映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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前知識なしでDVD鑑賞 イジメ、自殺、障害、社会不安障害等を含んだ...
前知識なしでDVD鑑賞
イジメ、自殺、障害、社会不安障害等を含んだ
思ってたよりだいぶおもーい内容でした。
概ね楽しめましたが、もう一度観たくなるような感情は湧かず、、、どちらかというと、もう観たくない。
観るのがしんどい。
気に入らないことが、ちらほら、、
・成宮が優しすぎる。
・ゲスメガネ教師が気に入らなかった。
イジメの件でのクラス会で「お前だろ?」ってそんなどストレートなこと皆の前で今の先生は言わない気がする。
・補聴器8個壊れるまで、学校に通わせてる親に疑問。
小学(6年)なら聴覚障害でからかわれたり、イジメされるのは予想できる。
転校してきた理由ってあかされてましたっけ?
イジメられて転校してきたんでないの?
家中に、貼られた、生き物の写真もきもちわるかった。
これ見たら姉ちゃん自殺しないんじゃないかと思ってって。。。
キミ悪い。母ちゃんもよく許したなぁ。
成宮がベランダから自殺するところは、入り込んで、声がでてしまった。good
最後に❌の意味が主人公から、明かされるが、Xの意の推測をしながらみるのは面白かった。
(植野には、Xがついたり、剥がれたり)
あと転校初日に、成宮が耳が聞こえず、筆談で会話して仲良くなりたい。と伝えたところで泣きそうになってしまった。
君の名はを超えた涙量
とにかく映像が綺麗で惹きつけられました。 色遣い、構図、動き、音、...
再生
アニメ映画の枠を遥かに超えた大傑作!
後半はぼやけてしまった!!
考えさせられた
割と最初から最後まで重たくて苦しいと感じました。でもその苦しさがリアルでぐいぐい引き込まれていった気がします。
登場人物はわたしにとっては半分以上共感できない人でしたが、身の回りに必ずしも共感できる人ばかりではないのは現実世界でも同じなので、そこをえらく強調した感じなのかなぁと思いました。
石田くんがとにかく不器用で、見ていて苦しいけれど最後の世界が明るくなった感じ(京アニ独特の演出に思えました、綺麗でよかったです)が本当に、最後の最後で本当に救われたんだなぁと思い、思わず涙しました。
いじめ問題から目をそらさずにリアリティを持って描いているところ、声優も実力派の方々が多く演技に説得力があったところがとてもよかったです。見るのに体力使う気がします。(笑)
人間関係、性を感じ取れる映画。
死ぬまで考えていかなければならない人間関係という課題を少し物足りなさはありますが、幼少期から青年期を通してこのアニメはうまく表現していると思う。
この映画にはそれぞれの登場人物に理屈があるし、理由も分かる。人間だからこそ噛み合う部分があり、それぞれ個性があるからこそ噛み合わない部分がある。
大人になればいつの間にかわだかまりの雪が時と共に溶ける事もある。
人間として生まれて来たからには、良い事も悪い事も全部ひっくるめて人生と言う道を歩かなければならない。それをこの映画は教えてくれる。
悲観した人間は周りの人間の顔を見たく無くなる→顔バッテン表現方法と上手い表現部分があるが、表現の自由あるけれど規制はした方がいいと思うシーンもある。(お金を簡単に燃やすシーン、川に簡単に飛び込むシーン。等)
生と死の狭間を通じて人の性とは何かを実感出来る作品です。
若い人が優先で見て貰いたい。
色々もったいない
129分ですら短い、むしろテレビシリーズで丁寧に作った方が良かったのでは?と感じました。
