理解できなかっただけかもしれないけれど、楽しめなかった。
スクープの内容の刺激につられてみただけだったと思う。
報道する側の気持ちを想像できたのはよかった。
この日はものすごい風雨を押して行ったけれど、その価値があったかなと思った。
一言映画感想
日本育ちの自分にとっては馴染みのない話だったので序盤でつい、ぐっすりいくところでしたが、途中から話が盛り上がり、そこからはおもしろかった!
ドキュメンタリーだから当たり前だけど誰か死ぬんじゃないかっていうようなドキドキハラハラな展開!
記者側目線の事件をといてく様も良かった
最後の数字には驚愕せざるをえない映画でした!
タブーとジャーナリズム
派手な作品ではないですが、タブーに触れつつ、大衆が鑑賞する作品に仕上げた脚本に尊敬の念を抱きます。
文化的な差異はもちろんあり、日本人が教会権力と言われても印象し辛いとは思います。
しかし、例えば日本のタブーの一つに「天皇家」がありますが、仮に天皇家のスキャンダルがあがった際、大衆向けに新聞や映画が作られ、支持を集めることが出来るでしょうか。
もっと掘り下げた方が、という意見もわかりますし、私もそう感じましたが、深く斬り込まないからこそ、役者一人一人の表情から推測し、思いを馳せます。
より多くの人々へ向けた問題提起は、身近な人々の危険に対し黙することもあり、ジャーナリズムもまた正義ではあり得ないけれど、この作品を通じてジャーナリズムの本質に触れることが出来たように思います。
今だからこそ、より多くの方々に観て貰いたい、そんな作品です。
ボストン紙の記者達の使命感!
このニュースを耳にした時の衝撃を思い出しました。
ボストン紙の記者達の使命感にハラハラドキドキ、途中複雑な箇所もありましたがさして問題なく、楽しめラストは感動(涙)
実話という事から飾りの無いシンプルだがドキュメントになり過ぎない演出やカメラワークがエンターテイメントとして程よいバランスでした。
信仰については、所詮人が創った神… 生まれながらに自身で選択出来ない宗教は洗脳に等しいと感じました。(焦点はそこでは無いんだけどね)
小気味よく流れた128分
最初から最後までテンポよく流れてた作品。タブーすぎるタブーに真正面から立ち向かい、正義を貫いて「悪」を暴いていく展開がイイんだな。
実に地味な作りだけど、オスカー受賞作だから「観なきゃマズい!」よな!
あまり体験のない映画
実際カットリック協会と新聞記者の派手なシーンはなく、比較的静かな映画という印象を覚えた。
しかしながら、明確な主人公を作らなかったことで、新聞記者達のチームワークを強く感じることが出来た。
上映時間は2時間9分であったが、あっという間に感じさせるいい映画だったと思う
暗闇でひときわ輝く希望の光
この作品がアカデミー賞作品賞を獲得したのと、個人的にキャストがとても好みだったので鑑賞しました。
グローブ社の中でも、児童虐待を続ける神父に関する事件を追うことを命じられたスポットライトチーム。
彼らがいかにして事件を明らかにしていくのか、その過程で奮闘する記者たちと事件の全貌を描いた物語です。
確かに、この映画は地味な作りになっていました。派手な演出などはされておらず、むしろドキュメンタリーに近いような映画だったのかもしれません。事実に基づいて作られているため、その辺りのリアリティはあくまでも追求したかったのだと思います。
犯罪を犯していたのが神父ということで、信仰心の強いアメリカ人記者たちは相当な衝撃を受けていました、その辺はやはり共感しきることは難しそうだったのですが、そのような凶悪な犯罪が実際に行われていたという事実自体に震撼させられるものがありました。
それにしても記者たちの仕事っぷりに本当に感心させられるばかりでした、彼らは過去の過ちにも気付くのですが、それでも諦めずに記事を書ききった不屈の精神はすごいと思いました。
ウルヴァリン(ローガン)をめちゃめちゃに痛めつけた兄(ビクター)がボストン・グローブ紙の局長でナオミ・ワッツの夫!
ウルヴァリン(ローガン)をめちゃめちゃに痛めつけた兄(ビクター)がボストン・グローブ紙の局長でナオミ・ワッツの夫!
