映画 聲の形のレビュー・感想・評価
全112件中、81~100件目を表示
良い人とウザい人が色々
序盤の小学校はまぁありがちそう。
特定の子をからかってたらいつの間にかいじめになっていて、いつ間にか自分がいじめられている。
担任の先生も、表面しか見抜けず主人公一人に押し付ける。ここが一番見てられなかった。特に三つ編みが泣くシーン普通にうざかった。
てか、担任気づいてたらその時言いやがれ。
中盤以降、将也、しょうこ、ゆづる、永束の掛け合いは見ていて楽しかった。そこにどんどんウザい人が多くなって、問題の橋の上のシーン。
将也の言ってることが確信しかついていなくて、辛かった。永束君が一番かわいそう。
三つ編みと赤髪がうざかった。
そして、終盤
生きるのを手伝って欲しい。
良い言葉だった。
ラストシーンはおぉーってなるラストが待ってる
聲を形にして
非常に評価の高い原作漫画はいつもながら…以下、省略。
ただただ山田尚子監督の新作が見たかった。
「けいおん!」は大好きだし、「たまこまーけっと」からの「たまこラブストーリー」が素晴らしかった!(その絶賛のほどについてはよろしかったらレビュー参照を)
ほっこりして、可愛らしくて、いつまでも見ていて癒されたい、日常系アニメの代表的監督。
しかし今回、それに期待したら大いに裏切られる。
胸にグサリと突き刺さり、えぐられ、激しく心揺さぶられた!
ガキ大将の小学6年生・将也は、転校生の難聴の女子・硝子をいじめ始める。
このいじめの描写が見ていてかなり嫌な気持ちにさせられる。
どんないじめも嫌なものだが、本作の場合、相手は難聴者、子供とは言え卑劣極まりない。
ちょっと普通と違う、変、気持ち悪い…それだけが理由。
子供は無邪気で、時に残酷。
いじめはエスカレートしていき…。
突然硝子は転校、その直前のある事件のせいで、今度は将也がいじめを受ける事になる。
はっきり言って自業自得。
いじめもれっきとした“罪”だと思っているので、その報いを受けるのは当然。いじめを行った奴は同じ苦しみを味わうがいい。
…が、いじめと同じくらい嫌な気持ちにさせられた。
別に将也に同情したという訳ではない。
将也一人に罪を押し付けたような周囲の手のひら返し。
少なからず加担した者、見て見ぬふりした者、顔だけ偽善の者、将也が張本人と決め付けた担任…お前ら全員は無罪だとでも言うのか。
周囲に心を閉ざしたまま高校生になった将也。勿論、友達は一人も居ない。
身の回りの片付けをし、母親にあるお返しをし、安易で愚かな道を選ぼうとするが未遂に終わり、ここからが話のメインと言っていい。
別の高校へ通う硝子を尋ね…。
虫のいい話と思われても仕方ない。
いじめをしてた奴がいじめを受けて痛みが分かり、赦しを乞うなど。
だが、「お前のせいで俺もいじめられてるんだぞ!」なんて最低の事を言わない将也に救われた。
自ら会いに行く勇気や覚悟も生半可では出来ない。
罪滅ぼしとか謝罪とか、そんなんじゃない。
ただ純粋に、伝えたい気持ち。
いつの間にか将也に共感しっ放しだった。
かつてのクラスメイトと再会する。
望んだ相手もいれば、偶然成り行きで。
皆で仲良く遊ぶが、何事も無かったように振る舞うなど到底無理。
必然的に話題はあの時の事に。
将也がある事をぶっちゃけ、再び気まずくなる。
これは古傷を開くようなものだが、言うべき事だと思った。
結局は皆、何も変わってない。
クラスメイトも、将也も、硝子も。
あの時の事が原因で、皆が心に深い影を落とした。傷付いた。
一体誰のせい…?
