SCOOP!のレビュー・感想・評価
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最高の仕事
結構インパクトのあるシーンから映画がはじまります。
あの福山雅治さんが、お金と女と酒におぼれる、下品な中年のパパラッチを演じています。
普段の福山さんのイメージを取り除くために、相当品の無い役を福山さんが演じます。
結構大変な作業だったと思います。
これが中途半端だと映画の後半部がうまくいかなかったでしょう。
前半部の福山さん演じる静はまさに最低の人間です。
だんだんとパパラッチと思えるようになるにつれ、映画にはまっていきました。
ヒロインは二階堂ふみさん
静を軽蔑しながら仕事を覚える新人記者野火を演じています。
存在感を出し、静と張り合うようになります。
うまくバランスが取れていたなと思います。
仕事の面白さを知り、「この仕事最低ですね」から「この仕事最高ですね」に変わっていきます。
まさに、好きなジャンルのお仕事映画です。
面白い映画でした。
今をときめく役者さんが脇を固めます。
リリーフランキーさんの最後の演技は一言「怖い」
残念なのは、前半でせっかく福山さんが汚れ役の静を観てる者に刷り込んでくれたのに
最後のほう。スローモーションを使って、「かっこよさ」を表現していたところです。
このシーンが無くても、福山さんはかっこよくかっこ悪さを演じていたのに。
面白い!
ゴギブリとドブネズミ、以下の「美学」
「福山がスキャンダルな役をやるらしい」と言う印象しかなかった本作。
当初観る予定もなかった。
しかし監督の名前を知って観てみようと思った。
「モテキ」「バクマン。」を撮った大根仁氏である。
それほどまでに、この二つの作品は抜群に”面白カッタ”のだ。
本作では福山雅治が、ダーティーでワイルドな「中年パパラッチ」を演じる。
その意外性と、テンポの良いストーリーに引き込まれる作品に仕上がっている。
福山演じる主人公「都城静」は、芸能人、タレントなど有名人を盗撮するのが仕事だ。
かつては出版社に勤めていたが、今はフリーでやっている。
組織の”しがらみ”から外れた、まさにアウトローであり、一匹狼。
彼の車はベンツのゲレンデワーゲンである。
車だと軽く1000万を超える車だ。
「結構儲けてやがるなぁ~」と思っていたら、実は中古で買っていたのだ。
フリーカメラマンの暮らしは楽じゃない。
彼の場合、一般ピープルが、覗き見したくなるような、著名人を狙う。
夜の闇に紛れ、獲物の行方をどこまでも付け狙い、追いかける。
その姿はまさにハイエナである。
やがて彼のカメラが決定的瞬間をゲットする。
「カシャッ、パシャッパシャッ!!」
次に彼がとる行動はただ1つ。
逃げて逃げて逃げまくるのだ。
「獲物達」は反撃してくる場合があるのだ。そういう危機的な状況に陥った都城を助けてくれる、変なおじさんがいる。
名前を「チャラ源」という。
この闇夜の時空間に、ふわふわ漂っている「クラゲのような」得体の知れない人物を、演じられるのはこの人。
リリー・フランキーだけであろう。
このキャスティングは大正解。この人の演技にはいつも驚かされる。
本作でもかなり衝撃的なシーンがあるのでお見逃しなく。
さてこういう、ヤサグレた”汚ッたねぇ~”現場に配属されてきたのが、二階堂ふみ演じる”ウブな”新人女性記者「行川野火」
写真週刊誌の「イロハ」も、まるでわからない”ど素人”だ。
「なんでこんな奴と組ませるんだよ!」と都城静は、やり手女性編集者(吉田羊)に悪態をつくのだが…。
彼は、この”ど素人”女性記者を車に乗せ、今日も獲物を求め、夜の街に紛れ込んでゆく。
彼の仕事の99%は「待つこと」に費やされる。
24時間、狙った獲物を待ち続けても、23時間59分、何も起こらないのが当たり前なのだ。
しかしこの道のプロ、都城静は、その「残りの1分」「シャッターチャンス」に全てを賭ける。
そうやって彼は有名人達のアラレもない、恥ずかしい姿を「SCOOP!」として次々、モノにしてきた。
彼の写真を「商品」にし「現ナマ」に変えるのは写真週刊誌だ。
編集部では、毎号、発売部数がホワイトボードに表示される。
都城静と行川野火のチームは、どんどんスクープをモノにしていく。
刺激的な写真を撮れば撮るほど、発行部数は右肩上がりで、増えてゆく。
まさに「イケイケドンドン」
その発行部数の伸びを横目に見ながら、都城静は、ぼそっと野火につぶやく。
「俺たちがやってる事は、しょせん、ゴキブリか、ドブねずみ以下さ」
しかし、ゴキブリだって、ドブネズミだって、なりたくてその姿に生まれついたのではない。
彼らにも彼らなりの美学があってもいいではないか?
今日も彼らは真夜中の闇に紛れ、こそこそと街の片隅に自らの姿を潜める。
「SCOOP! を撮る」
ただそれだけに、全てを賭ける、彼らの生き様。
ラストシーン。漆黒の夜空。
ぽっかり浮かぶ満月。
月はどんな表情で彼らを観ているのだろうか?