TOHOシネマズ 伊丹で映画「スポットライト 世紀のスクープ」(Spotlight)を見た。
第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞で受賞を果たした。
実話を基に描かれた作品。
月曜日午前10時からの上映だが、客入りは客席の2-3割だろうか。
出演はレイチェル・マクアダムス
「アバウト・タイム 愛おしい時間について」は2014年の作品
「きみに読む物語」を見たのはもう11年前の2005年である。
2009年公開の「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でさんざんヒュー・ジャックマン(ローガン)を痛めつけた、なんてひどい男なんだと思ったウルヴァリンの兄(ビクター)役のリーブ・シュレイバー 。
このリーブ・シュレイバーが実生活ではナオミ・ワッツの夫だったとは知らなかった。
マーク・ラファロは「ハルク」で、
マイケル・キートンは「バットマン」シリーズで有名な俳優だ。
マイケル・キートンの主演作は昨年「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を見た。
マーク・ラファロとマイケル・キートンは好きな役者。
2人ともその柔らかい雰囲気が好き。
カトリック教会は、ローマ教皇を中心として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派。
その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれる。
欧米では強大であろうその権威は日本に住む我々一般庶民には知りようがないのであるが、そこの神父たちのおよそ6%にも及ぶ者たち、ボストン地区においてはおよそ90人が教会に通う子供たちに対して性的暴行をしていたという。
その教会や神父たちやそれらに雇われた弁護士たちに切り込むボストン・グローブ紙の新聞記者たちが奮闘する物語。
レイチェル・マクアダムス、リーブ・シュレイバー、マーク・ラファロとマイケル・キートンの演技が全部いい。
原作と主題に恵まれたのだろうがオスカーの賞を受けるに十分に値する作品だと思う。
上映時間は128分。
長さは感じない。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
とても満足です。
土曜日の朝っぱらから深く深く考えさせられた
カトリック教会の話なぞ、無宗派の日本人に受け入れられるのかという
不安は無用、立派なエンターテインメントに仕上げられており、
置いてきぼり感は全くありません。
とはいえ、上手い役者と秀逸な脚本のおかげか胸に迫る重厚感、緊迫感あり、
非常にバランス良く作られています。
そもそも、人間がよりよく生きるために生まれたのが宗教なのに、
膨れ上がってしまった組織は権力、金、人間の欲望でいかようにも
利用できる。そしてこれほどの大国で、その事実がまかり通っていると
いうことがまずショック。
自分が絶対だと信じていた人間に辱められた被害者は勿論、
教会を拠り所としていた信者たちは、生きていく指針を失ったも同然。
気持ちのを支えていた支柱を木っ端微塵に破壊された彼らの心は
一体これから何を信じればよいのだろう?
罪人達はロクに罰を受けることもなく、新天地にてまた涼しい顔をして
同じ悪行を繰り返す。
本来ならば悩める人間を導くために存在する人間が、道徳心のかけらもない
行為を繰り返して多くの人間の人生をぶち壊し、その事実は無きものにされる…。
カトリック教会の犯した罪の重さは計り知れないし、今でもどこかで続いているかもしれない。
世界各地で混沌となっているこの世の中、人間は宗教や民族で
カテゴリ分けされてレッテルを貼られてバッシングされて攻撃される。
この連鎖の頂点にあるともいえるカトリック教会の白人教職者達の
悪行、このタイミングにてこの映画が公開されたことは、
アメリカ、カトリック信者以外の世界中の人間にいろんな意味での
大きな影響を及ぼすと思われます。
また全く異なる視点からの感想ですが、スポットライトチームの仕事。
自分がこれまで仕事に必死になったことがないため、大切な物を
犠牲にして仕事に身を投じる彼らにこころ動かされてしまったらしく、
これまでの「お金がもらえればいい」という信念が曲がりそうです。
ともすれば自身や家族の身に危険が及ぶような際どいネタに、
心身すり減らし尽力する彼らを突き動かすものって一体何なんだろう?
決して楽ではない仕事ですが、ここまで追い求められるものが
あるということが羨ましく感じました。
朝イチの回で観ましたが、おかげで久しぶりに人生の深い部分について
1日考えさせられました。
本当に秀逸なエンターテインメント。
予告通りそのままの内容
う~ん。
内容は予告そのまんまで、特別な驚きも無く終わってしまった感じかな。
期待してただけに残念な作品でした。
あんまりおもしろくなかった。
なぜ人は悪を見て目と口を閉じるのか
シナリオがよくできている
事実を映画化したとはいえ
映像化するには労がいる
この悪の事実は多くの人が知っていたり感づいていたり
何百年も続いていたのだろう
時に暴露されるが
またはびこる
現代の日本でも
大学の教授(男)が教授になりたい女子学生に性的関係を強要する
というのは知る人ぞ知る悪習だ
マクドナルドの店長がなぜ重労働に耐えれるか?
マクドナルドのアルバイトはほとんどが若い女性である
男としておいしい職場だからやめられない
あなたがその場にいたのなら
あなたは告発する勇気を持ちなさい
子供が犯されて殺された両親が
「二度とこのようなことがないよう、わが子が最後の犠牲者でありますように」と訴えた
あなたの勇気があなたの後の世代を救い
やがて社会全体が健康になっていく
教会とは…
注目していた作品でしたが、やや単調な流れに途中長く感じました。
教会のスキャンダルを取り上げた作品。
私の好きな映画の【真実の行方】にも出てきたのを思い出しました。性的虐待。けれども、あまりにも被害がありすぎです。
教会とは…信者とは何か…、人間の弱さゆえに迷いを犯してしまうのかも。それを隠すかさらけ出すか…いろいろ考えさせられる映画でした。
見応えあり
面白かったです。アカデミー賞も納得です。
もっと劇的な演出もできただろうけれど、あえてそうしていないのだと思います。一つ一つの描写の積み重ねと役者の演技力で十分に伝わってくるものがあり、2時間があっという間でした。
他の方も言っているように、カトリック教会の存在というものは日本では確かにピンとこない面はあると思います。しかし、支配的な体制や価値観の下で理不尽に虐げられた者が声をあげることもできず抱え込まなければならなかった絶望感や孤独感は文化の違いを超えて理解できるのではないでしょうか。またそういった大きなものに対し異議を唱えることの難しさというのも普遍的です。
あと思ったのが、被害者役の人たちのキャスティングが良かったです。トラウマをずっと抱え人生を狂わされて生きてきた様子がリアルに感じられました。
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