ビューティー・インサイドのレビュー・感想・評価
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純愛
起きる度に外見が変わる発想はとても良かったけれど、もう少しその変化からの飛躍があればよかったと思います。
周りの人達には秘密とは言え、ほとんど二人の間だけで全て完結してしまったので、もう少し周りを巻き込んだり展開して行ったらおもしろそうなのに…ともったいなく思いました。
でも、中身が変わっても人を愛し続けることは本当の愛だと感動しました。相手に苦労をかけないために自ら姿を消す主人公の心情や、姿が変わる相手だとしても彼女が主人公を見つけることが出来たシーンにうるっとしました。
ハッピーエンドで心が暖かくなるので、おすすめです。
外見とは???
123人の俳優
ウジンの秘密を知っているのは母親と親友サンベク(イ・ドンフィ)だけ。サンベクはむしろ楽しんでいるかのようで、アレックスという会社を立ち上げ、デザイナーと制作販売と担当を分けて仕事を共にしている。
うまくデートには誘えたが、明日もまた食事に誘いたい。と考えたウジンは姿を変えないために徹夜することにした。さすがに3日目にダウン・・・おっさんの姿に変わってしまったのだ。突然姿を消した形になったが、敢えて秘密を打ち明けることで付き合うことに成功。上野樹里はここで登場だ!しかしまぁ、123人の俳優を使ってウジンを演じるなんて大胆な設定が面白いわけだ。
付き合ってるうちに、毎日違う人との対面に疲れて精神を患ってきたイス。周りからもいつも違う男と会ってるなどと噂されることも相まって二人は別れることに決めたのだが・・・10か月後、チェコで家具職人をやっているウジンを追いかけてきたイス。めでたしめでたし・・・
実はウジンの父親も毎日姿が変わる病だったことを後半に打ち明けるのだが、「離れているときに何かあったらどうすることもできない」というセリフが強烈。でも、ほかにも色んな問題あると思うけどな・・・
韓国映画はほとんど観ないけど、静かなラブストーリーを求めて鑑賞 椅...
ヒロインが可愛い過ぎた! 終盤は涙が止まらない。 何をもって相手を...
韓国のオハコ、純愛路線をうまくアレンジしてる。何より設定がうまい。...
美女とある家具職人のおはなし
美女と野獣、Xメンシリーズ、マーベルシリーズ、マルコビッチの穴などに通じる外見と中身のギャップ、もしくは単なる外見についての映画。逆説的に、内面の大切さが浮き彫りになる。非常に繊細かつ哲学的に作られているので、コメディ要素やアクションシーンなどはほぼ皆無である。ただしこの二人がどうなってゆくのだろうという興味はつねにある。
毎日、外見が変わるというのは、かなりスリリングな人生だ。一回でもかなり大変だと思うが、毎日なのだから、もし外見だけを気にする人生なら、自殺もあるたろう。他者というものになる可能性について考えるいいきっかけを与えてくれる。みな、ハゲのおじさんを馬鹿にするが、もちろん彼にも人格も夢もあるのだ。
私は、この映画について、ほとんどなんの知識も持たずに見はじめたのだが、かなり興味深く見いってしまいました。服が何十着、靴も何十足、メガネだの小物も大変だ。しかも性別、年齢迄様々だという。
物語の途中から主役は、ウジンと、イスという美しい女性の視点も加わる。イスが登場してから物語は俄然面白くなる。これを作った監督は、おそらくこのウジンのキャラクターのように変幻自在で器用な知性を持った人物なのだろうと思う。この123人と言われるばらばらな人々が同一のウジンに見えてくるから不思議だ。
仮に8年間毎日外見が変わるとしたら2920通りの人間を経験するわけである。ハン・ヒョンジュはじめ、キャストがすべて味のあるいい顔をしている。撮影、照明、美術、編集、音楽、ロケーションすべて美しい。主題は奇想天外だが、美しい家具のように緻密に計算され構築されている。素晴らしいの一言。
いい映画でした。
顔が毎回変わってしまう主人公。
