ディバイナー 戦禍に光を求めてのレビュー・感想・評価
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新人気味がすごい
多分このページに来て何かが変だと思う人はたくさんいると思うのだが、ハイ確かにそのまさかだ。本レビューの作者は、日本人ではない。台湾人である。
なぜ台湾人が日本語の映画レビューを書くのかと聞かれると、まぁ台湾だけでは食っていけないからっていうのは明らかに冗談。日本と台湾の映画に関する法令が違うため、もしやと思ったら書き始めたのだ。台湾で既に上映した映画のレビューを日本人向けに書くのもいいじゃないかとね。
前置きはここまで、なぜ日本語うまいのかという質問も時間の無駄、神秘感として皆様の心に留めておくのも一つのロマンだ。とはいうけど、やっぱり変な言葉遣いもあると思うけど、遠慮なくコメントしてくださいね!
去年(2015)の五月に台湾で上映した『ディバイナー』は、はっきり言って成績は悪かった。何せよあの時は『アベンジャーズ2』が全国を占拠したのだからね。しかし全部他人のせいにするのもダメ、反省すべきやっぱりクロウにあるべし(きっと変な日本語になってるでしょう)。
監督としての処女作であるだけに、視聴者のご期待を裏切らなかった、ちゃんとルーキーとしてルーキーらしい作品を提出したのだから。普段映画館に行く習慣の少ない人にしてみれば、こいつはなるべくチャレンジしないでほしい。チャレンジしちゃったら、多分終わりが来る時をずっと待っているだけでしょう。
クロウおじさんは多分色んなものを試そうとしたと僕は推測した。『プライベート・ライアン』みたいな千里渡って子探し、トルコver.の『コレリ大尉のマンドリン』コーヒー占いはあの時こそお流行り、『オーストラリア』らしく豪漠風景、『鬼が来た!』のように敵味方同士仲良しおしゃべり。ただ『ディバイナー』はいつも寸止めする。戦争の怖さが染みてくる前に寸止め、恋物語に路線変更するけどちょっと恥ずかしい雰囲気になったら寸止め。
大きく見るとちゃんと考えたなと感心するでしょう。強いと言えばただ監督としての魂が足りない、ゴンやキルアみたいに急に強くなって念が他のおじさんのを上回ったわけではないからね。現実世界ではおじさんの方が強いんだから、映画監督なら老人の方がもっと強いよね。クロウは年齢的におじさんだけど,監督としてはまだまだひよっこってことだ。素材はあるが、魂がないとお湯のないラーメンになっちゃう。ゴチャゴチャでスースー吸い込むことができなくて、ただ素材を褒めることだけに我慢する。食べたことはあるかと聞かれたら、答えてあげるのが世の情けってことはない。
まぁ、歴史の勉強としては滅多にないテーマであることは否定できないでしょう。
『ディバイナー 戦禍に光を求めて』に関する二、三事
一、クロウが載ってた馬は、実際に自分が飼ってるハニーという名の馬。
二、エンドクレジットの最後に、ナショナルラグビーリグの優勝をとったサウスシドニーラピットーズにおめでとうという文字があった。2014年優勝をとったサウスシドニーラピットーズのオーナーはクロウ。
三、本映画のカメラマンを務めたオーストラリア籍のアンドリューレスにー(59歳)は、去年の四月27日心臓病で死亡。代表作は『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(アカデミー賞)、『アイ・アム・レジェンド』など。
四、ハーサン少佐とその部下は、実はトルコで有名な芸能人。
以上。
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