SCOOP!のレビュー・感想・評価
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役者陣、いい味出してます!
テレビでの宣伝が先行している感があって、また二階堂ふみが今一つ好きになれないことから少し疑いを持って鑑賞しました。見終わっての感想は上のタイトル通り『それぞれの俳優さんたちが個性的でいい味出してて面白い‼』でした。中でもリリーさんの狂気、滝藤さん、吉田羊さんの熱演、もちろん本領発揮(?)のゲスっぽい福山さんもとてもカッコよかったです。二階堂ふみさんはさすが映画女優って感じで、誤解していたこと反省しております(._.)
エンディングは少し読めた感じもしますがショッキングではありました!『この仕事ってサイテーですね⁉』が『サイコーですね⁉』に思わずなったシーンは劇場内で笑いが起きてました。
退屈はしませんでしたが
退屈せずに観たけれど、いまいちのれなかった。
福山雅治にはこの役はどう頑張っても無理という気がしました。台詞も言わされてるかんじがして。役者の限界か。他の役者さんも同様だけど、なぜかうすーっぺらくきこえてしまって。ぜんぜん入り込めなかった。
せっかくのお休み、他の映画を観ればよかったなぁ。
大根氏の文章とドラマは好きなんだけど、映画はどうしてもダメだなあ。
リリーさん相変わらず演技うますぎ。
天性のものですかね、以前からリリーさんは演技うまいなーと思ってましたが今回はさらに磨きがかかって素晴らしかったです。演技臭がまったくしないまさにリアルな演技でした。
マシャファンの嫁と一緒にみましたが映画そのものも飽きなく観れました。愛知で観ましたが舞台挨拶も面白かったですよ。ヒゲ面の福山さんは女性には人気がなかったようですね。顔のシワが2、3本増えればヒゲも似合ってくると思いますので、福山さん落ち込まないように。
とにかく下ネタ満載だったのと、初めの方福山さんの滑舌が気になってし...
とにかく下ネタ満載だったのと、初めの方福山さんの滑舌が気になってしまい入り込めなかったのですが、永山事件に入ってからラスト、すっと引き込まれました。
福山さん演じる静の汚い姿と、カメラマンとしての尊厳の間で揺れる姿に心動かされました。
そしてリリーフランキーさんの演技に圧巻。会話の合間に見せる狂気性から衝撃のラスト。本当にヤバイ人にしか見えなくてリリーフランキーに見えませんでした、!!
二階堂ふみさん演じる野火もとってもキュートな新入社員で、また最後のチャラ源と静を撮る姿はとってもかっこよかったです。野火の最低ですね。の口癖が思わず最高ですね。に変わったシーンが素敵でした!
チャラ源と静の過去についてもう少し知りたかった。というのと、どうして野火は静の最後の瞬間まで撮り続けたのかをもう少し明確に伝えて欲しかったです。
とってもいいエンターテインメントですが1人で見ることをお勧めします!
汚れても福山
いつもスマートでクールな福山さんの汚れ役。それでもやっぱり男から見てもカッコイイ。
写真雑誌の舞台裏の裏まで描いた作品。最後までストーリーに引き込まれる展開でした。
脇役を固める、吉田、滝藤、リリー、そして二階堂がそれぞれの持つ個性を充分に活かした配役になっていました。
福山さんの新しいスタイルが生まれましたね。
娯楽映画。面白かった
でも少し長い。
テンポよい娯楽映画に徹して、カーチェイスを無くしベッドシーンを短くして、90分にすると良かったと思う。(でも、二階堂ふみはとても綺麗でセクシーに撮れてる。これを切るのはモッタイナイとも思う)
あるいは、
空いた尺に、過去の相棒3人分、定子、馬場、チャラと静のエピソードを入れて120分。
なんで静がこんなヤツになったのか。なんでチャラはこんなことをするのか、が想像できるような伏線を。
これがあると、映画の奥行が深まり、ラストシーンの後に余韻を楽しめる映画になったと思う!
興奮しすぎて下半身を起こされた上、後半ヤッバい!!
