溺れるナイフのレビュー・感想・評価
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溺れた
引き込まれました^^*
原作を少しだけ読んでいましたが、内容は全く思っていたのとは違い、それが逆に良く引き込まれました。
菅田将暉君の芝居は、昔から惹かれるものがあり今回も漫画原作とだけあり体重を落として臨み演技も素晴らしかったです。
火踊りのシーンも圧巻で見入ってしまいました。
大友君の役もすごく自然体で、出てくる度にほっこりしました。
恋愛映画とはまた違った作品で、私は好きです。
気になった点はカナが何を考えてるのかよく分からなかったことと、夏目がコウを追いかける時のBGMですかね^^;
今回見て良かったので改めて原作も読もうと思います。
役者の存在感。
原作のファンです。
内容は、無理もないですがかなりはしょられているので、何故こんなになるまで二人が惹かれ合うのか、命をかけることになるのか、が見えてこなくて、才能溢れるヒステリックな少女の恋に振り回されてるような気分でした。でもとにかく菅田さんの演技と存在感。すごい。美しい。火祭りの時は佇まいを見ただけでため息がもれるほど美しかったです。
小松さんの演技はすきではないですがあの少女と女の中間でしか表せないエロティシズムは彼女の持ち味ですね。存在がセクシーすぎて、ひぃー!ってなってました。
本編とは関係ないですが、予告映画が青春恋愛映画ばかりで本編始まる前に死にかけました。。つらい…
55点
引き込まれない
私はジョージ朝倉さんが大好きで
原作のファンでもありましたので楽しみにしておりました。
私が思っているこのマンガの肝は、
コウちゃんと夏芽の他者にはない特別感です。
よれ故にお互いの特別視です。
それがあって最後の「衝撃じゃけ」が生きてくると思います。
この映画はその”特別感”にかなり欠けています。
もっと最初にコウを特別な存在として確立して欲しいです。
でないと夏芽がなぜコウに惹かれたのかわかりません。
大友というふつうの男の子との対比も生まれていません。
コウを特別にしなければ
・コウと夏芽がなぜ別れたのか
・コウがなぜ高校生になってグレたのか
・カナちゃんがなぜコウに執着するのか
・むしろカナちゃんの存在意義
などいろいろとわからないと思います。
コウと夏芽が別れたことに触れるシーンで
「神さんでいてくれなくなったから」
といってほしかったですね。
挿入歌が意味がわからなかったとか
広能さんのカメラがチープにみえたとか
夏芽がバッティングセンターで大友に
「すきになんないよ」の声が聞こえにくいとか
夏芽が成功したシーンをわかりやすく描いて欲しいとか
言い出せばキリないのですが
もう既に言われていますが、雑ですね。
17巻を掻い摘んで2時間に濃縮するのは難しいですが
もう少し話の軸になる部分はしっかり描いて欲しかったです。
最後の着地点はやはり「衝撃じゃけ」なのですが
もう少し見つめあったようにしてほしかったです。
良さと悪さが均衡している…
今の映画界に欠かせない存在ですね、菅田将暉さん。芝居力には毎回圧倒されます。
重岡さんの芝居はあまり見たことなかったのですが、今回は色々合っていたのかな?