原作は結構前に一度読んでそれっきりだったので割と初めて見る感覚で見ましたがまあ最初の5分で一度止めて継続するか止めるか迷いました。
もともと題材が苦手な内容だったのですがそれでも食わず嫌いはよろしくないと最後まで見たのですが
やっぱり短い
この作品って石田も含めてキャラ一人ひとりが見せ場が原作で結構あったかと思うのですが129分で収まる話ではありません
小学校の教師ですら出番が少な過ぎて原作読んでない初見には少々伝わりにくいのではと感じました
せめて前後編にしたほうがもっと丁寧に描けたのではないでしょうか
予算とか色々作る上で理由はあるかもしれませんが綺麗な作画でやってる分非常にもったいないです
強いメッセージ
ずっと泣ける映画
タフな世界で必死に生きる
トランプさんが大統領になったらタイヘンだタイヘンだと騒ぐのは、大地震が起きたらどうしようどうしようと心配することに似ている、と思っていた。自分にはどうしようもないんだから、せいぜい覚悟しておくくらいだよなあ、と。
それよりもっと目の前にいろいろあって、それでもう精いっぱいで。みんな誰もがいろいろあって、みんなそれぞれタイヘンで。小学六年生だって高校二年生だって、すごいタフな世界でその日その日を生きてるんだ。でも自分もそうだったのかなあ、それほどでもなかったと思うんだけど、もうほとんど忘れていて。
エンドロールはaikoだったけど、僕の頭のなかではミスチルのeverybody goesだった。
過ちを犯した少年の清濁合わせた成長物語
過去に決してやってはいけないような過ちを犯した少年少女が、それに見合った制裁や報復を受けてひどく傷つきながらも少しずつ贖罪して救われていく話。
過ちを犯した者がむごく傷つけられるのは世の道理であると思うし、それをリアルに表現していたと思う。反省の仕方も人それぞれで、自覚して後悔する者、自覚しながらも目をそらそうとする者、自覚できず同じ過ちを繰り返し続ける者と多様。キャラクターが多いのにそれぞれが役割を果たしているのも評価ポイント。
一度犯した罪の罰は赦されずに残り続ける傷もあれば、許されて癒される傷もある。報復で傷ついて成長する者もいれば、大して罰を受けず成長しないままのやつもいる。
そういった理想論では進まない現実もありありと描ききっていてとても感動した。
そう、許してくれないままのやつらもいるし、何も反省せず成長しないやつもいる。
聾唖は描けたが人間は描けてない
2016年における3大アニメ映画である「君の名は。」「この世界の片隅に」と、この「聲の形」。
劇場ではみれなかったのでDVDで鑑賞。事前の情報からそのナイーブな聾唖を取り扱った作品として、それを漫画及びアニメ映画化したこと自体は評価したい。
原作は未読。
見る前は題材からかなりハードなものであると覚悟はしていたが、少し拍子抜けしてしまった感があるのは否めない。
聴力に障害がある西宮という女の子は、性格上非常におしとやかで引っ込み気味。一方で石田という男の子はやんちゃで暴れまくり。小学校ではガキ大将的にクラスで暴れん坊を演じる。
そんなところに転校してくる西宮・・・だが、ここで引っかかるのが担任教師の対応の仕方。
純粋無垢であるがゆえに残酷な一面を持っている小学生を見る位置にいるにもかかわらず、西宮を紹介するとき、クラスに聴力についてを西宮自身で説明させようとする。
正直普通学級に聴力障害者を入れることすらも危ういという教育上の問題と差別上の問題が議論されている世の中で、この描写の不可解さは後々説明されるであろうと思って見ていたが・・・結局なかった。
原作ではあるようだが映画ではない。教師の滅茶苦茶な対応は結局説明されるようなこともなく終わってしまう。事の発端は石田でもなく植野でもなく、学校側じゃないのか・・・?