まさにスクープ
福山らの演技が光る
思ったより面白かった
リリー・フランキーが凄い
掬う婦
何気なく母と観に行った作品。
個人的には、この映画が公開する前の月9で散々な目にあっているから…あまりこの手の役柄に期待はしていな かった。
冒頭からいきなりのエロ福山発動。
カーセックスで、
福山ファンじゃない一般層を『オレは今回ダメ男なんだぜ』と植え付けさせようとするイメージ。
確かに私も、未だ福山といえば…ガリレオイメージばかりが優先してしまって(笑)今回のダメ男福山は、結局最初から最後まで慣れないし…違和感ばかりだった。。。
パパラッチの仕事ぶりは
露骨なスキャンダルを並べただけで…"リアルな現場を映し出す"とゆうドキュメンタリーな場面は一切なかった な…
野球選手の豪遊や
政治家のスキャンダル、
アイドルのイチャイチャ
どれも私達、一般の読者が思う…わかりやすいパロディをわかりやすく展開して裁いていく内容。
実際にあんな花火を上げたり、待ち伏せに堂々と横付けしたり…
まずバレるだろっ!!…と突っ込みたくなるのだが、
そこを福山や二階堂がうまく茶化しながら進んで行くのは、娯楽としては見飽きなくて楽しめた。
ただ…中間あたりで…これをどうやって映画らしく、後半盛り上げて…クライマックスに持って行く気なんだろ う…?
とゆう不安定さが感じられ…
やっぱり中だるみは否めない。
吉田洋の同居人展開はまさに無理矢理な昼ドラ展開(笑)
この監督は如何に恋愛経験や女性側の視点がわかってないなと痛感するほどの軽視ぶり。
吉田洋に嫉妬するでもなきゃ寝取るわけでもない
ただ『イマドキの』若者を二階堂に演じさせ…処女かいなかは結局関係なく…
福山と長く連れ添ってたら 『恋愛感情が沸きました』的な感じでいきなり最後の最後に福山への無言のキス→クライマックスにセックス。 。。
いやはや、女は感情に流されて身体許すとでもいいたいんか!?
と言いたくなる無理矢理なエロ満載(笑)
吉田洋との恋愛感情なんぞ 冒頭も中盤も全く感じられなかったぞ!?
あのいきなりの乱入には、観客だれもがびっくりしたことだろう(笑)
そして、そんなボロクソな恋愛描写を吹き消してくれたのが…我らがリリー・フランキー氏!!!
あの病的な演技には本当に度肝を抜くばかりだ!
実に不安定な役柄を淡々とこなし、最後の最後にドカンと福山に花を持たせて去る…
福山事態はやっぱりお決まりの『格好良さ』を捨てきれず…
良い奴で幕を閉じるのが 私の様なファンではない層からしたら、鼻につく。
結局は『イケメン福山』から抜け出せない役者と監督のイメージなんだろうなと…
冒頭のカーセックスも 何の意味もなさないのだ(笑)
わかりやすいのが
相手役の女2人が現像するシーン。
二人で『良い奴だったよあいつは』と言いたげなのもまた
良くある恋愛描写だ
要するに、感情移入する様な過度な場面は全くなく、
常に映画を俯瞰で見れるゆるさがあり…そうゆう意味では気楽に見れる良い作品なんだろう…。
仕事に貴賎なし
監督の前作であるバクマンが面白くて、その次回作として期待してた作品。
新人記者が全く無知なまま現場に放り込まれ、始めは文句ばかりだったのが、次第に仕事にのめり込んでゆき、成功を手にする中盤までの展開は、テンポがよくスリリングでメチャメチ面白い。
劇中の主人公も自虐的に語るとおり、ひたすらスキャンダルを追っかける仕事は、世間一般からも最低な職業と見られがちだ。
しかし、雑誌を売るために団結し、チームワークでそれを達成していく様は爽快で、それ自体はどんな職業にも共通する仕事の喜びがあるのだと思った。
このチームの話をもっと見たい!
続編があってもいいんじゃない?
と思えるほど、それぞれのキャラクターにすっかり思い入れてしまったので、終盤の展開にはがっかりしたが、全体としては楽しい作品だった。
痛快
文屋の世界
ヒロインが言っていたとおり、一般的に見ると、やっぱり最低なんだと思うけど、それ(スキャンダル)を望むのも人なんだろう。
でも、まあクズでした(笑)。それゆえに、面白かった。
飽きさせずに最後までいったが、最後に主人公が死ぬのは、頂けなかった。
死ぬことで主人公が美化されてしまい、残念でした。
面白かったです!
割と下ネタ多めでしたが、
笑える描写が多いです。最後は感動!