好感が持てました。(噛んだシーンをそのまま使うのも悪くないと思うけど、なんども出されると余計な気もしてしまいます)
ただ、何と言っても展開が早い。
予告編観たらもう観た気になってしまう映画が個人的にちょくちょくあるのですが、プロモーションに力入ってる分余計そう感じちゃいました。意外と、それ以上何も起きないのね…というか起こしてくれないのかーいという。
レジュメみたいな脚本で進んでしまう感じ…
前半が特にそれで、気づいたら後半に突入していた…だから、時間もそれぞれの人物像も相当変化してます。もちろん観客が想像で補う部分も必要だけど、あまりにも想像させるヒントになる要素が少なくてですね…
『何故あの2人が命張るくらいまで惹かれているのか』疑問なんです。
最後にあの決断を下すのには、決定打というか何か足りない気がしちゃいます。
夏祭りで一件があって、それが2人の足枷になっていることは勿論分かるし、どれだけ精神的な時間を停滞させているかっていうのも読み取ることは出来るけど…
キャストがインタビューとかで、撮影期間17日と言ってましたね…それもまた堂々と言えちゃうのも日本だなって感じです。
『短い期間で良くやったわね。』になる感じ。撮影前に下準備をしているのだろうけど、いざそれを形にする過程が雑すぎると思う。この作品に限らず、基本的に撮影期間であったり下準備であったり、1つのことにお金をかけてじっくり仕上げるっていう感覚がないのかなーって思います。
いい俳優が重宝されて忙しくなるのは分かるんだけど、本人のことを考えたら、それを何年も続けられるわけではないのだしもう少し考えてあげるべきだと思います。
レビュー、初めて書きました。長文…すいません。
『おとぎ話みたい』のグレードアップ
ロングショットの決まり具合に比べて、俳優の顔へのクロースアップに魅力が欠けるのが難点。菅田将暉-小松菜奈-重岡大毅の高低差が視覚的に丁寧に演出されているのは好感。火祭りは圧巻ではあるのだけど、菅田将暉の演舞はああいう編集でよかったのだろうか。その点、重岡大毅が小松菜奈にフラれるくだりで、彼が"俺ら東京さ行ぐだ"を歌うシーンは、カットを割らず引きで撮っているぶん深く感じ入る。
監督の代表作『おとぎ話みたい』でどうにも受け入れ難かった語りの混乱は原作があるためか、あるいは今回ベテランの井土紀州が共同で書いてるだけあってか、かなりすっきりまとまっている。
ちょっと気になったのは小松菜奈と菅田将暉が舟で海に出ているあたり。あの辺の二人の台詞は同録じゃないように思えるけど、考え過ぎ?
期待しないほうがよかった
綺麗だけど。
原作を読み込んで、予告も見まくって、とても楽しみにしていた映画。
出演者さんも素晴らしく、みなさんの演技も素晴らしい、どこを切り取っても綺麗で美しい撮り方。
菅田将暉さんの火祭り舞踊はずっと見ていたいぐらい、何度も見返したいぐらい魅了されました。
なのに、見た後何故こんなに心に残らない作品なんだろうか。
隣で泣くお客さんの気持ちが分からなすぎた。
展開が早すぎた?
原作を読み込みすぎて違いを探しすぎた?
大友と夏芽のほっこりシーンは見ていてとても幸せになりました。
こうちゃんと夏芽の惹かれ合う、深い関係を前半にもう少し強く残して欲しかった。
そうすることで、神社へ行ってしまう夏芽の気持ちにもう少し共感できたかも。
2人が心の何処かでつながっている感が
感じられなかったのが残念です。
原作を読まずに見た方が、純粋に楽しめたのかもしれません。
期待はずれ
知らなかったよ
知らなかったがスクールカーストの頂点な男女ですら青春はキツく辛いんだな。地獄のような青春時代は、別に俺らみたいなスクールカースト底辺だけに降って来るんじゃ無かったのか。
彼らの青春は大人によって壊され、大人に導かれ終演を向かえて行き、そこで付いたケチに自ら決着を付け、大人になって行くんだな。
でもやっぱその成長は、幸せかどうかは解らんよね、コウちゃんはたぶんそれを背負ったまま、たかだか地元ローカルのちょっとイケてるオヤジくらいで終わって行くだろうし、夏芽はきっと現実を強く生きながらも、自分の中のセカイだけを憧れに見つめて行くのだろう。
青春が終わるころにやって来る呪いはイケてるヤツにも、イケてないヤツにも平等に均等に降り注ぐんだな。
ストーリーに重みがない
原作のファンで配役が良く、期待していた映画なだけにがっかりしました。
撮影期間17日間という短い期間だったからなのか、ストーリーも台詞も演出も薄すぎる。
お金を払って映画館で見て怒りさえ覚えました。
まず第一にストーリー展開が早すぎます。
映画始まって五分で主人公とコウちゃんはお互いを特別視。(なぜ?)
写真集の撮影中コウちゃん「そいつはオレのもの」発言。(早すぎないか?)
主人公「写真集できた」(早すぎない!?)
