劇場公開日 2016年3月5日

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ロブスターのレビュー・感想・評価

全104件中、21~40件目を表示

2.5彼じゃなく私を?

2024年1月15日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

奇妙というよりは奇怪な世界観。
なぜそんなにツガイ化を求めるのか理解し難い。(映画の中だけでなく、社会一般で)
レジスタンスが出来るのも納得だけど、だからって争うのもまたスジが違う様に感じる…。

似た様な組織モノや、似た様な別な生き物に転生設定は、よく見かけるけど興味深いし面白い。
本作品のタイトル、ロブスターを選択するのも遥か斜め上な思考で刺さる。
奇抜な雰囲気はヨルゴス監督ならでは、といった感じ。

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奇妙鳥

4.5タイトルなし

2024年1月8日
Androidアプリから投稿

45日以内にパートナーを見つけないと自ら選んだ動物に変えられる設定。

終始ニヤニヤしてしまうシニカルなコメディー。そこら中にいる動物は、実質この世界で死を選んだ人たちなのかというね…なんでラクダ・フラミンゴが良かったんだろう?

『花束みたいな恋をした』は偶然共通点が見つかる喜びから恋が生まれたが、この設定だと無理矢理にでも共通点を探しに行くんだなという納得感。

兄が犬になって…冷徹残忍という共通点を無理やり作りに行って、影でこっそり泣くシーンはぐっと来た。

そしてラストシーン。共通点を見つけるとしたら…と最後の海の音…終始居心地の悪い傑作。

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わたろー

3.5欧米社会への風刺?

2023年9月5日
iPhoneアプリから投稿

知的

伴侶の死でも独り身だと動物にされるのか。
何歳以降はシングルでも許されるんだろうか。
子どもが望めなくなったら社会貢献という意味ではパートナーを作る意義も薄れるし、許してあげてほしい。

まぁ日本より欧米の方がシングルに厳しいと聞くので、欧米社会の風刺として見ても面白い。

ラスト、彼も失明する必要はあるのか。
二人で盲目だったら日常生活困りそうだけど…。
彼は彼女の目になってあげたらいいのではないか。

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rakopon

4.0奇妙な話

2023年6月11日
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鑑賞方法:VOD

とっても変な世界。
それをさも当たり前の様に話が進んで行く。
それぞれ登場人物たちが結果どうなったのかまでは見せない。消化不良を感じる人もいるかもしれないけれど、自分的には好きなタイプ。
女優さんたちがノーメイクっぽくて俳優さんにしても普通の人々の普通の姿を格好つけずに晒しているのも面白かった。元人間だった動物が背後を横切るシュールさも奇妙。現実にはありえないプロットを現実感丸出しで演出する奇妙さに、面白いこと考えたものだと感心する。
一人でいたくないために無理にパートナーを見つけようとする人達。反対に一人で結構と強がりなのか本気なのか独り身を貫こうとする人達。そう言った現実の恋愛の滑稽な面を見せつけられたように感じた。

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Tamizo

3.00か100か

2023年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

星野源の曲を思い出しながら見てたけど、とにかく不思議な雰囲気。
「この世にいる誰も二人から」なんて、そんなわけあるかと。
パートナーづくりを強制される体制側と、
独りでいることを強制される反体制側。
どっちも不自由なことに変わりはなくって、
けっきょく0か100かで論じる愚かさみたいなメッセージを感じた。

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mar

2.5いいはいゆうさんいっぱいなのに

2022年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

なんか、残念。
設定は面白いのに
なんとなくはっきりしないストーリー
観る方にサジを投げた感じ。
ラストの彼の行動は悪く無いけど...
投げやり過ぎないかな終わり方。
ファレルさん、セドゥーさん、コールマンさん、ウィショーさん
他の方々も好きな俳優さんなので、期待したんだけど。

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けはえ

2.0美しい不快感

2021年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

シュールな映像に浸りたくて見始めたけど
気持ち悪いが先行しちゃって入れなかった
観念の置き換えに少し無理と矛盾がある

オリビア・コールマンの歌が聞けた♪

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mamagamasako

4.0【独身である事が、罪とされる世界を舞台にしたディストピア映画。ヨルゴス・ランティモス監督の、奇想天外な作品を考えつく頭の中を叩き割って観て見たい・・。】

2021年9月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

ー ヨルゴス・ランティモス監督の、独特な不穏な世界観が、タマラナイ作品である。
 この監督の右に出るのは、ミヒャエル・ハネケ監督か、ラース・フォン・トリアー監督だろうか・・。ー

