「邦題のセンスのなさに反して内容は最高(finest)」ザ・ブリザード 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
邦題のセンスのなさに反して内容は最高(finest)
原題を直訳すれば、「最良の時間(the finest hours)」という意味で、意訳すれば、救出するにはこのタイミングしかない残されたわずかな時間、という意味。
まさに、この映画をギュッと凝縮した内容を表しています。
これを邦題では、ブリザードという、単なるパニック映画でしかないような印象を与える、酷いタイトルになっている。
正直、このタイトルのせいで、この映画はだいぶ損してると思います。宣伝にカネかける前に、タイトルをもっと考えてください、と言いたい。
内容は、荒れる海の中で、決死の覚悟で救出に行く男たちと、なんとか生き残る策を考えて懸命に生きようとする男たちとの見応えある映画です。
運がよすぎ、とか、都合がよすぎ、というレビューもありますが、実話なんだから批判しても仕方がないでしょ。
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泥田坊さんのコメント
2016年3月10日
そう!私はタイトルに惑わされたクチです。
まさにパニック映画を期待して、どんな奇想天外な作戦で救出するんだろう、と期待してい観ていたら、まさかの定員オーバーで全員乗せて帰ってきただけって...
タンカー側の乗組員のほうがよっぽど創意工夫のヒーローだったと思います。