この映画で泣くと思わなかった。
福山雅治の撮影シーンかっこよかったー。
リリーフランキーの狂気の恐怖と、
二階堂ふみの一所懸命ついていくアシスタント役もとても良かった。
吉田羊や滝藤賢一もさすが。また観たいです。
う~ん
まず最初の始まり方が気に入らない。
セックスのシーンから始まるのは、別にいいのだが、そのセックスをしているのが福山となっているのが気に入らない。
そこは、有名芸能人がカーセックスをしているところを、パパラッチである福山がとるというところの方が、端的にパパラッチという職業を紹介できて良かったのではないだろうか。
そして、野火と静がベットインする展開も気に入らない。
福山の映画では福山とヒロインがそういう関係にならなければいけないという法律でもあるのだろうか。
あれは必要じゃない蛇足な展開だったと思う。
また、ちょくちょく挟んでくる下ネタがくどかった。
しかし、リリー・フランキーの演技と、最後の衝撃的な展開で星二つ。
リリー・フランキー☆すげーワ!!!
いつも、思うのですけど、仲良しでも、リリー・フランキーさん出したら、ダメですよーー!!
全部!!!演技もってかれてるしー(((^_^;)
あの演技ずるいよー!!!いろんな人を見て、知り合ってきたんだろーなー。リリー・フランキーさん、助演賞男優賞確定ですね(^^)v
回りの役者もちょいちょい、有名人使ってて、ほんで、SCOOPされちゃう有名芸能人は誰だ~?!みたいな(笑)
カーセックスから、始まる冒頭、静(主役)の、ゲスさが、すごーーーくわかるシーン(^^)わかっちゃいるけど、福山雅治は、やっぱり、太めのゲス親父でも、福山雅治だわ!
何故だかベテランカメラマン静に、組まされたルーキー野火ちゃんが、ありえなーい(>д<*)って、嫌悪感丸出しだったのが、花火ぶっ放し追跡から、コーフンして\(^o^)/やったー!!
私も、思わず爆笑してましたーヾ(≧∀≦*)ノ〃
どんな、ラストに、まとめて行くのかと興味津々でしたが、リリー・フランキーの一人舞台のような・・・なるほどねー。でしたね。
野火ちゃんの寝顔が、ノビちゃんを、成長させてました。
面白い映画でした(*^▽^)/★*☆♪
でも、雨の金曜日の昼下がりは、観劇者は、10人位だったかなー?!
リリーフランキーやばい
普段洋画しか見ない私が予告編を見て惹かれて見に行った作品です
タイトルに書いた様にリリーフランキーさん演じるチャラ源がすごい印象的な作品でした
このキャラのすごいのは最初はふにゃふにゃした感じの人物だったのに話が進むにつれて恐ろし人物になっていくところ
またあんなにも恐ろしのに主人公の静はチャラ源を見捨てないそこに一種の恐怖を覚えたと共にこの二人の絆でもあるのかなと
なんかああいう友情て男からして見ると少し羨ましいのかなとも思えました
ラストがなかなかに凄まじい作品なので賛否あると思いますが自分的には十分楽しめた作品でした
始まり方に驚き終わり方にも驚く
裏の世界を覗き見てるような感覚で見ておりました。スクリーンに、いまの東京の雰囲気がキレイに映っていました。パパラッチの仕事は、危険溢れるものだと思いました。ハラハラするし、私だったら撮ることに罪悪感があるので、絶対やらない仕事。図太い神経がなければ勤まらないんだろうと思いました。そしてリリー・フランキーの怪演!すごく印象的でした。サイコにトリハダ。見終えてからの謎は沢山あります。あのお金の意味と、大きな借り、などなど気になりました。また、人権についてもすごく考えさせられました。芸能人のスクープには興味がないけれど、パパラッチに疲れてうつ病になったなんていう海外ニュースを見たことがあるので、そういう類のカメラマンの意思等に疑問を持っていたから今回この映画を見ました。実際そういう雑誌を読む人もいるので売れるのだろう。あー、こんな風に撮ってんだなぁと納得の反面苦笑い。
ああやって撮るのか。
原田監督の原作映画はTVで観たような…何となくの記憶
しかないので、ほぼ初観の感覚で大いに期待していた作品。
大根監督ならではのポップなやさぐれ感に昭和の古臭さを
加えた予想通りのエンタメに仕上がっているが、まず冒頭
からの作り込みが過ぎた演出と、主演福山の演じています
感がいかにもなキャラから新味を出せておらず、勿体ない
としかいいようのない出来。どうせならナイトクローラー
ばりに下水のようなゲス野郎を最後まで貫いてほしかった。
だいたいゴキブリかドブネズミのような奴がそんな例えを
わざわざ口になどしない、ああいう台詞も作り過ぎなのだ。
いい味出せていたのは元夫婦だという吉田羊とのキス場面、
彼を今一度第一線に戻すために賭けを張った次期編集長の
心意気とラストでのあの決断。正直気持ちのいい終わり方
ではないが、ああいう現場で命懸けで仕事をしている人間
もいるわけで、出来上がった記事がどんなスクープであれ、
そこに惹き寄せられる人間がいる限り盗写も無くならない。
花火も面白かったけどヘタすりゃ爆死だからね。怖すぎる~
(それぞれのネタ元があ~あの記事ね^^;って感じだったし)
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