「久しぶりの大作」名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) マイスターかずのりさんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりの大作
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近年、コナンの映画を観に行った帰り道は作品に対する愚痴しかなかったのですが、今年はやってくれました……! 面白いじゃないか、コナン……!
何がよかったって、まず黒の組織関連のネタだったこと。そして安室と赤井の活躍、なにより無駄な謎解きがないこと(笑)。冒頭のカーチェイスから最後まで、作画も一定のクオリティを保っており見所満載です。
観覧車上での赤井vs安室の肉弾戦はかなり引き込まれたし、最後にショベルカーに押し潰されてしまったお姉さん(名前失念)をみて、灰原が蒼白したのもじわっと泣けた。コナン名物「ラーン」がありませんので、もしかしたらコナン灰原を推進している人達はニヤニヤして楽しめるかもしれません。
最近はゲスト声優が犯人or匂わせ犯人だったので、あまりに露骨に犯人扱いしてても、あまりにキャラに触らなすぎても、すぐにキャラの背景が分かってしまっていたし、なにより犯人の反抗動機があまりに稚拙すぎて、不満しかなかったのですが、今回は余談のような謎解きがなかった故に物語にしっかり集中することができました。
来年は平次イヤーのようだし、ますます楽しみです。
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