「ああやって撮るのか。」SCOOP! ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ああやって撮るのか。
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原田監督の原作映画はTVで観たような…何となくの記憶
しかないので、ほぼ初観の感覚で大いに期待していた作品。
大根監督ならではのポップなやさぐれ感に昭和の古臭さを
加えた予想通りのエンタメに仕上がっているが、まず冒頭
からの作り込みが過ぎた演出と、主演福山の演じています
感がいかにもなキャラから新味を出せておらず、勿体ない
としかいいようのない出来。どうせならナイトクローラー
ばりに下水のようなゲス野郎を最後まで貫いてほしかった。
だいたいゴキブリかドブネズミのような奴がそんな例えを
わざわざ口になどしない、ああいう台詞も作り過ぎなのだ。
いい味出せていたのは元夫婦だという吉田羊とのキス場面、
彼を今一度第一線に戻すために賭けを張った次期編集長の
心意気とラストでのあの決断。正直気持ちのいい終わり方
ではないが、ああいう現場で命懸けで仕事をしている人間
もいるわけで、出来上がった記事がどんなスクープであれ、
そこに惹き寄せられる人間がいる限り盗写も無くならない。
花火も面白かったけどヘタすりゃ爆死だからね。怖すぎる~
(それぞれのネタ元があ~あの記事ね^^;って感じだったし)
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