「心に響きます。」映画 聲の形 kousukuさんの映画レビュー(感想・評価)
心に響きます。
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終盤は、心の震えが連続的に訪れます。登場人物各々が自分の気持ちをさらけ出し、みんなと分かち合おうとします。さらけ出すってなんと素晴らしいことなんでしょう。
小学生の時の出来事は、障害を持っていても皆んなと一緒にやっていこうという者への嫉妬や差別、好奇心などで、自分でも整理出来ない様々な思いからのこと。少し大人になり自分を見つめ、一体どうしたいのか模索し、心と向き合い、放置していた事件のことをやり直して行く。そうすれば自分の本当の声が聞く事ができる。心と真摯に向き合う過程で自己否定が入り、自殺という行動に走ってしまうが、それはまだ自分の本当の声を聞けていない証。そこを超えた時に気持ちと行動が一致して良い結果が現れてくる。自分の心の声は、耳が聞こえていようがいまいが関係がないこと。硝子は耳に障害があるおかげで、自分の心の声はしっかりと聞いていた。だからイジメられても将也の事を好きだとわかっていた。この切なく一途な気持ちも感動ものです。何か名画のストーリー展開を思い浮かべました。
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