劇場公開日 2016年9月17日

「いじめの悲情さ」映画 聲の形 Komoriさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0いじめの悲情さ

2016年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

この作品を観て感じたことは、耳が聴こえない人と健康な人が、意思を通じ合わせるのは難しいことだけど、通じ合わせようとすることがいろいろな人にとって大切なことなのだと思いました。人にはそれぞれ個性があり、みんな一人一人違うものをもっています。それが西宮硝子の場合は耳が聴こえないというものであっただけで、それ以外は他と何変わらぬ人であるとあうことであって、差別は良くないし、石田将也の場合も同じであり、みんなにとめられずにエスカレートしてきたいじめを一人で被り、善人になっていくのも石田将也の持つ個性だと思いました。この作品を観て考え方が変わりました!この作品には129分の中に沢山共感できたり、納得できたりと、様々なけれど内容の分厚いものがありました。この作品は感動します!
でもはっきり言うと、
「物語としては完璧。しかし映画としては不完全。」
だと思いました。なぜかと言うと、物語はとても良いと思います。しかし映画としては設定が不十分だったり、説明のないまま物事が進んでいったりしています。しかしそれは表現で大抵はカバーできてると思うので、作品としてもとても良いものだと思います。漫画原作の作品なので、漫画でしか表現できないもの、逆に映画でしか表現できないものがあったのだと思います。

Ks