「本当の最高は一人じゃできない」二ツ星の料理人 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
本当の最高は一人じゃできない
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映画「二ツ星の料理人」(ジョン・ウェルズ監督)から。
ミシュラン二ツ星のシェフは、どれくらい凄いのか、
作品中の例えが面白かった。
「一つ獲得でも、ルーク・スカイウォーカーだ。
二つ獲得なら・・それは、アレック・ギネス。
もし三つ獲得できたら・・ヨーダだよ」。
(二つ目が「オビ=ワン・ケノービ」ではなかったが・・(笑))
おまけに「あの人が、ダース・ベイターだったら?」の台詞まで。
こんな会話にも映画「スター・ウォーズが引用されている。
ところで、シェフが「三ツ星」をとるには、本人の腕ではなく、
レストランとしてのチームワークが最重要だと再認識した。
主人公は、料理のスタッフに強気で、こう言い放つ。
「俺は席についた客が待ち焦がれる料理を作りたい」
「今から完璧を目指す。『良い』ではなく『完璧』だ」
「一つのミスが致命傷になる」「優秀なほど、代えはきかない」と。
しかし、あるスタッフの裏切りで三ツ星シェフの夢が途絶え、
自暴自棄になった主人公に対し、他のスタッフが声を掛ける。
「強いから人に頼れるの。弱いからじゃない」
「一緒に料理して、お互い助け合うの。一人じゃできない」
「私たちを信用して、いいわね?、私たちは家族よ」
「やることをやるだけだ、力を合わせて」・・と。
そして、遂に念願の「三ツ星シェフ」誕生となる。
鑑賞後、予告編に同じフレーズがあって驚いたけど、
監督が私たちに伝えたかったのは、たぶん・・
「本当の最高は一人じゃできない」ってことなんだろうな。
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