自分のせいと決め付け、いつぞやの将也と同じ道を選ぼうとする。
それは愚か過ぎる。身勝手過ぎる。
皆がさらに傷付くだけ。癒えないほどに。
そこで全てが終わってしまう。
まだ、伝えてないじゃないか。
まだ、伝わってないじゃないか。
言うべき事を。伝えてなくてはいけない事を。
好き、ごめん…想いや気持ちの聲を形にして。
原作既読者の意見では、エピソードの登場人物の描かれ方も随分とカットされているらしい。
原作未読者でも確かに省略されてるなと感じた部分はあったし、何人か描かれ方に深みが足りない登場人物も居た。
でも、話の展開に違和感や不自然は感じなかったし、あくまで将也と硝子に焦点を絞っているが、周囲の登場人物も良かった。
硝子を人一倍気遣う結弦“少年”、将也と同じく孤立しているが心開けばナイスな人懐っこい性格とヘアの長束くん、特に印象深かったのは植野。
一見長い黒髪の美少女だが、言わば敵役。
硝子にもはっきり物言うが、彼女の発言は誰も露に出来なかった偽善ナシの本音。
それを突かれるから、彼女の発言は厳しく胸に突き刺さる。
いじめ、贖罪、葛藤、悩み、苦しみ…デリケートなテーマを扱いながら、その上で本作は、陽と陰の両面を描いた青春ストーリー。
その一瞬一瞬を、息遣いを、見事に掬い上げる。
山田尚子監督の手腕は更なる高みに達したと言えよう。
今年を代表するアニメ映画は「君の名は。」「ズートピア」だろうが、個人的には本作!
いや、それ所か、年間5本指にだって入りそう!
にしても、山田尚子監督って可愛いよね。
色々な形
聲という題材に対して音(BGM)の使い方が上手く使われていると感じました
シーンとした空間の中、虫の声、主人公と硝子のやりとり新鮮だなと感じた
原作はみていませんが主人公を取り囲む環境がより一層いじめを加速させ
生徒に丸投げな先生、主人公の仲間達が面白がってやっていたにも関わらず
いざイジメの犯人捜しになると全て犯人に押し付ける辺りが日本人ぽいなと現実背景が滲みでている感じはよく描かれているなと感じました 薄っぺらい友達
幼いから?大人なら?そう言う問題でもないって思いを受けました
硝子に与えたイジメ、それを主人公は今現在受けている最中ではあるがそれでも過去は清算されない当然の事
一度は断とうと思った二人ではあったが
ともに前に進もうとする描写に感動を覚えた
主人公と硝子二人は同じ思いからやがて
本当の意味での仲間にも出会え報われ
その絆にも心をうたれた
全ては良き理解者に出逢うか出逢わないかで決まるものなのかな
コミックを買いたくなる自分がいることに驚きを隠せない
君の名はみてはないけれど新海さんの絵が綺麗なのはわかるけど違和感あるので
今回はいいや
観る前の覚悟は結果取り越し苦労
ハンディキャップ×イジメのかなりネガティヴなイメージ先行になってしまったのは、そもそも原作の掲載の経緯が色々ニュースになり、その方面の団体からも確認を取り付ける努力を行ったかなりハードな背景があったから。作品そのものよりも取り巻く環境が影響を移してしまうことは、制作側としても意図しているものではないのだろうが、話題性という面も興業的には必要悪なのだろう。
こんな箸にも棒にも引っかからない妄想を抱きながら、原作漫画を読まずに鑑賞。原作読むと心が弱くなる可能性を加味して。
一応、アニメなので実写のような生々しさは薄れてはいる。演出方法や編集方法、カメラワークやカット割り等々、アニメ-ションならではの観せ方を駆使しているので、そこは救われる。イジメのシーンや、自死しようとするシーンなども情報量の多さを放出することで、あまり深く考えさせないようにしているフォローがあるように思われ、以外とサラーっと追っていける。登場人物達の突拍子の無さも、演出方法としては良く出来ているのではないか。要はストーリーに余計なバックボーンを空想させないで、シンプルに思春期ストーリーとして読み取って欲しいという意図だ。現実ではありえる内容も、アニメ的手法によってオブラートに包めることで、非現実感を拡げ、観客の心をダウナーにさせない配慮が感じられた。
色々あったけど雨降って地固まるエンディングは、それでも心が荒ぶかもしれない観客に救いの手を差し伸べるフォローとして安堵させられる。罪と罰、贖罪、その先に待っている世界。アニメならではの本音ぶつけ合い直接的やりとりのデフォルメされたお伽噺故の救助で、身構えをしていた自分も衣を一枚一枚脱いでいく心地を得られる。今流行りの『セカイ系』とは対極な作品であり、非常に意義のある内容で満足をした。