◆感想
 1.本人は否定しているが、自ら生を受けたギリシャ悲劇が、何らかの形で、作品形成に影響を与えていると思う。

 2.劇中の”45日間でパートナーを作れないと、動物になる・・”と言う、摩訶不思議な設定。

 3.妻と別れたデヴィッド(コリン・ファレル)は、当たり前のように”施設”に行き、私物を全て預け、”施設のルール”の説明を受け、生活を始める。
 ー 変なシーンの連続である。
    ・皆で同一方向を向いた朝食シーン。
    ・施設で暮らす者達は、森に居る独身者たちを狩り、一体仕留めると一日動物になる日が延期される。
    ・メイドが、デヴィッドの股間にお尻をグリグリ回しながら押し付け”勃起したわね・・”
    ・自慰は禁止 ー 破った男(ジョン・C・ライリー)は、指をトースターに押し付けられ・・。”痛いよ痛いよ。指が使えなければ、自慰は出来ないけどさあ・・。”ー
    ・変なダンスパーティ。鼻血を出す女の子が気に入ったびっこの男(ベン・ウィショー)は、自ら鼻血をわざとだし、接近する・・。ー

 4.デヴィッドは、冷酷な女と、一時良い仲になり掛けるが、彼女が犬になった自分の兄を半殺しにしたことを知り・・。
  ー もう、訳が分かりません・・。けれど、オモシロイ。ー

 5.冒頭から女性の声でナレーションが流れるが、それは森に棲む独身者の人々の一人の女(レイチェル・ワイズ)だった。デヴィッドと女は、謎の女リーダー(レア・セドゥ)が律している恋愛禁止を知りつつも、惹かれていく。
  ー リーダーが決めている事
   ・恋愛禁止
   ・自分の墓を掘って置く事(コリンファレルも掘らされて、しかも土まで掛けられちゃう・・。)ー

 6.女にリーダーがしたこと。それを知ったデヴィッドは・・。
  ー 物凄く、痛そう・・。ー

<奇想天外な物語なのだが、一気に引き込まれる作品である。
 不条理感が尋常でないし、一体何を観ているのか‥、とボンヤリ思ってしまった作品。
 ヨルゴス・ランティモス監督は、この後「聖なる鹿殺し キリング・オブ・セイクリッド・ディア」を公開するが、更にパワーアップしています・・。>

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NOBU

3.0コリン・ファレルの杉浦直樹化。

2021年2月8日
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ブルズアイ伊達男コリン・ファレルの杉浦直樹化を評しつつ。不穏な清潔の快作「ときめきに死す」は30年早かったと知る。
連合赤軍をこう撮るかと愉しんだが、気持ち悪さでは断然裕木奈江 。
技巧派変態監督ヨルゴス・ランティモスに期待大。
惑星ソラリスの手触りも。

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きねまっきい

4.0ありえないことをリアルにえがく

2020年7月11日
PCから投稿

荒唐無稽な設定、というものがある。

一所に集められた他人同士が殺し合うバトルロワイヤルみたいなのとか、鬼ごっこで殺し合うやつとか、人狼を探すのとか・・・みんな同じだろ、とも言いたいが、少しずつ異なっているらしい。ただ、映画となるとどれもB級は拭えない。アイドルが主人公で、かならず津田寛治が出てくる映画になってしまうだろう。

世界は未来で荒廃してて変なルールが布かれている。
となれば、見る前から、解った気になる。
そしてじっさいのクオリティも、予想通りである。

ロブスターの世界設定は、独身者が一定期間内に伴侶を見つけられないと動物に変えられてしまう。独身者同士が狩りをして、誰かを狩り殺すと期間が遷延する。──というものである。

この映画を見ると「荒唐無稽な設定」も、すぐれた演出と意匠で再現すると、迫真に変わることが、とてもよく解る。

日本映画ではぜったいにムリだろう。
その理由は、演技やセリフや世界観から、どうしようもなく滲み出してくる承認欲求とドヤ顔にある。
日本映画は「荒唐無稽な設定」のなかで「日常」を再現できない。
たとえばスペックは変だけれど作り手と演者の「どうだ!変だろ!」が垣間見えてしまう。ランティモスの「変」には敵わない。

そもそもコリンファレルのからだづくりからはじまっている。精悍な濃い二枚目が、でっぷりした中年になっている。舞台もかれらの「日常」も休暇先のホテルのようだ。

その凄み。

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津次郎

3.0わたしは鳥になりたい。

2020年6月18日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

笑える

"お一人様"ってかなり世間に浸透しているように見えるけど、現実はまだまだ独り者には生きにくいと感じます。

世間体のため、老後のため、少子化解消のため…
たいして好きでもない相手とにしろ、
大好きな相手とにしろ、
誰かと生きるには覚悟が必要。
それが無理なら、ロブスターになるのがある意味楽な生き方なんだろ〜な〜と感じました(笑)

