「既視感ありあり。でもまあ、有りかな。」ドクター・ストレンジ showさんの映画レビュー(感想・評価)
既視感ありあり。でもまあ、有りかな。
ディズニー・マーベルのヒーロー映画の最新作を109シネマズ川崎にて、IMAX3Dで鑑賞。
IMAXは、もういつぶりか思い返せないくらい久々でしたが、映像の密度や音響の広がり方が通常の2Dとは桁違い。
スクリーンも大きいので(川崎のはそんなに大きくないけど)映画への没入度も違います。
とくに本作はCGの密度がハンパないので、IMAXで大正解!
小さな画面じゃ何が起こっているのかもわからないシーンばかりなので、ぜひ劇場での鑑賞をオススメします。
作品としては、苦言がないわけじゃありませんが、
大好物な映像表現が多く、ガッツポーズの連続でした!
「建物グニャグニャ」てゆう「インセプション」映像やら、
「え?!なにこれ?!みたことない!!」ってゆー、人が絶対に見ることのできない次元を見せてくれる「インターステラー」映像やら、
端的にいうとノーランっぽい映像がどっさり。
その上、ノーランみたいにまどろっこしい能書きは垂れないので、スカッと観ることができるのも○。
一応説明っぽいセリフはあるけど、結局は「とにかくそーゆーもんなの!」で片付ける潔さ!
また、主人公がサッパリとした性格なのも○。
やっぱりヒーローは、鬱っぽいヤツ(バットマンやらスーパーマンやら)より、カラッとした性格(アイアンマンやらデッドプールやら)の方が魅力的です。
ギャグはスベり気味でしたが、アメリカ人があれで笑えるなら、まあいいんでしょう。
苦言もないわけじゃなくて、むしろいっぱいあるんですが、
一言でいうと「いろんな映画の寄せ集めが満載」ってことです。
前述のノーランっぽいってのもそうですが、それ以外にも、
これってあの映画のあの部分だよね?
ここってあの映画っぽいなあ!
それやったら、あの映画になっちゃうよ!
…って展開が多く、既視感があってなんだかなぁーって感じ。
とはいえ、やっぱりあの映像体験は劇場じゃないと味わえないので、ぜひぜひ劇場で、なるべくならIMAX3Dで、ご覧くださいませ。