その後石田はそのやんちゃぶりから西宮に目をつけ、いじめを行う。その残酷さは非常にキツく見えるが、小学生という幼さゆえにこれは非常に納得し、心が痛くなった。
しかしその後やり過ぎたいじめに西宮と石田の立場が逆転する。西宮は相変わらずクラスから避けられ(ほぼ学校のせい)、石田は西宮にやってきたことと同じことをかつての仲間たちからやられる。それに至るまでの石田の母親が西宮の母親に補聴器の弁償代を銀行からおろすシーンはこの映画最高にして悲しいシーンと言える。
その後が巷で問題視されている西宮が石田に対して報復らしい報復をしないで、まるでいじめられ同士な態度で机の落書きを消しているシーンだが、これを見て自分は別段西宮が聖人であるように描かれているようには思わなかった。なぜなら西宮はそういう性格ではないし、やられた側であるが故にやりたくない意識が少なからずあったからだろうと思ったからだ。
といっても、落書きを消していることを知ったうえで掴みかかる石田の子供らしい行動と、それに対する西宮のイジメに負けるなとも言ってるような掴みかかるシークエンスには、少なからず西宮は報復の気持ちもあっただろうなとも。
序盤の小学校時代の話は非常に辛く見えたが、その分身に染みた。石田の母親の言葉「死ぬために用意したお金は使いたくない」という言葉は物語終盤まで引きずるいい言葉。
しかし中盤から非常に演劇じみた、作為的なキャラクター描写が連発しだして、泣くどころか所々で笑ってしまった。
特に河合という女の子にいたっては、正直コイツのほうがいじめられる対象として相応しいほど、いわゆるKYな思考を持ち合わしている。なぜこいつはクラスで好かれているのか意味がわからないほど滅茶苦茶わざとらしい。
その付き添いとも言う、名前も忘れてしまうほど薄い男の子のキャラクターが河合を通じて石田と友達になりたいと語った時、石田はすんなりと受け入れるが、後に石田は部外者呼ばわりして突き放す。
この時の石田の思考は非常におかしくて、それぞれのキャラクターに対して順番に卑屈なこと言い、順番に一言言っては去っていく(もうここらへんが非常に演劇っぽくて陳腐)のだが、いじめっ子がいじめられる側になって初めて痛感し、孤独になってしまったにも関わらず、石田は河合を通じて友達になりたいと語った男の子をすんなり受け止めて友達とみてしまうという、石田の悩んでることの軽さを象徴してしまっている。
周りの人間の顔をまともに見れず、言葉も聞けずという西宮と同じ障害を自らの意志で作り出し、他者に拒否感を醸し出している石田。にも関わらず友達になりたいという非常に非現実的かつ短絡的言葉だけで許してしまう石田。
この陳腐な描写が結局終盤まで尾を引いてしまい、物語全体を薄くしてしまった。
ただ、小学校時代での悪友でもあった植野という女の子に関しては、どこか石田に惹かれ、故に西宮に辛く当たるということで非常によく描けており、ぶっちゃけ石田一家と西宮一家、植野の3つで物語を成立させればよかったんじゃないかと思わざる得ない。
終盤に入ると、石田が(軽々しく)友達を突き放した原因が自分にあると思った西宮が自殺しようとする。
西宮からしてみれば、自らの存在が石田を苦しめ、石田を追いやったという、言ってみれば西宮が石田をいじめているという構造にもなっているが故にとった行動。けれども中盤の陳腐な石田と友達との瓦解が響いていて、西宮のこの行動も唐突に見えてしまっている。
結局のところ、キャラクター描写が中盤以降製作側の都合による匂いがプンプンしていて、いまいち現実感がなく、本気に見させてくれない。いかんせん原作が結構ボリュームがあるとのことなので、原作者とこの映画版の監督とのやり取りの難しさもあったんだろうが、
だとしても漫画と映画ではその文法が違うため、映画版は映画としての「聲の形」を見せてほしかった。
批判ばかりだが、見せるという意味では非常に効果的な演出が多々あった。
石田の母親の「死ぬために用意したお金なんて使いたくない」という言葉は終盤の自殺しようとする西宮にも通じるし、
病院で土下座する西宮母といったように、一見すると非常にやりすぎにも見えるが、心情を考えると非常に納得がいくし、心痛くもなる。
小学生時代、石田の母が札束を銀行から下すシーンなんかは、漫画では具体的な金額を言っていたが映画では札束という絵で表現し、それを石田が見て事の重大さを知るシーンも心にきた。
西宮が「好き」と言ったつもりだが伝わらなくて家のベッドの上で悶絶するシーンなんかもいい。
そういった、重い題材であるということを知らしめる所々のシーンは非常に良かったが、全体として見ると雑。
必要以上に台詞で心情を語ってしまうところもあるし、どこかアニメファン向けのキャラクターサービス的な部分も鼻についた。題材が現実的なのに誇張し過ぎる部分が多々あるとも言うべきか。
批判される覚悟がいる題材を作品に落とし込んだ原作者ならびに映画版監督さんには、純粋に凄いと言いたい。
けど作品的にはもっと頑張ってほしい。そんな映画だった。
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