劇場公開日 2016年10月1日

  • 予告編を見る

「オシャレカッケー映画に泣かされた」SCOOP! SHさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0オシャレカッケー映画に泣かされた

2016年10月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

出だしから重低音のビートが流れ黒のベンツを福山雅治が一眼レフ片手にドライブする…まぁなんてシャレオツで、こんな自分に合うのかしら…と小バカにした気持ちで見ていたら、最後は結構な勢いで泣いてしまいました。
全く現実味のない展開で(現実社会が舞台の映画の割に)現実を超越しすぎていて、さすがにすぐには入り込めなかったけっれど、エンタメに徹した姿勢でどんどん引き込んでいき、終いにはカメラマンやジャーナリズムの志というかジレンマというか、そういった難しい問題も人間関係とうまく絡み合わせて提示したりと、なかなか巧妙な娯楽映画で、思わず泣かされてしまいました。
演出とか設定など、全てが過剰だと思います。でも、分かりやすく伝えること重視の結果だろうし、はまっていく人はドはまりなんだと思います。そしてその一人が自分です。
コンプライアンスとか倫理教育といったものとは無縁であり、危ういところ満載なんですが、それを大衆とかジャーナリズムというもので丸め込んでいるような…まぁ現実も似ているのかなー
原作映画があったとは知りませんでした。予想以上に面白かったのは、そのためなのかそれを見ていないので何とも言えませんが、決してそればかりが面白い要因ではないと思います。

SH