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あかちゃん

3.0どんな動物になりたいか・・・

2020年5月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ホテルに滞在するときに、何の動物になりたいか聞かれ、「ロブスター」と答えるデヴィッド(ファレル)。足の悪いジョン(ベン・ウィショー)と滑舌の悪いロバート(ジョン・C・ライリー)と親しくなって、散歩したり話し合ったりしていた。ジョンは同じく鼻血を出す女性と仲良くなり、カップル成立となった。デヴィッドは残り7日となったとき、感情を持たない女とカップルになろうと努力するが、さすがに兄を殺されたとあっては我慢ならなくなった。

 ホテルでのルールが全くわからない不条理世界。ダンスや食事なんてのは婚活パーティーみたいなものだったが、セックスOKとか、接客係に勃起させられ時間を計るという訳のわからないしきたりや、自慰行為により厳しく罰せられるとか、何日かに一度みんなでハンティングに出かけ、麻酔銃で撃ち人間の獲物を勝ち取ったら残日数がプラスになっていくルール。セックスしただけではカップルとして認められないというのもおかしな話で、どこか共通点がなければふさわしくないんだな。

 森の中に逃げ込んだデヴィッドは、独身者たちのリーダー(レア・セドゥ)にルールを教えてもらう。ここでは真逆で独りを愛する世界。恋愛禁止で、助け合うことさえ禁止なのだ。そしていざという時のために自分の墓を掘っておかねばならない(笑)。デヴィッドは偶然近視の女(ワイズ)に助けてもらい、お返しにウサギをプレゼントしたことがきっかけとなり、恋に落ちる2人。独りでいると、警官に職務質問されるという恐ろしい世界なので、町に買い出しに行くのも必死なのだが、リーダーの両親に偽装カップルで会ったりするのもおかしな展開。

 デヴィッドは2人で町に駆け落ちしようと試みるが、リーダーに気付かれて近視の女は失明させられる。それでも2人は果敢にも逃亡を試み、リーダーを自分が掘った墓に埋める。ラストはレストランのトイレでデヴィッドがナイフを使って自分の目を失明させようとするところでラストとなる。

 笑っていいのかどうかもわからない世界観。何の希望もないような描写だけに、絶対に住みたくないと思わせる・・・

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kossy

3.0タイトルの意味がやっと分かった💦

2020年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

独身者はホテルに集められ、45日以内にパートナーを見つけられなければ人間以外の動物にさせられると言う。
主人公のデビッドは45日後ロブスターになる条件でこの会に参加させられるが、、、。

参加者は自分の殻に閉じこもっている感があり、何かと遠慮しがちやこだわり有る面も。
そんな中、この会を実施する組織もただのカップル支援組織では無く、ちょっと変態じみた性格を更生、繁殖に関して指導するなど、何処の共産主義国であればやりかねない様な内容だ。

この映画は奇妙な2つの世界を映像を踏まえて上手く映し出している。
①少子化対策には法もやむえなしの様な世界。不自由さはあるものの子作りを大切にし、誰もが対となる社会作りを目指す。
②法律などない自由な世界だが、唯一恋愛禁止。

主人公は①でパートナーを見いだせず、②で見いだす内容は皮肉。
また、パートナーとの間に「似た共通点」を見いだせば上手くいくと思っているのだが、一般人とちょっと違う視点論点を繰り出す(運命的だと思う)あたりはクリエイター(デビッドの職業は建築家)と言う職業をまたまた皮肉っているとさえ思った。

ラストはどちらになったのだろう。
「春琴抄」(調べてくれ)かそれ以外か?

私的には人間以外のなりたい動物はロブスターと答えている時点で、「この男は考えがちょっと違うぞ?」と男の見方を変えて最初から観ていればまた違う面白味があったのかも知れない。

とにかく監督のクセが強い💦

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巫女雷男

4.0斬新な映画

2020年3月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

内容は見てのお楽しみですが、
なかなか面白い映画でした。
着眼点が斜め上の発想という感じで、
冒頭から引き込まれます。

ブラックジョークとか好きな方にはぴったりな映画という感じです。
人を愛するって何なのか。
古い映画なのか日本で上映してたのかな?
当方はネットで探してみました。

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しょう

3.5背中

2020年2月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

真顔でボケまくる前半は引き込まれる。後半急に人心地がついて、平凡な映画になる。

ホテル敷地内の前庭や風景はとても美しい。『聖なる鹿殺し』もそうだったけど、この監督の特徴なのか緑色が独特で綺麗。

あの軟膏シーンが結局なにを暗示していたのか、理解が及ばずモヤモヤしてしまった。もう一度見ないと。

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filmpelonpa

5.0ロブスター

2019年6月6日
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センスの塊。変な映画だなあと思ってみた。今や監督はアカデミー賞ノミネート監督。

