「イエス、シェフ!」二ツ星の料理人 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
イエス、シェフ!
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常々(しつこいほど)書いているのだが、料理映画なのに
料理がゼンゼン美味しく描かれない映画がけっこうある。
と、そこへきてこの映画。どうかと思ったら、も~完璧!
厨房の臨場感、シェフたちの焦り、憤り、達成感までが
バッチリ感じられるライブ映像のような作品だ。凄い!
湯気や匂いまで見えてくる料理は(失敗作も)美味しそう。
オーナーシェフの罵声や怒号が飛び交う厨房の戦場感は
自分が怒鳴られているような気分にまでなる。しかも~
その罵声がブラッドリーだからねぇ♪ムカつく男だけど、
ホント料理にかけては妥協がない。今回のお相手である
シエナの気苦労が伝わるがシエナか?と思うほど今作の
彼女は本当に可愛い。そこまで言われてあのアシストは
ないよな。感謝しろよ~バカ野郎!(なんて心で思った)
彼を助ける面々も素晴らしいが(当然裏切りもあるけど)
ダニエル演じるオーナーの息子がさらにいい味出してる。
いいですか、アンタひとりで三ツ星なんてとれるワケが
ないのよ!皆がアンタに同調して協力してこその料理だ。
観客ですら分かってしまうブラッドリーのバカバカ具合
に腹を立てながらも、彼には(皆の分も)成功してほしい。
最大のライバルであるシェフが最高の賛辞を贈るシーン
が秀逸で、カッコいいことこの上ない。頑張れよシェフ!
(お返事が素晴らしいの。イエス、シェフ!って揃ってて)
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