「砂州を越えろ。」ザ・ブリザード ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
砂州を越えろ。
邦題はこうするべきでしょう?「恐怖の砂州」とか「砂州を越えろ」。
(砂州といえば懐かしい、あの水どうの「試験に出るどうでしょう」
潟湖、砂州、砂嘴、陸繋島!皆さま覚えてらっしゃいますかね~)
数えただけで20回は出てきたぞ、台詞の中だけでもさ。そもそも
砂州って何よ?っていう鑑賞者の疑問をよそに、地味な救出劇が
真っ暗い嵐の中で繰り広げられる本作。3Dの効果もなかったし、
緊迫感に程遠いところが致命傷。もっと凄まじく描けただろうに!
事実を描くとこうなるのは分かっていたけど、彼らを英雄視する
宣伝方法も間違いで、たまたま運よく辿り着き救助できたという
のに他ならない。無茶な司令に逆らわず現場救助に向かった4人
が二重遭難に遭わなかったことが救いで乗組員32人も無事に帰還。
あー良かった、良かった、と胸を撫で下ろすもラストの実写真や
記録がなければ感動半減。当時の雰囲気はよく出ていたんだけど。
(クリスが珍しく奥手な男、ケーシーはいつものムニャムニャ喋り)
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