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かぽ

3.5人は愛を捧げられる動物

2019年6月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

難しい

『女王陛下のお気に入り』を見たので、まだ見てなかったヨルゴス・ランティモス監督作品を。

初の英語作品で、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、アカデミー脚本賞ノミネート。
2015年の作品なので、どういう話なのかは知っている。
その奇抜な話だけは前々から聞いていた。ただ何となく見る機会が無かっただけで…。
もし本作を、何の事前情報ナシで見たら、びっくり仰天するだろう。
そして、本作の前にアカデミー外国語映画賞ノミネートの『籠の中の乙女』ですでに才気を見せていたが、改めてとんでもねー鬼才にして奇才が現れたと思った事だろう。

近未来。独身である事は許されず、必ずパートナーが居なければならない。
独身の者はあるホテルに身柄を拘束される。
そのホテルで、45日以内にパートナーを見付けなければならない。
もし見付けなければ、動物に姿を変えられてしまう…。

一体どう考えたら、こんな話を思い付くのだろうってくらい、ブッ飛んだ設定。
映画はどんな題材や設定であれ創造する事が出来る。
が、本作の企画や脚本を初めて読んだ製作会社やキャストたちの反応を是非知りたいもんだ。

独り身になってしまった主人公デヴィッド。
ホテルに送られるが、冴えない中年男故、なかなかパートナーが見付からない。
かつて実生活で奔放な女遊びを公言していたコリン・ファレルが内向的でショボくれた中年男に扮し、これがなかなか絶妙。本当にいい個性派俳優になったもんだ。
周囲はどんどんパートナーを見付けていく。
内心焦っているのか、運命を受け入れるのか、何とも読み難いデヴィッド。
なりたい動物は、ロブスター。何故かロブスター。理由は、長生きで精力があるからだとか…。
設定も世界観も周囲の人物たちの言動もヘンテコだが、デヴィッドも相当ヘンテコ。

期限が迫る中、デヴィッドについにパートナーが見付かる。
これで安心安泰…とはならず。
異常な状況下で強制された恋愛など上手くいく筈がない。
この狂気地味た世界に耐え切れず、ホテルを脱走。森の中に逃げ込む。
そこで出会ったのは…

ある女をリーダーとする独身者集団。
行動を共にする事に。
が、この集団には絶対に破ってはならないルールがあった。
それは、“恋愛禁止”…。

何という皮肉と言うか、不条理と言うか、神様の悪戯のような運命か。
強制恋愛から逃げ出したと思ったら、今度は恋愛禁止。
究極の選択だろう。
強制される恋愛。パートナーが見付からなければ動物に。
恋愛禁止。もし破ったら、それこそ恐ろしいほどの罰が…。

人間は自由を求める動物だ。
だから、こういう世界のこういう状況下でこそ、巡り合うのだ。運命的な恋と相手に。
デヴィッドは集団の中で“近眼の女”と恋に落ちる。
二人は密かに愛し合うが、運命が立ち塞がる…。

あらすじだけ書くとドラマチックだが、実際は超シュールなブラック・コメディ。
近未来が舞台だが雰囲気だけ異色で、ラブストーリーでもあるが当然ロマンチックなどではない。
不気味で奇妙で、ジャンル特定不能。
音楽はホラー風。

それはつまり、本作もまた好き嫌いはっきり分かれるという事。
とにかくキチ○イ的な作風/世界観で、話や登場人物たちの言動も意味深、所々難解。
ヨルゴス・ランティモスは常に我々に一筋縄ではいかないものをぶつけてくる。
ラストも印象的。
唐突に終わったようにも思えるが、あれは究極の愛の形を表していたのではなかろうか。
すると本作はやはり、狂気的な愛の物語だったのではなかろうか。
時に常軌を逸しても、人は無償の愛を捧げられる唯一無二の動物。

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近大

3.5自由と拘束はいつも隣り合わせ。 あの煽り曲がかかるたびに爆笑してし...

2019年3月11日
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自由と拘束はいつも隣り合わせ。

あの煽り曲がかかるたびに爆笑してしまう!
笑えるかーい!っていう笑いは基本好き。

重めの鹿よりも分かりやすいコメディなのでとっても見やすい作品。

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NORIDAR

3.5嫌いじゃないけど、ちょっと中途半端だったなあ。どの人にも共感できな...

2019年3月3日
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鑑賞方法:VOD

嫌いじゃないけど、ちょっと中途半端だったなあ。どの人にも共感できないからかな?
同じ要素が無いとパートナーになれないってのがね。そういう人いるよね。

オリビアコールマン出てて嬉しかった。

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まるぼに