一生懸命寝ないようにしても寝落ちして顔が変わってしまって、一生懸命伝えようとしても伝わらなくて、手を繋いだら僕の証だよっていう流れがあっても、少し驚かすために冗談をすると、あなたが誰なのかわからないと彼女の不安が増して離れ離れになってしまいます。
ですが彼の大切さに気づいた彼女は、一生懸命探します。
最後の顔は全く違うのに仕草は雰囲気で、あなたなのねとわかってしまう彼女と相手を見てたら涙が止まらなくなりました。
現実味はない話ですが本当に愛に溢れた素敵な映画でした。
出てる人たちも豪華でした。
愛はすべてを解決するけど 愛のせいで 壊れることもある
私はこの中のキムウジンを愛しているから、といいながらも
ラストシーンもしかりイスと付き合ってからブサイク率下がり過ぎとかキスする時はいつもイケメンとか都合が良すぎるのと
トレンディドラマのような演出、綺麗さが鼻につくがよく練られた話
エンドロールの途中に母親のストーリーあり
壊すとわかっているのに愛する罪深さ
インフレ・キャスティング
寝て起きると外観が別人になってしまう男がいた。
子供から年寄りまで、男女問わずランダムに変わってしまう。
そんな男が美しい女(ハン・ヒョジュ)に恋をする。
設定が突飛な静かなラブストーリーだが、終盤は飽きてくる。
めちゃ面白かったっす!
人を愛した記憶も人に愛された記憶も、もう一度目を閉じて思い出してみたくなる。
人を、愛したことがある。喜ばせたい一心で努力した。高価で貴重なものから自然で美しいものまで、好きなものを贈った。手を握り、強く抱きしめた。
人に、愛されたことがある。心のこもった手紙をもらった。遠くから会いにきてくれた。私を見て、何も言わずに微笑んでくれた。
でも、眠りから覚めると外見が変わってしまうウジンは私とは違う。彼に、愛はできない。だって、例えウジンが愛する人を見つけられても、その人がウジンを見つけることができないのだから。
“今日会った彼女と、明日、あさって、来月も会うことなんて、僕には奇跡としかいえない”
確かに、毎日寝て起きたら姿が変わるなんて、現実には起こりえない。でも、このファンタジーの要素こそが、人を愛すること、人に愛されることの本質を考えさせてくれる。僕は彼女の、私は彼の、何を愛しているのだろう。。。
“ずっと今日が続けばいいのに。あなたはそのままの姿で、私もこのままで”
音と光が、とても美しい作品だった。アップが多くても目が疲れないのはきっと、光と間の使い方なんだろう。音楽は物語の中で流れている曲がそのままBGMに切り替わったり、ストーリーを決して邪魔しない。
主演の二人の声もよかった。包容力のある低めのトーンが心地よく響く。韓国語ってきれいだなと、その発音の美しさを改めて実感したりもした。
“愛は全てを解決することもあれば、愛のせいで、全てが壊れてしまうこともある。”
顔を持たない主人公のラブストーリーは『her』もそうだ。両作品共に、愛の本質を追求しようとする、素晴らしい映画だと思う。
“一緒に食べたものから行った場所まで、全部覚えているのに、あの人の顔が思い出せないの”
街中で突然、立ち止まったイスがつぶやく。“目を閉じていてもあなたを感じられるように”、と。毎日姿が変わるウジンに愛され、彼を愛してしまったイス。どんな姿であっても彼を愛したい。彼を見つめる彼女の目にはその強い意志と深い愛情がうつっていて、それが心に残った。
その瞳の輝きはもちろん、主演のハン・ヒョジュなしには表現できなかったことなんだと、美しい人との出会いにも感動があった。
愛って、同じ外見であることが前提なのだろうか。誰かの内面だけ愛することなんて、本当は出来ないんじゃないだろうか。思い出せない記憶を愛と呼べるのだろうか。
人を愛した記憶も人に愛された記憶も、もう一度目を閉じて思い出してみたくなる。そんな不朽の名作に、大粒の涙以上の感動を味わった。
“傷つくけれど、あなたがいないことの方がつらいから”
みふゆ
韓国のオハコ、純愛路線をうまくアレンジしてる。何より設定がうまい。...
今日のわたしは昨日のわたしと同じだろうか?
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