「奇妙な世界」ロブスター 豆さんの映画レビュー(感想・評価)
奇妙な世界
ヘンテコな世界のヘンテコな住人たち
①独り身の人間たちは、ある施設(ホテルのような所)に入ります。
②そこで45日間過ごし、その間に相手(パートナー)を見つけなければならない。
③パートナーを見つけなければ、動物にされてしまいます。
要はそこで彼氏彼女が出来ない独り身の人間は動物に姿を変えられてしまうんですよ
シュールでブラックで卑猥な映画。
様々な人間がいるのに、同じ種類の人間へのこだわり…趣味趣向が同じだったり足が悪かったら同じように足の悪い人だったりとか…このこだわりは、動物的本能なのだろうか…
この監督は『籠の中の乙女』もそうですが、ある種の閉塞され囲われている不条理な世界みたいなのが好きなのかな
あと、動物に何か恨みでもあるのかな
残酷な描写もあるが、シンメトリーな映像もあり、どこか落ち着ける不思議な作品。
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2024年2月11日
シンメトリー、確かに!ホテルは「シャイニング」的なシンメトリーとしんとした静けさがありました。それからどこにも17世紀(?)のオランダ的な写実的静物画、もっぱら花の絵が掛けられてましたね!