良かったのか悪かったのか、『君の名は』と比較されてしまうのは、残念なのだが・・・ 俎上に乗せたくても一緒にするな、混ぜるな危険(苦笑)
原作未読で観賞
「本編」に関しては、君の名はより、こちらの方が良かった。涙もろい人は、ハンカチやティッシュ必須。
自分の頃は無責任な先生は幸いいなかったけど、やはりちょっとした嫌がらせというのはクラスにあったし、その点は感情移入して見ることができた。西宮妹の、最初の男設定以外は登場人物にリアリティもあった様に思う。
気になったのが、西宮はなぜ石田を恨んでいないばかりか、好きになってしまうのかという点。原作には詳しく描写されてるのでしょうか?しかし二人の様子は微笑ましいものなので、良しとする。
調べると、作者は障害やいじめそのものを表現するための漫画にしたわけではない、というのを見た。そちらがメインなら、石田を恨んで、再会後に復讐とか衝突という話もあり得る。そうしない所に作者のこだわりやメッセージがあると分かった。
最後にラブラブにならないのも、そのメッセージの邪魔になるということなのだろう。両思いの二人も見たかったけど、石田が昔したことを考えると、現実世界にはあり得ないことだと思うし、複雑なところ。観る側が受け身になるだけではなく、色々と考えさせられる、良い作品でした。本編は。
しかし、最後のクレジット部分の主題歌、あれはダメ。全く作品に合っていない。爽やかな登場人物、爽やかなエンディングの後にあの歌が流れることで、ぶち壊し。歌手の顔まで浮かんでしまった。歌ものにするならきちんと作品にとって不自然さのない人にすべき。歌じゃなくても、ピアノとかの綺麗なインスト曲でも良かったのでは。
綺麗だったし、考えさせられた、けど。
原作は連載中1巻ぐらいで辛くてやめました。
自分自身、身体的なことでイジメにあっていた過去があるのでなかなか見るのが辛かった!
もう大人になったし映画ならいけるかな、と思いみました。
映像はとても綺麗。
水のシーン、花火のシーン、病院での喧嘩?のシーン、ぐっ、と胸にくる映像でした。
ただ、終始、話が飛び飛びで雑に感じるし、主人公たちの小学生時代の周りがウエノ以外、カ◯ばっかり!!という印象がすごい…とくにカワイさん。
私なら絶対に許せない、というか今でも許してない。なのに主人公は許してる。強いなぁ。
私も強くなりたいな、そう思った作品でした。
話の要所はよかったけど映画としての作りが粗かったのでこれぐらい。
50点
なるほど
君の名は、見た後だから…。全然関係ないにしても、どーしてもね、なんとなく期待薄で鑑賞。
結果!想像と少しちがかったんで、良かったです。タイミングが悪かった?かな
ただ
主人公、怪我薄なのがなー
話はいいのに他がもったいない
京アニの劇場最新作ということで見に行きました。
結果からいうと期待外れ。つまらなくはないが…。
良かったところを挙げるとストーリーの構想自体はよくできています。
耳の聴こえない転校生に対するいじめから主人公やイジメを受けた少女がなんやかんやで惹かれあっていくという話の流れ自体は決してつまらなくありません。笑わせるところはちゃんと笑えたり重いだけの話ではなく,物語が動く後半からは結構楽しめました。
また演技が凄い。
耳が聞こえないつまり声が上手く出せないという設定の中ですか、声をうまく出せなくても言いたいこと伝えたい気持ちが伝わってくる演技で見ていて凄いなあと。
ではなぜ微妙だったか。
1つは序盤中盤の起伏のなさ。話の動かなさ。これがあまりにも退屈でした。
今回120分という長い映画ですがその内の殆どは退屈な説明です。
小学生時代イジメの主犯格だった主人公が逆にイジメに合う。そしてそのまま進学しその噂が広まり孤立し今に至る…。ここまでの説明にかける時間が序盤の殆どを占めていて話が全く平行線のまま。余計な部分が多過ぎると感じます。
そしてそれだけ時間をかけた導入部にも関わらず小学生時代のキャラの関係性がまったく描写されていない。ここが次の酷評に繋がります。
キャラの行動や設定がやっつけというか適当というか…かなり雑。
まず中盤から出てきた真柴。彼は途中からひょっこりでてきて所々にフォーカスされていますが結局最後まで何の活躍も解説もなく。何のためにでてきたんでしょう?
