「少年ケニヤを彷彿」ジャングル・ブック プロボウラー谷さんの映画レビュー(感想・評価)
少年ケニヤを彷彿
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とにかく画面がきれいで、動物たちも本物のように生き生きしている。
ディズニーランドのジャングルクルーズなんかを長時間待つよりも、
はるかに感動の世界に吸い込まれる。
子供のころに、毎週発刊される「少年マガジン」や「冒険王」の月刊誌が待ちきれず、町の本屋さんに走った頃の感動がよみがえる。
あの少年は、「少年ケニヤ」「狼少年ケン」「ターザン」の世界の主人公だし、クロヒョウは「弾丸ジャロ」のサバンナを疾走するジャロそのものだ!
また、突然、唸り声を上げて画面の奥から襲いかかるっ猛獣には、全く驚かされる。下手なお化け屋敷よりもスリルがある。
ただ、巨大なオランウータンのキングは、ほかの動物たちがリアルに表現されているのと比べると大げさすぎる。
でかいだけならいいが、石の宮殿を破壊する場面は、急に「キングコング」か「シンゴジラ」の世界に迷い込んだか?という気分にさせられ、ひいてしまう。
もう一つ。
最後に、少年がオオカミの群れを出て、人間の村に行くまでにあれだけの決死の場面を乗り越えて行ったのに、群れに戻るときには端折られているのに少し違和感を覚える。
まあ、そのあとのシアカーンとの決闘は見ごたえがあるが・・・
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