オケ老人!のレビュー・感想・評価
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デジタルめ!
ボケ老人に掛けている訳でしょ。
どうせなら『スイングガール』の様に本当に役者に演奏して貰う内容になれば良かったのにと感じる。
資本主義の欠点である資本の集中と芸術は分けて貰いたいものだ。
数学の教師やって、楽団を2件掛け持ちは物理的に不可能である。
また、お金を沢山投入した楽団が質が高くて、それからこぼれ落ちた楽団は『駄目』と言う概念。確かにその通りだろう。しかし、音楽なんてそんなものじゃ無い。そんな事は最初から分かっていると僕は思うが。
マァ理屈はともかく音楽を楽しもうよ。それに数学と言っても人に物を教える先生。ゆえに、この先生には最初から指揮者の叡智はあるはずだ。
兎に角、練習もやらずに打ち上げパーティや歓迎会をやっていては、下北沢地雷ストーリーになってしまう。
僕の知り合いの司書が、ある市民楽団で第2バイオリンをやっている。最終学歴は音楽とは無関係の文学部で、司書をやりながら演奏を続けている。彼らが演奏する『ブルックナー交響曲第9番』を聞いたが、大阪フィル、マエストロ朝比奈隆の振る曲と比べて、何ら遜色は無いと感じた。僕はね。
フランスの指揮者じゃなくて、日本の指揮者使えば良かろうと感じた。たとえは、井上道◯マエストロとかね。
プロとアマの違いは『楽しみましょう』と「楽しませましょう」だと思う。だから、質の高い演奏が望まれるわけでしょ。
6月2日 かつしかシンフォニーヒルズ於 ラフマニノフ交響曲 第2番
を鑑賞。やっぱり、オケはなんでも良い♥
タイトルが上手い(笑)
レンタルDVDで鑑賞。
原作は未読です。
タイトルに惹かれました。上手いこと言うなぁ、と…(笑)
主人公の成長物語を明るく楽しく、時に切なく描いた王道ストーリーには、抜群の安定感がありました。ベテラン俳優陣の円熟した演技も観ていて心地良かったです。
老人たちが悪戦苦闘しながらも、最後の花を咲かせるかの如く練習に打ち込む姿には、否応無しに涙腺を刺激されました。
何かに情熱を傾けるのに年齢なんて関係無い!
『リトル・マエストラ』との類似
エルガーの「威風堂々」がまったく酷い演奏だったというか、何の曲なのかわからないほどだった。『リトル・マエストラ』と同じ「威風堂々」だし、しばらくすると、どちらがどちらだか混同してしまいそう。こちらの方が若干コミカルだし、杏のコメディアンヌぶりも輝いている。
ライバル(?)となる梅が岡フィルハーモニーは、大沢(光石研)が中心となり、一斉に交響楽団を退団して旗揚げするという過去があり、演奏の上手くない老人ばかりが残ってしまった形だ。また、交響楽団の指揮者野々村(笹野高史)は電気修理の店を営んでいるが、近くに出来た大型電気店の社長が大沢だという因縁めいたものまである。しかも、野々村の孫和音(黒島)が大沢の息子と付き合っているというロミオとジュリエットのパターン。
どんどん上手くなっていく様子は『リトル・マエストラ』と同じだし、それほどのストーリーではない。凄いと思ったのは、千鶴が自宅に防音部屋をネットで注文して作ったり、妹の結婚式という嘘をついたために、団員から道祖神の彫り物を貰ったりする、わけのわからないコミカルさが印象に残る。
小さな巨人という異名を持つ世界的指揮者ロンバールさん(フィリップ・エマール)がフィルハーモニーよりも交響楽団の方が楽しいと言って、どんどん彼らと仲良くなったり、千鶴と同僚の先生(坂口)の恋の行方(?)とか、あまり意味のない伏線がダラダラした印象を与えているんじゃないかなぁ・・・長く感じた。
淡々と
主役は何故教師だったんだろうか?
教師が趣味のオーケストラに没頭し、教室で居眠りをする。
そんなの笑えるか?
ずるずると入団し、在籍し続ける様もだらしなくて嫌になる。
最後の合奏シーンはよかった。
暗闇の中で光る指揮棒。
幻想的だろうな。
良作
この規模の公開で丁寧に作られた作品だと感じた。杏がコメディエンヌとしての才能を十二分に発揮していて、主演として存在感があり、脇の若い黒島と坂口、そして笹野らオーケストラ軍団も非常に魅力的だった。ただ、ひとつ欠点があるとすれば杏が坂口に恋しているという設定は少し現実味にかけるように感じた。
オケOK。
朝ドラ再び!?というくらい安定したドラマは予定調和以外の
何物でもないが、安心して楽しめる快作。杏をはじめそれぞれ
のお年寄りそれぞれのセンスが楽しめる。失礼ながらタイトル
のオケをボケと置き換えていた自分だったが、劇中ではオケは
棺桶の方のオケと言われていて、そっちかい(^^;なんて慄いた。
特筆するような出来事はないけど、杏がエリート楽団に入団し、
扱かれ扱かれやがて自信を喪失していくあたり、、、もちろん
やらずに云々言うくらいならやれ!!と思う自分でも辛かった。
どんなに好きなものでも向いているとは限らない、向いてても
一流とまではいかない、そこそこの場所に甘んじるならいっそ
辞めたほうがいいのか、それとも続けたほうがいいのか、本当
にこればかりは自分で決めるしか方法がない。しかし杏の場合、
彼女を待ち侘びる老人達がいて、指揮を頼られる存在としての
立場は揺るがない。公私共に「先生」としての義務に押される。
教え子の恋愛相手からヒントを得たり、著名な指揮者の意外な
一面に触れたりと、そんなワケあるかい!と突っ込みたくなる
展開ばかりなのに(もちろん後半では)しっかりと感動できる。
(テープレコーダーだよ昔は。ラヂオ商会は無くしちゃいかんぞ)
あっという間の2時間
笑いあり感動あり!ハートフルコメディ。
老人ネタはズルいですよね。
クスッと笑えて涙腺を刺激されホロリと涙する。
ベテラン役者が皆いい味出してます。
数学教師の千鶴が間違えて入団した梅響は教え子のお爺ちゃんが指揮をする老人オケだった。
ひょんな事から千鶴は指揮をする事になるのだが…
梅フィルの指揮に有名なロンバールが来ると聞き千鶴は梅フィルのオーディションを受け入団するが猛練習の疲れから寝坊しクビになる。
そんな時、ロンバールの古いラジカセを野々村の爺さんが直した事で仲良くなりロンバールが楽曲提供を約束する。
千鶴は梅響の指揮者として一生懸命練習し、団員も増えコンサートを開催できるまでになった。
最大の見せ場…
コンサート会場でのハプニング。
突然の停電。
光るペンは電気屋の野々村爺さんがいつも持っている御守り。
真っ暗な中でも皆演奏出来るほど何度も繰り返し練習をしてきた。
何が起きても動じない彼らの素晴らしい演奏に感動した。
対立する梅フィルと梅響は家業でも対立していた。
大型店と個人商店など私生活でも負けていた野々村爺さん。
しかし今回の一件でお互いに協力し合う良い形に変わっていた。
全てがうまくいったかに思えたが…
千鶴先生の恋だけは逃げていってしまった…
第二第三の人生…楽しんで生きていきたいと思った。
客層はやはり高齢でした。
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