そして小学生時代に虐めに参加していた植野,佐原,川井。小学生以来の再開を果たし話が進んでいくのですが、小学生時代の主人公やイジメを受けていた西宮との関係性が全く描かれていなかった為,植野が実は主人公を気にかけていたり,実は好意的に思っている雰囲気になっても後付け感で少し違和感。
佐原も思った以上に西宮と仲が良く,佐原が離れた後も手話を勉強するほどだったとか,中盤以降「怖くて逃げた」とセリフがありましたが学校を離れた経緯も説明もなく観ていて,いきなりそういう設定がでてきた感じで違和感がありました。
川井に関しては掌の返し方がもう…最終的な雰囲気はいいキャラだったという終わり方をしていますがどうみても嫌なキャラのままの印象です。
西宮に関しても好きと告白するシーンが唐突かつまったく伏線でも何でもなかったり,直前に母親の誕生日ケーキを作ったり花火大会で家族と主人公仲良く楽しく過ごしているシーンからいきなり自殺を企てたりと話が繋がらない,急展開すぎることか多々あります。
といったようにストーリーの内容自体はいいのですがそれを組み立てていく間の工程や、登場人物の違和感が多々あり、観ていて「んー」といった感じのまま終わりました。
元の話自体は面白いため物語が動き出す後半は確かに面白いのですが終わり方が少し雑であったり泣かせられるところでも特に泣かしにくる感じではなくただ静かに終わっていくという観せ方でした。
全体的にみてなんかモヤモヤの残る感じでした。
以上の理由で2.5の評価です。素材は凄くいいのに組み立て方が下手だったという感じでした。2回目はいかないでしょう。
伝える、伝わるって難しい
限られた時間の中で原作の要所を上手くまとめた作品でした。
主人公である石田は昔ヒロインである西宮をいじめていました。しかしある日、虐めが学校にばれ、仲間だと思っていた友人達から虐められ、彼は人を信用できなくなります。そうして高校生になり、彼は周りのあらゆる声を聞くのを恐れ、耳を塞いで生きるようになってしまいます。
そんな時に彼は、西宮と再会し、彼女に贖罪をする事を通じて過去と、そして今と向き合います。
主人公は障害者をいじめると言う社会的にはかなり許されない行動をしたわけですが、主人公ものちに同じ虐められる立場になった事と、後悔の心情が丁寧に描かれていた事により、彼だけを責める気にはなりません。
この映画において主人公は「西宮と会話がしたかっただけ」で、その伝え方が分からなかっただけなのです。
最終的には子供の頃上手く伝わらない苛立ちから犯してしまった過ちを、主人公と西宮は互いに謝りあい許し、生きるのを手伝いあう事を約束します。
そこには障害も健常者も関係ありません。一人の人間として生きる為には、ちゃんと周りの声を聞こうとして、他者を受け入れることが必要なのです。
これは主人公と西宮の恋愛物語かというと、個人的には少し違う気もします。これは主人公が他人の声をしっかりと聞く事が出来るようになるまでの物語だと思います。
原作ではその他の登場人物にも一人一人丁寧に焦点が当てられていて、映画の印象だと少々嫌な奴だった植野などの心情もしっかり読み解けば理解できるような構成になっているのですが、尺の関係かその辺りは省かれていました。
こういった一人一人の声をしっかりと聞く事で全員に共感できるようにさせると言う原作のスタイルが好きだったのですが、この映画は本当に主人公の石田のみに焦点が当てられた構成。限られた時間なので仕方がありませんが、そこが少し残念でした。
それ以外は作画崩壊も見当たらず、声優さんの演技も素晴らしい。手話を多少は覚えて想像しないと二人の会話がわからない構成になっていて、視聴者からの登場人物への歩み寄りも求められるのも、作品のテーマの一貫性を感じる良い仕掛けとなっています。
人間関係にちょっと疲れてしまった方は、是非見て考えてみてください。
素晴らしい作品でした。
感情
小学校時代、障害の理解力が欠けているからといって、いじめはひどく悲しくなりました。
高校生時代、再び再会して償いかと思いきや、小学校のときから気になっていたことを認めたところ凄い感動しました!
最終的いい話でした!
