「これが現実と思うと」サウルの息子 チャンプ23さんの映画レビュー(感想・評価)
これが現実と思うと
感想★★★★☆.
本当は★5だけどね!心が楽しい映画ではない。
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物語はホロコーストの話.
なんだが、またしてもとにかく衝撃的事実。ストーリーというよりも、冒頭で説明される
"ゾンダーコマンド"がきつい.
意味は特別な囚人.
彼らはユダヤ人で、ユダヤ人を絶滅させる施設の、手伝いをさせられている。収容されているユダヤ人を裸にして、集めて、シャワーと言ってガス室にとじこめ、封鎖する。中から叫び声が聞こえる。。そして、その後ゴミのように捨てられた"同胞達"の処理、掃除までさせられる。.
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ナチスは、指令するだけなんだよ。ガス送りとか、その後の処理も同じユダヤ人にやらせてるっていうね。。同胞達が無造作に山積みになってる横でだぞ。。!!そのゾンダーコマンド達も3カ月くらいで口止めのため処分されるというね。。ェぐィ.
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ここで働くゾンダーコマンドの精神を考えたら、サウルの行動も無理ない。自分を保つため、ユダヤ人の誇りを保つために絶対に譲れない戦いだったんだ。.
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そしてこの撮影ですよ。画面いっぱいに主人公がいて、ずっと周りがよく見えない!!とにかく閉鎖的、圧迫感、こんな精神状態で周りなんか見えるわけないんだよ、っていうサウルの目線。こっちは情報を探すから、周りの音が聞こえる。なんか字幕にもならない声がたくさん聞こえるんですよ。。.
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でいて、最後には希望を見た、というか、やられちゃうんだけど、、すごく穏やかになられるわけです。.
ドラマチックにするわけでもなく、現実に着地させるこの作品は、素晴らしい作りだと思います。しかも107分。めちゃめちゃちょうどいい。
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