「どこまでもつきあうよ!マーベル。」ドクター・ストレンジ mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
どこまでもつきあうよ!マーベル。
マーベル・ユニバースのなかでは上出来ではないだろうか。
スコット・デリクソン監督を見損なっていた。ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が事故を起こすシーンがすごい。
カエシリウス(マッツ・ミケルセン)との対決はあまりに現実離れしていて、楽しいがすごいという感じではなかった。
そういう映像マジックもさることながら、今回は名優揃いなので、芝居もすばらしい。
なかでもふたりの女優がいい。
レイチェル・マクアダムスは凡庸なヒロインにはおさまっていなくて、ストレンジの心の支柱になっている。ナタリー・ポートマンは「ソー」シリーズからいなくなったが、レイチェルには引き続き登板してほしい。
そして、なんといってもティルダ・スウィントン。どこまで本人が演じたかわからないがアクションも堂に行っていた。なんでもこなしてしまう名優である。
ラストクレジットが始まったら、席を立つ人が何人かいたが、彼らはマーベルの映画を観たことがないのだろうか。ラストクレジットのあとにワンシークエンスあるのはお決まりで、今回はかなり重要ではなかっただろうか。あれを見逃すとはなんとももったいない。
コメントする