’’自分自身、小学校のときたくさんいじめありました。
中学のとき、いじめあった、そこで両側を経験したからわかる’’
全ては、経験が気持ち心を育てると改めて実感した。
からかうのもいじめに近いのかなぁー
人生を見直すいい気かいかも知れませんね。
少年の成長に感動
聴覚障害の西宮をいじめていた石田はやがていじめっ子として周囲から孤立するようになり、自分にとって友達というものはいないという思い込みに縛られ高校生になっても孤立した状態が続くが小学校でいじめていた西宮の元へ行くことによってやがて周囲を巻き込み、再び友達と呼べるような存在が増えていく。幼い自分の過ちを反省することによって主人公石田の成長していく姿には感動いたしました。
原作読んだ人には物足りない
人と人との摩擦が本当に上手い原作だけに、今回の映画は非常に摩擦が薄く残念でした。
必要最低限の描写しかなく、石田、西宮以外のキャラの掘り下げがほとんどなく人間関係に説得力がありません。原作のドロっとして人間の汚い部分が見え隠れするあの展開が好きな人は物足りなく感じます。
そして石田と西宮母とのわだかまりの放置は本当に残念です。結弦の家出の件以来会ってない石田に対して誕生日会でのあの態度は緩すぎます。
原作では要所要所で石田に厳しい言葉を浴びせ、石田がめげず、西宮母は本当に少しづつ石田という人間を分かって行く過程がありますが、劇場版は全くなく、いきなり誕生日会に参加します。
なにも認められてない娘を虐めていたやつが家にいたらブチ切れます。そこの過程のところをちゃんと描いてほしかったです。
西宮お婆ちゃんの葬式も淡々としていて悲しかったです。
原作未読の方は楽しめると思いますが、原作既読の方は楽しめないと思います。(好きな場面やキャラの掘り下げが削られている為)
尺が足りないので仕方ないのですが、
本当に大好きな作品だけに今回の映画は非常に残念でした。
うーん、、無理やり感。
難しい人間関係をリアルに描こうとしてるんだろうけど、所々のご都合展開が少し鼻につく。
特に終盤。主人公が落下したときに助けたのがシマダ?そんな偶然あるのかと。
さらに退院後に簡単に仲直りしてるのもよくわからない。リアルに描くならここももっとリアリティを出してくれないと。退院後の尺が短すぎるのでは。
そもそも、あのグループのメンツはなんなんだ。橋の上でチリヂリになったシーンで主人公がぼやいたセリフはごもっとも。
あのメンツで仲良く遊園地にいける意味がようわからん。
クラスの違う植野とかただの嫌なやつで部外者すぎるし、ヒロインの妹がこんな同級生グループに入り込むか?
遊園地つながりでいうとヒロインが都合よく動画撮ってるのもなんだかなぁ
とにかく中途半端なリアルさに少々戸惑いながら、かなり引き気味に見てしまった映画。
それでいてハッピーエンドでもなく、心を無駄に削られたような、そんな後味の悪い作品だった。
大人は見たらいいかもね
ほぼ前情報なしで観てみました。
障害、いじめ、ひとり親などなど考えさせられることたくさん。
8割方、胃をきゅーーーっとさせられてましたが、誰かを守る大変さ、切なさを考えさせられてよい機会です。
年齢的な部分から、しょうちゃんママに激しく心振られました⇦そこ?
皆んないろいろあって、いろいろな人生です。
早見沙織の硝子にはもはや泣く以外ない
原作を読んでから3回鑑賞。原作からエピソードが削られているが、原作の良さの核の部分を活かした、良い映画にまとまっていた。君の名は。の美麗さは永野の「ゴッホよりもラッセンが好き」というギャグのようで、鑑賞する側が本当に求めているものか疑問だが、本作の美麗さは、心に問題を抱える主人公たちを包む世界まで暗くしないように配慮したものとのことで、意味がある美麗さになっている。のっぺらぼうな表情の君の名は。と違って、心情をうまく捉えた作画になっていて、そこにプロの声優の声が乗ると、本当にキャラクターが生きてもがき苦しみ喜んでいる様が実感できる。早見沙織の演技する硝子にはもはや泣く以外ない。真柴が若干謎キャラクターのままになってしまったが、エピソードの取捨選択の関係上、彼に暴力をふるわせないほうがいいだろう。現実世界にも部外者と身内の境界線上みたいなひとはいるし、これはこれで良かったと思う。映画づくりのエピソードが省かれたにも関わらず、永束くんの良さは存分に発揮され、観客も多くが笑っていた。将也の物語としては、あのエンディングは良改変といえる。結果、心を強く揺さぶられる傑作となっていた。
素晴らしき映像表現
なんというか、随所に表面上の意味とは別の、真の意味が込められてるように感じた
一例を挙げれば、序盤の、主人公とヒロインの喧嘩シーン
いじめられっ子に転落した主人公と、その主人公が中心になっていじめていたヒロインの取っ組み合いの喧嘩という
なんともやるせない気分になる場面なのに、背景はどこまでも美しく、光までもが差し込んでくる
凡百の演出家なら、背景は暗く、窓の外は曇りか雨、過剰演出を好む人なら雷まで鳴らしたりするところではないだろうか?
