リップヴァンウィンクルの花嫁のレビュー・感想・評価
全133件中、121~133件目を表示
180分間の現実逃避
公開から約一週間で2回観ました。
書籍の方も読みながら。
本は細かな人物描写や設定などが描かれていますが、映画は本よりもずっと、端的に描かれています。
それでも、心に伝わるものはあります。
そこは岩井監督の場面の作り方が良いのでしょうね。
私も、七海のように行き場がなくて。
でも、少し救いがあるかもって思える。
そんなお話だった。
舞台挨拶で岩井俊二監督に会えて、幸せでした。
もう一回くらい観たいです。
とりあえず見て欲しい。それだけです。
とんでもない作品です!正直この物語を他の人にあらすじを説明したりすることは出来ません。しかし、この3時間で幸せとはなんなのかが少し理解でき、「また明日から頑張って生きていこう!」というような気分にさせてくれます。
確かに「イマイチわからなかった」などの意見もあります!でも「他人がわからないから自分も理解出来ずに終わるのは嫌だから自分も見なくていいや」なんて思わずに是非見て欲しい!余計な知識なども入れずに作品を堪能して欲しいです!特にこの作品に関しては1人で見たほうがいいかもしれません。
とりあえず、どーのこーの言うのはとりあえず見てからにしましょう!
1時間の苦悩と2時間の解放
最初、声が小さくて気も小さくて、
自分と世の中に違和感を感じつつも首を引っこめるようにして生きてきた七海(ななみ)が、
虚なのか実なのかなんだかよく分からない波に翻弄されて溺れそうになりながらも
だんだん強くなっていく姿を、
黒木華さんは見事に演じてた。
そこに絡む綾野剛さん演ずる安室行枡(あむろゆきますw)が
親切なんだか現金なんだか怪しいんだか分からない男を絶妙に演じてたし、
Coccoさん=真白(ましろ)の明るさと脆さが突き抜けた演技も素晴らしかった。
180分の上映時間は正直長いけど、
削ったとしてもせいぜい10分にも満たないんじゃないかと思うので仕方なかろう。
原作既読でストーリー知ってても退屈はしなかったし。
1時間の苦悩に耐えれば、2時間の解放が待っている。
もっと上映館が増えて、
全国いろんなところで観られるようになるといいなぁ。
東映さんガンバレ。
不思議で理解できず…
みなさんのレビューが高評価なのに、わたしの感覚がついていけていないのか、不思議でよく分からないストーリーだった。
映像は美しく、ふんわりとした雰囲気は伝わってきたが、3時間は長く感じて、途中少しウトウトしてしまったから、きっと大切なセリフを聞き逃してしまったのかもしれない……。
黒木華さんのステキさは画面いっぱいに溢れていた。綾野剛さんも好きなので、この2人を見ることができたのは良かったかな。
あまりにも分からなかったので、みなさんのレビューや、映画評論家のブログを読んだりしてみたが、やはりピンと来なかった。
映画館で観たのは正解かも。集中力はDVDだと落ちてしまうので。
質感も話も演技演出も好き
長いし、嫉妬なのか分からないが心にもないような評価も散見され、あまり世の中に広められていないし、正直、見るのをたじろいだ。必ず見ようと思っていた自分ですらそうなのだから、岩井俊二信者でなければすすんで見ようとしないかもしれない。ちなみに、自分は信者でもないし、どちらかというと嫉妬を感じる側、全く嫉妬を感じる必要もない凡人なのだけれど…
変な映画だなーと思った。でも、完璧な世界観が構築されていて、変が変じゃなく終幕してしまった。そしてその変さかげんに泣かされたりしたわけだ。
そればかりではなく、かなり笑ってしまったし、笑わそうとしているんではなく、これ面白いだろうなぁと思って作っている意思が伝わってきて思わず笑うといった感じ。
結婚式で世界的あの人が新郎役に登場するなんて、何気になかなかできることじゃないと感心しながら大爆笑。有名な役者を起用するならするなりに、その人の個性とかプライベートのことまであからさまにしてしまう演出というか演技なのかもしれないけれど、面白い情報を積極的に提供してくれて楽しめた。逆にそれが邪魔だと言う人もいるだろう。
特別なことはあまりなかった映画。自然に流れていき、不思議な話であるけれども、あるかもしれない事柄が並べられているだけで、革新的なものは何もない(たぶん…)。ちゃんと起承転結あって、暴力もセックスもない清く正しい映画。血も流れないし。だからいいとか悪いとかではなくて、制作する側の視点や思考をしっかりと提示されている訳で、それをしっかり受け止めた上で評価というか好き嫌いを判断して欲しい。
カッコつけたタイトルだとしか思えなかったこの映画の題名もいいタイトルだなと心から思えるし、気になる人はぜひ見るべきだと思います。
今年の最重要作
3時間の長尺だけど、テンポよく流れた。退屈感は全く無く、逆に無理矢理詰め込んだ感じも、難解さも全く無かった。
主演の黒木華が素晴しい。可憐で、何か抑えたような感じが凛々しすぎる。こんな女性が好みがヒトは「どハマり」しそう。綾野剛も相変わらずイイ。役者経験が少ないシンガー・ソング・ライターのCoccoは、特に素晴しい!他の役者もいい仕事してた。
スタッフ・キャスト全員がいい仕事すれば、名作が出来上がる。いいお手本じゃわ。
難しい事は言えないけど、観終わった後はとても良い気分になりました。...
難しい事は言えないけど、観終わった後はとても良い気分になりました。
黒木華さんの透明感のある演技は観ていて心地よく、coccoさんの演技はとても説得力があり本当に見入ってしまいました。
ありそうで無いような話、すごく現実的だけどどこか童話的で不思議な物語で心が温かくなりました。
軽薄そうなんだけどどこか憎めない感じの役は綾野剛の得意分野ですね。はまり役だと思います。
あ、そーいえば予告の猫耳は?
騙されてもいいかも
何が真実で何が大切で何が幸せなのか
優しさなのか、冷たさなのか
騙されてるのか、導かれてるのか
どれも自分で決めてるのかもしれないね
考え方次第で周りの人が変わっていくのかな
上映時間が長くって、遅い時間だったから、うとうとするときもあって、そんなゆったりした進行だった
でも苦じゃない。むしろ心地いい。
黒木華の美しさが際立ち、さすが岩井監督だなと思ったけど、綾野剛の小悪魔的な魅力にやられました
私も5分で落ちそう
独り身の私に元気をくれました
ねこかんむり
岩井俊二監督の映画を劇場で観るのは初でした。
岩井監督の作品は撮り方や画、音響効果などとても綺麗なので、劇場で観れてよかった。
不思議な映画だった。
七美は幸せになったのか、、すべて安室に誘導されていたのか、、
最後にすべて解決したようだったが、肝心のところは解決していないような、、
ぼんやりとした不思議な映画。
黒木華さんとCoccoさんの演技がよかった。感情を抑えるところと剥き出すところ、胸が締め付けられるような感じ。綾野剛さんの掴み所のない演技も素敵だった。
ねこかんむりは映画の中ではっきりとは出てこないんだなあ
全133件中、121~133件目を表示