マジカル・ガールのレビュー・感想・評価
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タイトルに強振される
黒蜥蜴の部屋
いいね~ 鬱展開!!
これだからスペイン映画はやめられません (´∀`*)
完璧なフィルム・ノワールです。
大人のファムファタールと子供のファムファタールがWでお得(笑)
愛しているが故の行動が、どんどん転がり落ちていく様は、観ていて大変辛いですが、
そこには紛れもない愛があるので。。゚(゚´ω`゚)゚。
中でも一番の見所は、“描かないところ”
もう、私の中のヤバめの妄想が全開ですよ~(≧∇≦)=3
先生と生徒との関係で、自分の中のインモラル度を試され
黒蜥蜴の部屋で、自分の中のエログロ度を試される映画です。( ̄∀ ̄)
何これ?私の為の映画なの? と思う程、趣味がドンピシャ。
魔女っ子アニメで育った世代なので、監督の日本文化の造詣の深さには感服いたしました。
黒蜥蜴の部屋なんて、江戸川乱歩 好きにはたまりませんが、スペインでは伝わらないのでは??
ってか、日本でも若い世代にも伝わらないか ^_^;
私の子供の頃は、小学校の図書室にポプラ社の全集があって、順番待ちして読んだものです。
もちろん子供向けですが、確か死体の花嫁の話とかもあったような。。。
すごい時代ですよね。σ(^_^;)
でも、江戸川乱歩を読んだことがない人でも、この映画の黒蜥蜴の部屋から
美しい妖しさを感じていただけると思います!
監督の素晴らしい手腕を、ぜひともご堪能いただきたい。
『ブランカニエベス』のパブロ・ベルヘル監督のサイレントの腕前も素晴らしかったですが、こんな監督がゴロゴロいるなんて
スペイン映画から目が離せません!
マジカルノワール
タイトル、わざとだね
謎は絶えない
フライヤーに騙されるな!正直カオス!
日本のアニメに憧れる少女と家族の話からサスペンスって「どんな設定だよ!」と思った。
映画を観た後も言える。「どんな設定だよ!」
正直カオス。
もし、仮に、自分がこの映画の世界の中に第三者として登場するなら「いやいや。え?おい!何だよそれ。」ってなる確実に。
映画と割り切ってもカオス。
でもこの絶対的に魅せられる感。突っ込みたいのに突っ込めない感じ。お手上げです。
ザックリ言おうとしてもザックリ言えない。
取りあえず「おいスペイン、やべぇな。」とだけ言える。
とにかく日本の文化がちょくちょく(ほんのちょっと)登場するので観て損はない。
ただ得もしない。
--ネタバレ--
寿命わずかな日本アニメヲタの娘の為にコスプレグッズをそろえようとするもお金のない父は、出逢った既婚女と一発かまし、それを脅しのネタに金をせびる。
女は金がないため、体を売る。単なる売るじゃない。この辺はもう闇。
ラストシーンとか、「ちょっと、ふつうそういう展開じゃないでしょ!」と言いたくなるほどあっけない。吹く。
でもこれがリアルなのかもしれないと感じざるを得ない展開。
魔法は使われない
ゾクゾクが止まらない、新たな才能。
観終えて背筋のゾクゾクが止まらなかった一本。
直近だと「エクスマキナ」がそんな作品だったが、あちらが「陽」だとすればこちらは「陰」(どちらも知的意地悪作だが)、より自分の好みだった。
こんなに続けて凄まじい映画に出会えた、映画バカ冥利に尽きるこの幸せったらありゃしない。
どちらも長編監督デビュー作というのも、また今後の楽しみが増える、こうしてやめられなくなる中毒性の虜である。
中身については「映画好きなら、とにかく観るべし」。
恐ろしいまでに知的で緻密で、長山洋子まで持ち出すセンスの良さが光る…「意地悪映画」。
相手を思っての行為が、結果としてどん底の連鎖に導く負の群像劇。
確かにブラック・ユーモアではあるのだが、まったく笑えないこの絶望感が素敵すぎる作品。
このスペインの新鋭に、今後大きな期待!
悲しい
シュールかつ衝撃的なラスト。好みの分かれる不思議な世界観。
【賛否両論チェック】
賛:主人公達が織り成す独特な世界観と、衝撃的な終わり方が印象に残る。様々な伏線の回収も見事。
否:お話そのものはかなりシュールで、後味の悪さも残る。全裸のシーン等もあり。
一言でいうと、「とってもシュールなサスペンス」といった印象です。難病の娘のために恐喝を始めてしまった父と、金を用意しようとする一心で、次第にたがが外れていってしまう1人の女性。2人を取り巻く人間模様がシュールに交錯していく様子が、なんとも言えない不思議な世界観を作り出していきます。
そして、最後に迎える衝撃的な結末も、本作を語る上で欠かせません。理不尽な中にもウィットに富んでいるそのラストは、秀逸と呼べると思います(笑)。
一見すると無意味なように思えたシーンや、無関係なように感じたシーン同士が、次第にそれぞれ繋がっていく様子も見事です。
好き嫌いは分かれそうですが、気になった方は是非。
見せない演出がイイ!
洋子
カット割りや構図、音楽の使い方が整理整頓されてて、凄く几帳面な監督でジグソーパズルとか好きそうだなーとか思ってたら劇中でジグソーパズルが出てきてちょっと嬉しかった。
そのパズルは最後の1ピースが足りずに少しずつ壊されていくが、物語自体も全てがハマりかける寸前でぶち壊されてある意味での収束を迎える。
全員が行き当たりばったりの行動を取り、みんな頭おかしいのに、物語自体も映像同様に整理整頓されて型にはまっていくのがとても面白い。
長山洋子はこの映画を見た上で「私のデビュー曲が海を超えて評価されるのは嬉しい」と言ったそうだが、本気で言ってるのなら彼女はこの映画を最後まで見ていない可能性が高い。
多分途中で寝てしまって“日本の文化に憧れる難病を患った女の子の為に奮闘するパパ”なストーリーと思っている可能性が高い。
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