だが、この作品はそうはしなかった
なぜか?
それはこの場面が「破局」に向かうそれでは無いからだ
むしろ、考えようによっては、何をされても愛想笑いを返していた、言い方を変えれば「コミュニケーションを拒絶していた」ヒロインが
暴力という「形」ではあるが、初めて他者と本音でコミュニケーションを取った、「聲」を上げた場面なのである
場面の悲壮さばかりを強調するため背景を暗くしたりせず、場面に隠された真の意味を示唆するための映像表現だったように思う
アニメ映画の概念を覆す駄作
デートだったが、129分捨てた
頭が痛くなりました
30分アニメでも余る脚本と画力で
まさアニメ映画の概念を覆すクズさだった
君の名は。見直す方が懸命だった‥
いじめからの人の内面的変化がしっかり描かれてて凄く良かったです、
障害は持って生まれたものでその人が悪いわけじゃない。なのにそれが原因でいじめや嫌がらせを受ける。五体満足の生活が当たり前の人からしてみれば理解しきれない辛さがある。それを幼い頃から経験してるのにずっと優しくしていられる西宮は凄いと思った。主人公も昔いじめてたからいじめが帰ってきてそれが故に孤独になり自分との葛藤が描かれてるのが凄いリアルで立ち直るまでの話が綺麗にまとまってたから感動した。補聴器の件だって親が金払ってる所を見てない人と見た人でその後の味方や接し方が変えられてたのが良かった。人の声が生む出来事や印象っていうのがしっかり描かれてて昔いじめててもゆっくりと更生していくのが良かった。ただ島田だけは気に入らない。せめた橋か、助けた後会って謝るぐらいは欲しかったかな。それ以外は完成度高くて凄い良かったと思います。映画の時間できっちり収まってたしこの作品はアニメじゃなけて映画にして正解だったと思います。京都アニメーションの名作がまた1つ増えましたね
期待以上ではあった
原作を1巻だけ読んで観ましたが、所々説明が足りないかなというところがありました。
でも画が綺麗ですぐに引き込まれたし、気が付いたら終わっていたという感じです。
ストーリーとしてはとても良かったし、障害について考えるいいきっかけにもなりました。
ただいくら子供とはいえ登場人物がクズばかりですごく不快でした。
確かに子供は残酷だけど限度っていうものがあるし、でもそれはきっと育った環境にもよって、だからこそ周りの大人が教えてあげなきゃいけない。そういう意味では担任が一番クズ。
でも将ちゃんのお母さんもいいお母さんって感じに描かれてたけど本当はあなたがちゃんと見てあげてればあんなことしなかったかもしれないのに。
小学生時代のことは仕方ないとしても、高校生になってもみんな子供すぎて引きました。
特に自分大好き三つ編みメガネちゃんはもう黙っててって感じ。
まだ上野さんの方が可愛いげがある。
予告編観て硝ちゃんが飛び降りるっていうのはわかっていたけど将ちゃんが身代わりになるのにはびっくりして、将ちゃんママに対して西宮ママとゆづが謝るシーンは辛くて涙が出ました。
最後はハッピーエンドで良かったです。
色々書きましたが良かったからこそ書きたくなるもので。
西宮姉妹は可愛くて癒されたし、観に行って良かったです!
心に響きます。
終盤は、心の震えが連続的に訪れます。登場人物各々が自分の気持ちをさらけ出し、みんなと分かち合おうとします。さらけ出すってなんと素晴らしいことなんでしょう。
小学生の時の出来事は、障害を持っていても皆んなと一緒にやっていこうという者への嫉妬や差別、好奇心などで、自分でも整理出来ない様々な思いからのこと。少し大人になり自分を見つめ、一体どうしたいのか模索し、心と向き合い、放置していた事件のことをやり直して行く。そうすれば自分の本当の声が聞く事ができる。心と真摯に向き合う過程で自己否定が入り、自殺という行動に走ってしまうが、それはまだ自分の本当の声を聞けていない証。そこを超えた時に気持ちと行動が一致して良い結果が現れてくる。自分の心の声は、耳が聞こえていようがいまいが関係がないこと。硝子は耳に障害があるおかげで、自分の心の声はしっかりと聞いていた。だからイジメられても将也の事を好きだとわかっていた。この切なく一途な気持ちも感動ものです。何か名画のストーリー展開を思い浮かべました。
全112件中、81~100件目を表示