「ジョン・ファブローが奏でるガンボ!」ジャングル・ブック HammondJ3さんの映画レビュー(感想・評価)
ジョン・ファブローが奏でるガンボ!
本作にサブタイトルを付けるとしたら、「ダイ・ハード イン・ジャングル スターリング・モーグリ」といったところでしょうか。
監督が安心印のジョン・ファブロー × ディズニーということで、ストーリーから見せ場からヴィジュアルから完璧といって良いと思います。子どもから大人まで満足できる作品だと思います(小さい子、特に犬に吠えられるのが苦手な子は泣き出しちゃうかも)。
なので、内容はどうこう言わず特筆すべき点を2つ3つ。
一つは、ジャングルって「生き物のるつぼ」なんだなぁということ。フィクションだから沢山の動物を登場させているとはいえ、うまく棲み分けを描いているので、動物図鑑を眺めているような気分でした。
もう一つは、S.ヨハンソン演じるカー(大蛇)の質感です。蛇は触ったことないですが、苦手な人であれば背筋が凍りつくこと必至です。ちなみにS.ヨハンソンはエンドロールでも、妖艶すぎる!美声を聴かせてくれます。
最も押したいポイントは、ジョン・ファブローのニューオリンズ愛に溢れた音楽です。「シェフ」でも、ニューオリンズの文化や音楽をフィーチャーしていましたが、今作でもジャングルを舞台にした、ニューオリンズ・スタイルのミュージカルで楽しませてくれます。おそらく、エンドロールでDr.ジョンが聴けるのは、今作と「ブルース・ブラザース 2000」くらいでしょう!
アトラクションにも負けない迫力がギッシリ詰まった夏休み映画です。オススメです!
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