「家族むけの映画」ジャングル・ブック laikaさんの映画レビュー(感想・評価)
家族むけの映画
狼に育てられたモーグリ。
主人公は人間としてジャングルの一員となり、動物たちと共存し、生きていく。
全体的に違和感のある物語だった。
道具や火を使う知性ある人間として、他の多種多様な動物とともに生きる…というある種の多文化共生主義?のような話。
いろんな価値を認めあって、生きていける社会にしよう…テーマはズートピアと同じかな?
でも、結局主人公は自分以外の人間を知らないから、人間がジャングルを搾取しているという構造を本質的に理解してない。
人間対自然という図式が見えていないなかで安易に共生へ話が進むので、主人公の葛藤やそれを受け入れる動物側の受容と譲歩の姿勢になんかリアリティーがない。というかうすっぺらく感じてしまった。
CGはすごかった。さすが。
くまの友人との掛け合いが、ほのぼのしていて楽しい。
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