久し振りに日本映画で笑ってウハウハ、静止しました。"静止"です。言葉の意味はショックと”漢の散り様"です。これが、これがまさに"仕事に殉じた"ことなのか!?と、無い頭で必死こいて言葉をまとめていきました。
実はさほど期待はせず、軽い気持ちで見に行きました。役者・福山雅治にはあまり関心がなかったうえ(『そして父になる』もですが、感情の抑揚見え辛くて)、映画『モテキ』とだいぶ違って、下種な世界が舞台なので。それに予告を何度見ても、決定打を得られなくて(予告は結構面白いが、それでだいぶ満足したので)、『聲の形』字幕版までのほんと余興のつもりでした。
そしたらまあ、意外なことに映画大変面白いです。世間様からとにかく悪い評判しか聞かない世界を、泥臭くて最低なのに、内包するやりがいまでも描いてしまっているんですから。ちょいちょいこの職業も悪くないんじゃないかと感慨(それでも賛同得にくいのは、見る前も後も変わらずですが)してしまった自分がいて、危なかったですねえホント(ギレンホールの『ナイトクローラー』もちょいちょい魅力的でしたからね)。
チビチビ他人の汚いケツを追いかけ続ける序盤の仕事の姑息度合と地道さがなんでしょうね、意外と不思議としみじみしたね。で、標的(これがなんと斉藤工!)にバレちゃってド深夜都会でカーチェイス(車種は何か忘れた!あと花火の使い方がハリウッド映画顔負けや)!振り切って無事に獲物を撮れた時の高揚感。スゴイね、瞬時にこの職業をもっともっと知りたくなったよ。汚れ仕事も他の仕事と同じで達成感がある。しかもプラス背徳感で他にはないゾクゾクがある。ここでホントにこの職業を隙間から覗いた気分です(今思えば観客もファインダー(画面)から覗いてたんだ。大根仁監督スゲエ)。
それに静が乗り回す汚ったないけど味ある車(車種は何か忘れた!)、危険だけど朝までいたい”東京の深夜の通り”、静とチャラが歩き回る飲み屋&ヤラシイお店!舞台装置も縦横無尽に魅力的に挟んでくるから、終わった後東京の街を歩いて飲んで騒ぎたかったよ!それぐらい小道具や街を魅せるスキルもGood!!
肝心要の役者陣は二階堂ふみとリリー・フランキー、滝藤賢一が光ってた!!特に二階堂ふみはヤバすぎるほど興奮した(吉田羊の大人の女の魅力、軽く霞んじまったよ)。新人臭まみれの最初、仕事に魅せられていく中盤、静にトキメク後半からの、クライマックスでの一面。しかもまさかのベッドシーンもご披露というサービスぶり、下品承知で宣言するが、下半身が興奮したわ!しかもラストは思考停止。これ彼女の代表作でしょ!あんな20ちょいすぎにしか見えん娘のベッドシーンってまったく予想の斜め上だし、余計に余計に(大事なことなので2度言います)ゾクゾクしたわ。実は未だに『ヒミズ』やその他の作品をまだ見た事なくて、彼女の出演作品を見るのはこれが初めてなんです(ゴチでは見た事あるんですが)。見たらまあ凄いのなんの!はち切れるほど魅力的だし、マジでこの女優さんは凄かったんだとようやく認識。他と比べることはできんが、俺はこっからファンになっても不思議じゃない。いやほんと!
主役・福山雅治も決して悪くはなかったけど、良くも悪くもヨゴレようと、”(モノホンの)イイ男”は消せてない(身も心も汚れきったチャラ源のようにはなれない)。最もそれが監督の狙いなのかもしれないし、”仕事に殉じ散った様”は不覚ながらもカッコよかった。結局都城静というのはコッチ側(チャラ源が根城とする世界)の人間じゃなくて、華やかな世界の上で生きるべき側だった(報道に理想を燃やす人々がいる世界)。ある種福山雅治を起用したのはそれ故かも。良い男は汚れようと良い男に変わりはないし、最底辺にいればいるほど尚更そこが引き立っちまう。一種の”中途半端”感が求められていたかもしれんし、上へ行けない優柔不断さ、それを任せたかったのかも。も一度言うが悪くはない。ただ周りが強すぎる。
その次なる強すぎる周りの役者は滝藤賢一!もうね二階堂ふみとおんなじことを言っちゃうけど、ファンになっても不思議じゃないよ!マジ最高だよこのオッサン!嫌みだらけで保守的(?)だけのウルサイ奴だと踏んでいたら、後半まさかの大活躍と本心露わで掌返した!スゲェよコイツはカッコいいよ!んでもって可愛いよ!中身はただの先輩思いの切り込み野郎だったから!
逆にリリー・フランキーは可愛いけれどカス野郎(可哀想ではあるんだけどね)で、トチ狂って暴走するクライマックス超怖い…。見た目からして汚れとるが、それでも最後はやるせなかったわ…。結果引き金引いちゃって、やらかしたんだからねコイツは(ここまでの無様さを魅力に変換しちまうコヤツはほんと恐ろしい役者ですわ)。
『モテキ』のような華やかさとブットび度合は控えめだが、それでも不思議と後味はなぜか爽やかな映画だった。開始と〆をドローンカメラで撮った理由も意味深だし。
リリーフランキーの怪演が楽しめる
福山雅治の映画は今迄何故かスルーしていました。今回も予告編を観た限りではどうかなと思いましたが、予想以上の満足度でした。吉田羊や二階堂ふみ、遠藤賢一何れもハマり役なのですが、リリー・フランキーの存在が大きいと思いました。エンドロールに流れるTOKYO No.1 SOUL SET の音楽もピタリの収まり方。「バクマン」も良かったので大根監督の次回作に期待が持てます。
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