コウちゃんと主人公が言い争うシーンは心情表現が不十分で、あれだと「なんでコウちゃんいきなり別れたがってるの?」と思ってしまう。
コウちゃんと夏芽が付き合ってた期間のシーンは「空ー!海ー!」と叫んでいるだけで、映画後半「そんなにコウちゃん大切だったの?」と疑ってしまう。
などなど……。
だらだらと書きましたが、つまりストーリー展開が早すぎるんです。
一つ一つのシーンがさくさく進みすぎて(特に前半)、かと思えば後半は主に大友関連のシーンで「そんなにそこ尺いる?」と思うシーンがあったり…。(カラオケのシーンなど)
そのせいで、登場人物たちの想いが軽く感じてしまうし、曖昧な台詞回しや表現にしすぎているせいで「えっ何が起こったの?」と思う方もいると思います。
もっと丁寧にストーリーを進めて欲しかったです。
また、所々雑だなあ…。と思う所も多々ありました。
主人公が転入してくるシーンでモブ生徒ワンテンポ遅く「プラムノナツメチャンジャ!(棒読み)」
有名なカメラマンのカメラが「本当にそのカメラでいいのか…?」と不安になる程おもちゃのようなカメラ。
挿入歌の「このタイミングでこのテンションの曲入れる?」感。
最後の司会者の棒読み、周りの観客エキストラ感。などなど…。
あと大友がたまに台詞噛むんですけど、噛んで「リアルだなあ」と感じるなら良いのですが、普通に「あっ台詞噛んだ」と思ったので、あの演出は完全に蛇足だと感じました。不必要に噛んだままのシーン流さなくていいと思います。
とにかく一言で、雑な映画です。
厳密にいうと、「監督が好きな(好きであろう)シーン以外は雑」です。
本当にそれがよく分かります。
「あ〜この監督こういうの好きなんだろうなぁ。」って。
少なからず映画作品はその監督の趣味が現れるものですが、これでは少し自己満映画過ぎるのでは?
映画を観てて、力の入れているシーン以外は「はいこのシーン入れましたよ。次のシーン行っても良いですよね?」という感じだと思いました。
一つの映画にするのが精一杯だったのでしょうか。
自分が興味がないシーンでも丁寧に作って欲しいな、と感じました。
少女漫画の中身のない実写化が多く、最近のこの流れにうんざりしていた中、溺れるナイフにだけは少し期待していたのですが、本当に残念です。
やはり何巻もある漫画全部を2時間に詰めて、かつ良い映画にしようというのは無理があるんだなと実感しました。
日本では一種の「漫画実写化ブーム」が起きていますが、私はやはり「ちゃんとした映画」を観たいと思いました。
このような映画作品が注目されるようでは、邦画の将来が心配です。
山戸結希はオリジナルでこそ輝く
今回外部から脚本家を入れてしっかり構造立てて話が構築されていて、脚本を読んだ時はその山戸結希らしくなさに驚いたものです。
でもそこは井土さん!さすがだなと思う話の運びで、脚本その物はとても面白かった。
だからこそ、劇場で愕然としました。
なにこの改編。
なにこの改悪。
ちゃんと計算された脚本を、
天才が感覚で直しちゃった結果、
いくつもの断片が混在したって感じでしょうか。
あとIQがめっちゃ低い感じになってましたね。
菅田くんの独白シーン、必要?
(セックス後の泣いてるシーンです)
重岡くんの『友達だよな』の繰り返し、必要?
カナちゃんが嫌いなのは分かるけどさぁ、そんなにシーン削っちゃう?
過剰演出も目に余ります。
山戸結希さん作品の持ち味なのかもしれないけど、
さすがにグルグル歩かせすぎじゃない?回りすぎじゃない?
椿を道路に散らしたシーン、あそこのカメラワークは狙い通りキレイでした。
水中に沈むシーンもキレイでした(タイトルバックは微妙だったけど)
白いワンピで失踪させるときの映像美、海の色、空の色、拘りがあって好きです。
菅田くんの祭りシーンの長回し良かったです。
でも!映画としては、根本的なところで破綻してる気がしちゃう!
久々に、早く終わらないかなあって、観ていて苛立ちました。
(原作は置いておいて、脚本と映画だけを比べた感想です。)
とてもロケーションが綺麗で、一つ一つの映画のシーンが一枚の絵のよう...
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