「アベンジャーズ敗れる!」シビル・ウォー キャプテン・アメリカ ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
アベンジャーズ敗れる!
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ヒーローとは巨大な力と同じ責任をもつ。サム・ライミ版のスパイダーマンはそう描かれていた。そしてそれはどのヒーローも「持つべき」ものはずだ。この映画も最初はそのあり様を中心に描くものだと考えていたが、ルッソ兄弟はとんでもない状況をクライマックにもってきた。
なんとキャプテン・アメリカとアイアンマンが自らの責任を放棄して人として戦い合うのだから。
つまり、真犯人の策略にみごとに嵌るのだ。そして、その動機が観客には充分に理解できるのが見事を通り越して凄い!
もちろんそれだと暗くなったりするからアントマンやスパイダーマンのドラマに絡まない新規組みの活躍やブラックパンサーが真犯人を「赦す」シーンなど入れてはいるが、もうハッキリいってヒーローが敗れる瞬間を描いていると考えるしかない。
そして、これがこの映画の最大の見せ場なのだ。
「まいりました」が素直な感想だが、「次は大丈夫?」の気持ちもある。
「本当にどーやって終わらせるのか?」
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